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受傷起点や整形外科的治療の特徴、機能予後を推察するために有用なレントゲン・CT所見の読影方法を実際の症例提示を踏まえてご紹介します。
このセミナーは受付終了しました。
講義概要 脛骨高原骨折は、外傷による膝関節周囲の骨折の中でも比較的多くみられる骨折 であり、荷重を受ける膝関節内の骨折であります。そのため、治療方法により機 能予後が大きく左右される骨折とされています。また、一般予後として関節可動 域は良好に獲得される傾向がありますが、荷重時の疼痛が残存しやすく、治療に 難渋するケースも少なくありません。 一方、大腿骨骨幹部骨折後では比較的荷重時痛は少なく、歩行の予後は良好に 経過すると言われております。しかし、脛骨高原骨折と比較して可動域制限が強 く残存するケースが多い傾向にあります。 それでは、上記2つの骨折で障害される機能が異なるのは何故でしょうか? この違いを明確にするためには、受傷時や整形外科的治療により損傷・侵襲され る軟部組織の違いについて理解を深める必要があります。本セミナーでは、脛骨 高原骨折・大腿骨骨幹部骨折の受傷起点や整形外科的治療の特徴についてお話し ます。また、軟部組織や機能予後を推察するために有用なレントゲン・CT所見 の読影方法について、実際の症例提示を踏まえてご説明します。しかし、実際の 臨床現場では画像所見と臨床所見がリンクしないことも多く、画像所見のみで治 療部位や機能予後を明確にすることはできません。そのため、予測された問題に ついてどのような検証作業が必要か、そのための軟部組織の評価・触診方法につ いても実技を通してご説明できればと考えております。さらに、その後の治療展 開として必要なトレーニングや軟部組織へのアプローチ方法についてもお伝えで きればと思います。 両骨折に共通する点としては、「免荷期間が長く、荷重や歩行を開始するまで の治療が非常に重要である」という点です。今回のセミナーを通して、免荷期間 に機能予後や問題となる治療部位を推察し、その後の治療も根拠を持って取り組 むための一助になればと考えております。
喜馬病院リハビリテーション部 理学療法士 川﨑 由希先生 学会 ・歩行時の左中殿筋の筋収縮に着目することで歩容が改善した左大腿骨近位端骨折の一症例 ・いざり動作練習により座位での浴槽跨ぎ動作の実用性が向上した頚髄症の一症例 ―左上肢支持での自立を目指して― ・左大腿外側部痛により長距離歩行の獲得に難渋した両側変形性膝関節症の一症例
喜馬病院リハビリテーション部 理学療法士 川﨑 由希先生
学会 ・歩行時の左中殿筋の筋収縮に着目することで歩容が改善した左大腿骨近位端骨折の一症例 ・いざり動作練習により座位での浴槽跨ぎ動作の実用性が向上した頚髄症の一症例 ―左上肢支持での自立を目指して― ・左大腿外側部痛により長距離歩行の獲得に難渋した両側変形性膝関節症の一症例
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