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学習理論を基盤とした積極的上肢訓練-課題指向型訓練とTransfer package-~熊本会場~

新しい視点から片麻痺へアプローチ!! 学習理論から導く新たな運動療法の可能性

このセミナーは受付終了しました。

対象 理学療法士作業療法士その他
分野 リハビリテーション
受講料 12,500円(税込)
開催日 2018年10月28日 開始:10:00 | 終了:16:00 | 開場:09:30
会場 水前寺共済会館 グレーシア 2階 孔雀
熊本県熊本市中央区水前寺1丁目33-18[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師   竹林 崇 先生
定員 60名
主催 株式会社gene
受講備考 ※当日会場にてお支払い下さい。
※開催日を含め7日前からのキャンセルについては、キャンセル料(受講料全額)が発生いたします。
関連資料

概要

【ねらい】
◆本講義は,運動学習を基盤とした脳卒中後の上肢運動障害に対するアプローチである
「Constraint-induced movement therapy(CI療法)」に含まれる「課題指向型アプローチ」、
「練習の成果を生活に反映させるための行動学的手法(Transfer package)」、
「量的な練習」を神経科学的な視点から学ぶことを目的にしている。
◆CI療法を学びたい方(経験年数不問)
◆上肢に関わる神経科学を学びたい方(経験年数5年目以下)

【講義概要】
近年、脳卒中後の上肢麻痺に対して、脳の可塑性をメカニズムとした運動機能回復を促す治療が多数発達しています。それらの効果は神経科学の観点から考察され、ニューロリハビリテーション(神経リハビリテーション)と呼ばれています。

上肢に対するニューロリハビリテーションにおいて重要な因子は、機能的な訓練に完結するのではなく、治療後の生活において常時使える「手」を作り「麻痺手の行動を変容」することで、治療後の短期的な効果だけでなく、長期的な対象者の麻痺手の機能や生活を見据えた治療が本質です。

この本質を達成するためには、治療コンセプトが重要となります。コンセプトとは、対象者の生活における目標を実現するための「課題指向型訓練」や訓練によって獲得した機能を日常生活に活かすための行動療法「Transfer package」があげられます。これらはニューロリハビリテーションの先駆けでもあるCI療法の治療コンセプトのひとつです。

これらのコンセプトを適切に利用することで、全てのニューロリハビリテーションの基礎となる「運動学習を基盤としたきめ細かな運動療法」を体現できると考えています。本講義では、普段の臨床に活かせる学習を基盤とした治療コンセプトを学んでいただき、皆様の普段の臨床の質の向上に少しでも寄与できることを目標としています。

プログラム

  1. <前半>
    1.CI療法の概論
    2.CI療法における麻痺手への量的練習の意義
    3.課題指向型アプローチの概論
    4.課題指向型アプローチにおける課題設定と難易度調整

    <後半>
    5.課題指向型アプローチにおけるインタラクションの意義
    6.課題の運営方法が運動学習に与える影響
    7.Transfer packageの効果と概要
    8.Transfer packageの実際

    ※プログラムは追加・変更になる場合がございます。

講師

  •  
    竹林 崇 先生

    大阪府立大学 地域保健学域 総合リハビリテーション学類 作業療法学専攻 准教授・作業療法士

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