概要

1989年から、完全自費に移行した話

1989年と言えば、まだ歯科業界に元気があった頃です。保険メインでも充分に経営が成り立ちました。そんな時代にもかかわらず、西村先生は完全自費のクリニックに転身したのです。

その理由は、保険診療に限界を感じたから。すべては患者さんへ、より良い治療を提供し、自分が心の底から納得できる治療を提供するためです。それから27年以上が経った今も、西村先生は完全自費で医院を経営していますが…

驚くべきは、予防歯科目的の患者数

西村先生のクリニックには、予防歯科を目的に来院する患者さんが増え続けています。なぜ、予防歯科の来院が多いのか？ もし、患者さんに予防歯科の重要性を理解させるのであれば、説得力の高い説明よりも、確固たる証拠を見せるべきです。

西村先生のクリニックでは、患者さんの口腔内から採取した細菌を顕微鏡で見せています。動き回る細菌を見た患者さんは、「こんなものが、口の中にいるのか！」とショックを隠せません。当然、日々の口腔ケアが大切なことを理解しますから、予防歯科に興味を持つのも当然です。

さらに、治療中、患者さんへ「拡大した口腔内映像」をリアルタイムで視聴してもらい、自分の歯にどのような問題が起きているのか？ どのように治療しているのかを直接実感してもらいます。

つまり、患者さんは自分が抱えるリスクを直視し、それを解決する治療に、これまで以上の価値を感じます。もし、先生が「予防歯科を軌道に乗せたい」と思うなら、ぜひ、西村先生のマイクロスコープ診療を学んでください。

プログラム

1. 09:30　開場・受付開始
   10:00　はじめに
   　　　　当院でのマイクロの使用状況
   　　　　マイクロ歯科治療の術者利点、患者利点は何か
   　　　　マイクロの活用と治療の実況生中継の意義
   　　　　エンドにおける無菌治療の確実性をあげるラバーダム隔壁法
   　　　　マイクロ歯科治療　実践編
   　　　　１）プラークの採取と位相差顕微鏡による口腔細菌の確認
   　　　　２）模型による2級小臼歯のCR充填（治療映像）の実際
   　　　　　　レーザーう蝕検知器、コンタクトリングの使用法
   　　　　　　各種マトリックスとウェッジの違い
   　　　　３）臼歯歯冠崩壊のひどい歯牙のクランプのかけ方
   　　　　　　天然歯での実習
   　　　　　　前歯の崩壊のひどい歯牙のクランプのかけ方とテックの作り方
   16:00　閉会
   
   ※12:00～13:00は昼食休憩となります(こちらでご用意します)

講師