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摂食・嚥下障害で効果が出せる知識と技術2日間セミナー 困ったケースで介護職・看護職・リハ職の連携がうまくいく臨床の実践

困ったケースで介護職・看護職・リハ職の連携がうまくいく臨床の実践

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開催日 2019年3月17日 開始:10:00 | 終了:15:30 | 開場:09:30
会場 リファレンス駅東ビル貸し会議室
福岡県福岡市博多区博多駅東1-16-14リファレンス駅東ビル[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

※「博多駅」筑紫口より徒歩約4分
講師 一般社団法人MSEP 副代表/大阪回生病院リハビリテーションセンター技師長/理学療法士 森 憲一
定員 40名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 <2日間>20,000円(税・資料代込み)
<1日>12,000円(税・資料代込み)
関連資料

申込セミナー

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申込 開催日 セミナー名 受講料(税込) 定員
2019年3月16日 摂食・嚥下障害で効果が出せる知識と技術2日間セミナー 困ったケースで介護職・看護職・リハ職の連携がうまくいく臨床の実践 20,000円 40名
終了
2019年3月17日 摂食・嚥下障害で効果が出せる知識と技術2日間セミナー 困ったケースで介護職・看護職・リハ職の連携がうまくいく臨床の実践 20,000円 40名
終了

概要

食事前の姿勢調整・摂食動作・呼吸調整手技・ムセや誤嚥時の対処法

2018年の同時改定では、健康長寿社会において高齢者の健康問題における低栄養予防のため、医療・介護分野でより連携を強化した取り組みが求められています。
現状、通所系サービスの現場では摂食・嚥下障害に対するアプローチ及び専門職との連携が少なく、ご利用者は一見、栄養状態に問題がないように見えても「低栄養または低栄養のリスクあり」の割合が多いことが示されています。また介護保険施設に入所している要介護高齢者の64%が摂食嚥下障害を有しているという統計もあります。
住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるためには、栄養状態の維持・改善のための摂食・嚥下機能の把握や介入、適切な食事提供が重要となります。
このセミナーでは、「むせる」「飲み込みに時間がかかる」「歯のせいで食べにくそうにしている」など、介護現場でよく目にする課題に対して、ご利用者の生活の質を高めるためのアプローチを摂食・嚥下の視点から学びます。

こんな方におすすめ

  • ・摂食、嚥下障害のご利用者へのアプローチに悩んでいる方

プログラム

  1. 「技術」「課題」の共有で多職種の専門職が適切なレベルで介助方法を導き出す

    <1日目>嚥下と呼吸の関係&ムセ介助【初級編】

    (1)摂食・嚥下に関わる器官の特徴と構造
    ・頭頚部の特徴について
    ・機能解剖について
    ・触察による舌骨、甲状軟骨の確認

    (2)運動学・生理学的視点
    ・運動学について
    ・筋収縮の生理学について
    ・神経機構とその障害について

    (3)姿勢と嚥下の関係
    ・姿勢と嚥下の関係について
    ・くびの角度と嚥下
    ・誤嚥防止機構と姿勢

    (4)呼吸と嚥下&直ぐに使える技術と熟達が必要な技術
    ・家族を含めた誰でも実践できる安全で即時効果が期待できるテクニック
    ・坐位での呼吸操作
    ・咳嗽介助によるムセに対する対応 ほか

    <2日目>摂食・嚥下障害をシンプルに整理し運動体験や実技【中級編】

    (1)ベッド上や車いす上でのポジショニング
    ・ポジショニング
    ・治療的誘導と介入
    ・筋の形態と徒手的治療手技

    (2)食事動作時の舌操作
    ・骨盤からの操作法
    ・頭頚部、舌のコントロール

    (3)電動ベッド・車いす等の福祉用具使用のコツ
    ・誰もが陥りやすいベッド操作の誤り
    ・車いすリクライニングとティルト操作

    (4)寝ているときの姿勢・呼吸アプローチ
    ・ゆっくり休めるための背臥位のポジショニング
    ・呼吸運動を用いた姿勢と起居動作操作

    (5)介護・看護・リハ職の操作が上手く楽になる体づくり
    ・正常運動の体験による分析とアプローチの創造
    ・頭ではなく体で技術を学ぶとはどういうことか ほか

    【講師】
    森 憲一氏(一般社団法人MSEP 副代表/大阪回生病院リハビリテーションセンター技師長/理学療法士)

    【詳細】
    https://www.tsuusho.com/swallowing/

受講されることで得られる効果

  • (1)正しい食事姿勢・食物残留音・呼吸状態の注意点が分かる
    (2)摂食・嚥下へのアプローチをに必要な知識と技術の共有の必要性が分かる
    (3)翌日の現場ケア・リハビリテーション場面ですぐに使える実技を体験

講師

  • 森 憲一

    一般社団法人MSEP 副代表/大阪回生病院リハビリテーションセンター技師長/理学療法士
    森 憲一

    京都府出身。1998年 PT免許取得後、田原病院を経て 2004年大阪回生病院入職。2013年より同技師長 及び 神戸大学臨地准教授。2018年より(一社)MSEP副代表に就任。現在まで、PT・OT・ST・柔整・鍼灸の大学及び養成校 14校 延べ20学科の授業を担当し、現在 養成校7校の教壇に立つ。徒手・脳卒中・地域・臨床教育 合計4種の認定理学療法士資格を取得し、これまで(公社)全国理学療法士協会及び(公社)大阪府理学療法士会 主催講習会にて教育に従事。国内外で研修・講習会活動を実施している。摂食・嚥下障害、メンズ&ウィメンズヘルス、運動器疾患、脳血管疾患、呼吸 合計5つの現職者講習会 講師を経て、現在3つの講習会を担当している。主な講義・研究は、『骨格筋の基礎知識と臨床応用』『摂食・嚥下障害の評価と治療』『脳卒中の評価と治療』『股関節疾患に対する評価と治療』『臨床現場における教育』『職場におけるマネジメント』『メンズヘルス・ウィメンズヘルス』であり、現在まで13本の執筆・投稿・監修・Web教育システムへの投稿を行っている。

    - 摂食・嚥下障害の方へのアセスメントで注意すべき視点 -
    食事姿勢・食物残留音・呼吸状態の3点です。頸部が伸展した食事姿勢では、咽頭と気道が一直線となり誤嚥リスクが高くなります。それを防止するための座位姿勢調整が必要です。また、治療者・介助者が食事を口まで運ぶ場合、その軌跡により頸部の注意を払う介助方法が重要です。嚥下後、食材や水分が残存すると発声時に“うがい”様のゴロゴロとした音(湿性嗄声)が聴かれます。リスクが高い方には、頻回に発声での確認を行うか、頸部聴診が有効です。嚥下時には呼吸が一時停止します。ゆっくりとした呼吸では飲み込みは容易ですが、姿勢や疾患が原因で呼吸が浅い場合は注意が必要です。嚥下の前に、大きな呼吸ができる操作が必要です。

    - 多職種協働で効果を出すためのコツ -
    知識と技術の共有です。座位・臥位でのポジショニング・福祉用具の使い方の技術、リスク管理の知識の共有あります。施設内での勉強会は、これら知識と技術の共有には有効です。

    - 今セミナーの参加しどころ -
    食事前の姿勢調整・摂食動作(操作)・呼吸調整手技・ムセや誤嚥時の対処法など、次の日の仕事から直ぐに使える知識と技術です。

    - メッセージ -
    摂食・嚥下障害をシンプルに整理し、運動体験や実技を交え知識と技術をお伝えします。苦手意識がなくなり、明日からの仕事で使える知識と技術が増えます。患者様・利用者様を思う熱い気持ちを持った皆様と、一緒に勉強できることを楽しみにしています。

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