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-PMDA公開のCTDと審査報告書から学ぶ- 早期承認取得のために求められる 日本語におけるメディカルライティングテクニックの考察

【情報機構】

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開催日 2019年4月5日 開始:10:30 | 終了:16:30 | 開場:10:00
会場 [東京・大井町]きゅりあん5階第3講習室
東京都品川区東大井5-18-1[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 株式会社メディライト 代表取締役 幕田尚幸 氏
定員 30名
主催 株式会社 情報機構
受講備考 1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,640円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引

以下、申込要領をご了承のうえお申込み下さい。

<申込要領>
※受講料のお支払いは、原則として開催日までにお願いいたします。
  当日会場でのお支払いも可能です(請求書に同封の振込連絡書にてその旨ご連絡下さい)。

※申込後、ご都合により講習会に出席できなくなりました場合は、代理の方がご出席ください 。
 止むを得ず欠席の場合、弊社事務局迄ご連絡下さい(受付時間9:00-17:00)。
 以下の規定に基づき、料金を申し受けます。
 開催日から逆算(土日・祝祭日を除く)して、
  講座5日前以前での欠席のご連絡:受講料は頂戴いたしません
  講座3日前~4日前での欠席のご連絡:受講料の70%
  講座当日~2日前での欠席のご連絡:受講料の100%
  セミナー開始後のご連絡なき場合の欠席:受講料の100%

※最小催行人数に満たない場合等、事情により中止になる場合がございます。
   講座の中止・延期に伴う、会場までの宿泊費・交通費等(キャンセル料含)の補償は
   致しかねますのでご了承ください。

詳細はhttps://johokiko.co.jp/seminar_medical/AA190433.php
関連資料

概要

■講座のポイント
 PMDAのサイトに公開されたCTDとその審査報告書を検討すると、どのような照会事項のやり取りが行われたのか推察できるものがあります。そこからは早期承認取得のためにはCCDP(Complete clinical data package)の概念を満たす開発戦略の策定が極めて重要であり、また、この開発戦略に基づいて実施された臨床試験結果を的確に示せるメディカルライティングの技量が必須であることが考察されます。
 本講座では、上述の公開されたCTDと推察される照会事項を基に、これと関連付けられる弊社が今までに見聞きした照会事項を紐解くことにより、開発戦略策定およびCTD作成時の留意点について丁寧に解説します。また、がん治療領域等において極めて高価な薬剤の承認が相次ぐようになり、医療費の増大が財政に与える影響が無視できなくなりつつあります。これに伴いPMDAの新薬を承認する際のスタンスが変化してきたと感じられますことより、今後の開発戦略における医療経済学的な観点からの考察も織り交ぜながら講義を進めたいと考えております。なお、本講座の内容はCTD作成経験が豊富な方の要求レベルを満たすものと考えますが、これからメディカルライターを目指す方にもぜひ知っておいて頂きたい内容でもありますことより、初心者の方でも理解できる平易な解説に心掛けますのでご参加をお待ちします。

■受講後、習得できること
・メディカルライターが書くべき文章に求められる基本的要素について
・承認取得に際して求められるCCDPの概念の理解
・CTD2.5、2.7.3、2.7.4、2.7.6の作成において配慮すべきポイント
・「臨床的位置付け」がPMDAから問われた場合の対処方法
・国際共同治験に本邦が参加する場合の留意点

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・ICH M4ガイドライン「コモン・テクニカル・ドキュメント(CTD)作成要領」(医薬審発第899号)

■講演中のキーワード
CTD、CCDP、臨床的位置付け、用量反応性、経済毒性

プログラム

  1. I メディカルライティングとは
      1. 文章事例から学ぶメディカルライティング
      2. メディカルライティングの基本
      3. 客観的で説得力のある文章とは
      4. メディカルライティングに求められる本質

    II 開発戦略策定時の留意点
      1. 用法・用量の設定根拠
      2. 用法・用量の設定根拠に関するPMDAの見解
      3. 用法・用量設定根拠作成手順
      4. 臨床試験成績を設定の根拠として引用する際の科学的価値
      5. 設定の根拠として資料を用いる際の留意点
      6. 有効性評価項目の設定根拠
      7. 目標症例数の設定根拠
      8. 目的による臨床試験の分類
      9. CTDにおける根拠の書き方

    III 日本が国際共同治験に参画する際の留意点
      1. 被験者背景について
      2. 日本人における至適用法・用量について
      3. 日本が国際共同治験に参画する際の留意点
      4. 国際共同治験の落とし穴

    IV 海外臨床試験結果を評価する際の留意点
      1. 「海外臨床データを受け入れる際に考慮すべき民族的要因について」が意味するもの
      2. 「海外臨床データを受け入れる際に考慮すべき民族的要因について」を根拠としてPMDAが求めるCCDP
      3. 海外のClinical data packageが受け入れられる条件
      4. 新地域における比較試験が通常必要となる例
      5. 新地域における安全性に関するブリッジング試験例
      6. 承認取得に向けての理論構築について

    V 「臨床的位置付け」を考察する際の留意点
      1. 臨床試験結果における統計学的有意差の臨床的意義について
      2. 製剤の特徴もしくは臨床試験結果に基づく有効性の考察が論理的に構築されているか
      3. 本邦の医療現場における必要性から見た当該薬の開発意義はあるか
      4. リスク&ベネフィットが客観的に考察されているか

    VI CTD2.5、2.7.3、2.7.4、2.7.6作成のポイント
      1. 公開されているCTDを比較検討してみよう
      2. 2.7.3および2.7.4作成時の留意点
      3. 2.5作成時の留意点
      4. 海外臨床試験の2.7.6作成時の留意点

    VII CAR-T療法申請にみる経済的毒性の考察
      1. CAR-T療法とは
      2. 財政制度等審議会・財政制度分科会の見解
      3. 医療保険部会における委員の主張
      4. 高度先進医療の行き着くところとは?

講師

  • 株式会社メディライト 代表取締役
    幕田尚幸 氏

    ■経歴
    昭和62年3月 明治薬科大学薬学部製薬学科卒業
    製薬会社の研究所にて機器分析を担当後、臨床開発に10年以上携わり、平成15年4月に(株)メディライト設立。
    *導入薬の評価 /開発戦略の提案/治験相談資料の作成/治験薬概要書作成・校閲/治験実施計画書作成・校閲/総括報告書作成・校閲/治験マネージメント/教育研修の実施/論文作成/翻訳/その他の臨床開発支援業務を主に受託

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