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【実技あり!】成人期や高齢期とは大きく異なる知識や技術を要する小児期の食支援!実技を交え、障害のメカニズムや実際の対応例について学びます
このセミナーは受付終了しました。
【ねらい】 本講演では、支援者の臨床現場を想定し、対象児者に対し、より安全で、より本人らしい食べ方をどう設定したらいいのか中心に、ICFの立場から構成しました。 さらに、小児期(先天性)の摂食嚥下障害児者への支援にとどまらず、後天性の摂食嚥下障害者の支援への臨床応用が可能でしょう。とくに全身の姿勢運動障害を伴う対象者への摂食嚥下リハビリテーションの幅が大きく拡がるものと思います。 ぜひこの講演が臨床業務の一助になることをご期待ください。 【講義概要】 なぜこの子は生まれてきたのか! 死んだほうがいいと思わないか? もしお母さんにこのような質問をされたら、われわれはどうお答えしたらいいのでしょうか。 家族は24時間365日、障害児者のことで悩み続けており、疲弊しております。 この対象児者や家族をどのように支えたら良いのでしょう。 受講者は本講演受講によって障害児者や御家族へのとらえ方が大きく変わるのではないでしょうか。 また小児期だけでなく、後天性の摂食嚥下障害者、なかでも姿勢や運動障害を伴う対象者への支援が拡がるきっかけになるのではないでしょうか。 ダウン症児、知的障害児、自閉症スペクトラム児、注意欠陥多動障害児、口唇口蓋裂児、脳性麻痺児ほか。また彼らの成人期。 成人期や高齢期の食支援とは大きく異なる知識や技術を要する小児期の食支援。 ここでは口やのどだけではなく全身の成長、発達心理、摂食嚥下獲得過程、家族心理ほか、トータルアセスメントやアプローチが求められています。 よくやりがちな単なる嚥下体操では姿勢や運動障害を助長することがあります。 それでは中枢神経系疾患の障害の特徴とその支援はどう捉えたら良いのでしょう。 講演では比較的敬遠されがちな基礎医学をわかりやすく解説、次に障害のメカニズムや実際の対応例について実技をまじえて学びます。 また定型的な食機能の獲得過程を解説しながら、小児期の摂食嚥下の問題を明らかにします。 本講演では終始、教科書的な対応にのみこだわるのではなく、対象児の食べ方の異常性を認めつつ、家族の対応力を考慮に入れ、人生史を視野に入れた支援の試行錯誤過程を紹介します。
牧野 日和 先生
愛知学院大学 心身科学部 健康科学科 准教授・言語聴覚士
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