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生と死をつなぐケア

村瀨孝生(特養よりあいの森・施設長)1日セミナー!

このセミナーは受付終了しました。

開催日 2019年7月19日 開始:10:30 | 終了:16:00 | 開場:09:30
会場 長野県教育会館
長野県長野市旭町1099[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 特養よりあいの森・代表 村瀬孝生
定員 40名
主催 株式会社円窓社 なるほどケア塾
受講備考
関連資料

概要

◎老いとぼけに関わるヒトの世界は、真面目で滑稽な出来事であふれています。そこから創られる介護に希望はあると思います。27年目を迎え、ふたつの宅老所とひとつの特養を運営する「よりあい」の現状とこれからを、たっぷりご報告します。

プログラム

  1. [プログラム]
    1、生活を共に創る ―主体を大切にするケア
    キーワードは「わたしとあなた」、「生身の主体」、「わからない」、「合意」、「自由」。今日の私は、昨日の私と同じではありません。プランと標準化された介護は、お年寄りと介護者を過去に縛り付けてしまいます。介護される側もする側もイキイキしたい。お年寄りと一緒に今日を創りましょう。

    2、作業からの脱皮 ―ひとりに添うケア、集いを楽しむケア
    スタッフの中心的な仕事は、お年寄りのそばに一緒にいること。一緒に美味しいお茶を飲み、一緒に食べる時間を楽しむこと。集いによる「場の力」は個別ケアを豊かにします。介護を作業にしないために大切なことは、現場裁量とスタッフの柔軟なチームプレーです。

    3、介護を地域に還す ―ひとりを支援するケア
    とにかく施設に鍵をかけません。行動を抑制するために薬漬けにすることもしません。そのためには、施設から外に出て歩くお年寄りの見守りを、地域住民のひとりひとりにお願いします。その積み上げが地域ケアを創る可能性を持っています。さらに、地域ケアは労いを生むのです。

    4、看取りケアの作法 ―暮らしの中にある死
    看取りは、あくまで暮らしの延長線上にあります。スタッフは合宿さながら、その臨終を家族と共有してきました。日頃から五感をフルに活用して「体を触る介護」は、寿ぎのある死に着地します。医療からもっとも遠い場所でこそ、人間的な看取りが可能となるのです。

講師

  • 村瀬孝生

    特養よりあいの森・代表
    村瀬孝生

    1964年、福岡県飯塚市生まれ。東北福祉大学を卒業後、特別養護老人ホームに生活指導員として勤務。1996年から、「第2宅老所よりあい」所長を務める。2015年4月より現職。著書に『ぼけてもいいよ』(西日本新聞社)『看取りケアの作法』(雲母書房)など多数。

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