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GMPバリデーション 入門講座

~新任者/管理者のための計画・実施・マネイジメントのポイントを解説~

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開催日 2019年5月27日 開始:10:30 | 終了:16:30
会場 江東区産業会館 第1会議室
東京都江東区東陽4-5-18[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 (株)ミノファーゲン製薬 顧問  脇坂 盛雄 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考 ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。

■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
関連資料

概要

バリデーションは品質を確保するために実施するものである。バリデーションがどこまで必要かは難しいところであるが、その判断が実務担当者(バリデーション計画作成者)に任され、それを管理者は承認している場合が多い。重要なことはバリデーションが必要か、バリデーション適切かの判断が管理者に求められる。本セミナーはマネイジメントする立場からのバリデーションを新任者のレベルから、バリデーション責任者としてやるべきことを説明する。バリデーションを行う事例なども紹介する。

プログラム

  1.  1.バリデーションの導入
      1)バリデーションは何のために行うか
       ・何故医薬品製造にGMPなのか?
       ・GMPのどこにバリデーションが必要か
       ・バリデーションで品質保証
      2)バリデーションとは
     2.バリデーションに関する通知等
      1)PIC/SのGMPガイドライン導入に伴う6つのギャップ
      2)GMP省令施行通知のバリデーションについて
      3)GMP事例集(2013年)のバリデーションに関するQ&A
      4)日薬連発第279号(平成30年4月10日)
       「錠剤やカプセル剤の SP 包装や PTP 包装の充填から
         包装までの工程におけるバリデーションの取扱いについて」
      5)PIC/SのGMPガイドラインのバリデーション
     3.バリデーションの概論
      1)適格性評価
       ・設計時適格性評価(DQ)
       ・据付時適格性評価(IQ)
       ・運転時適格性評価(OQ)
       ・稼動性能適格性評価(PQ)
       ・URSについて
      2)機器のキャリブレーション
       ・キャリブレーションとは何か
       ・キャリブレーション期間設定と逸脱の対応
      3)プロセスバリデーション
       ・プロセスバリデーションとは何か
       ・予測的バリデーション
       ・同時的バリデーション
       ・回顧的バリデーション(前は認められていた)
       ・再バリデーション
       ・変更時の再バリデーション
       ・定期的な再バリデーション
      4)空調システムバリデーション
       ・差圧/温度/湿度/風量/塵埃数
       ・環境モニタリング
       ・GMP調査での指摘事項例
      5)製薬用水の管理とバリデーション
       ・製薬用水の選択
       ・水質の管理(水道水、精製水、注射用用水)
       ・水のロット管理
       ・ユースポイントでの評価
       ・固形製剤での水による微生物汚染とその対処事例
       ・GMP調査での指摘事項例
      6)洗浄バリデーション
       ・何故洗浄バリデーションが必要か
       ・残存基準
       ・洗浄方法
       ・洗浄評価方法
       ・PIC/S GMPガイドラインのホールドタイムについて
       ・GMP調査での指摘事項例と洗浄バリデーション不備による製品回収
      7)コンピューターバリデーション
       ・何故コンピューターにバリデーションが必要か
       ・CSVとは
       ・文書システムと電子承認/電子記録システム
       ・GMP調査での指摘事項例
       ・部品交換がプログラミンに影響した事例
       ・データインテグリティとFDAのWarning Letter
      8)分析バリデーション
       ・新規試験方法
       ・代替試験方法
       ・サイトバリデーションでの失敗事例
       ・公定書を適用する場合
      9)製品回収が多い溶出試験のバリデーションで注意すべき点
       ・安定性モニタリングでの溶出試験不適合による回収
       ・変更時の溶出試験に留意する点
       ・溶出試験のリスクマネイジメント
      10)注射剤のバリデーションで注意すべき点
       ・注射剤のバリデーションの重要性
       ・既存品のオーバーキルでない滅菌条件での無菌性保証
       ・オーバーキルでない注射剤の他社製造への委託時の課題と実例
     4.バリデーションのSOP
      1)目的/適用範囲
      2)責任者
      3)バリデーション文書例
     5.バリデーション・マスタープラン(VMP)
      1)バリデーションの実施対象
      2)バリデーション・マスタープランの作成
      3)バリデーションの方針
     6.バリデーションの実施
      1)新製品のバリデーション
      2)変更時のバリデーション
      3)定期バリデーション
     7.バリデーション計画書/結果の確認時の注意点
      1)計画段階
      2)結果/逸脱発生時の対応
      3)どのような変更管理にバリデーションを行うか
     8.変更管理時のバリデーション実施
      1)変更管理のフォーマットとバリデーションの関係
      2)どこまでバリデーションを行うか
      3)再結晶の設備1/10⇒フルスケール(変更管理)時のバリデーション失敗
     9.バリデーションの失敗事例
      1)DQの不備による異物問題
      2)全数検査機のPQ不備における印刷不良
      3)触媒管理の不備における失敗
      4)判定基準の設定不備によるPV失敗
      5)PVではカバーしきれないことへの対応
     10.バリデーションに関する当局の指摘事項
     11.人が創る品質/Quality Culture

講師

  • (株)ミノファーゲン製薬 顧問 
    脇坂 盛雄 氏

     ≪ご専門≫
      医薬品の品質管理/品質保証
     ≪ご所属など≫
      東薬工局方委員会委員(2年間) http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/indexframe.html
     ≪ご経歴≫
      1979年4月にエーザイ(株)に入社。検査部、人材企画室、生産物流本部、
          信頼性保証本部 品質保証部  統轄部長 品質保証責任者(品責)を経て
          定年退職後、現職に至る。

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