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アトピー性皮膚炎の病態・診断と今後求められる新薬像【大阪開催】

~生物学的病態に始まり患者の病態を全人的に理解したうえで、治療のアンメットニーズを整理し提案いたします~

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開催日 2019年7月12日 開始:13:00 | 終了:16:00
会場 ドーンセンター 4F 中会議室3
大阪府大阪市中央区大手前1-3-49[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター 片岡 葉子 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考 ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。

■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
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概要

 アトピー性皮膚炎は乳児から成人まで全人口の約1割前後にみられる疾患であるが、重症化すると患者・家族・社会にとって大きな負担となる。本症は治りにくい疾患とされ、様々な新規薬剤の開発が進んでいる。
 しかし、本症の病態は複雑で、なぜ治りにくいのかを深く理解することが求められる。
 演者は数多くの重症患者を診療する中で、アトピー性皮膚炎診療の現状には数多くの落とし穴があり、その解決によって治療効果が相当改善することを見出してきた。生物学的病態に始まり患者の病態を全人的に理解したうえで、治療のアンメットニーズを整理し提案する。

プログラム


  1.  1.はじめに
      1-1 アトピー性皮膚炎はなぜ重要か?
      1-2 疫学
      1-3 アトピー性皮膚炎治療の意義・目的

     2.アトピー性皮膚炎の診断
      2-1 日本皮膚科学会の定義
      2-2 診断基準
      2-3 鑑別すべき疾患
      2-4 臨床症状
      2-5 合併症
      2-6 血液検査の意義
      2-7 皮膚テストの方法と意義
       2-7-1 プリックテスト・皮内テスト
       2-7-2 パッチテスト

     3.アトピー性皮膚炎の病態
      3-1 Ⅰ型アレルギー? Ⅳ型アレルギー?
      3-2 遺伝的因子
       3-2-1 遺伝子変異と生体の機能変化
      3-3 皮膚のバリア機能障害
      3-4 神経免疫学的因子
      3-5 免疫学的機序
       3-5-1 自然免疫系
       3-5-2 獲得免疫系
      3-6 細菌の関与
      3-7 全体をとらえると
      3-8 難治例の病態

     4.アトピー性皮膚炎の治療
      4-1 治療の3本柱
      4-2 スキンケア
      4-3 悪化因子の対策
      4-4 薬物治療
       4-4-1 外用薬
        - ステロイド外用薬
        - タクロリムス外用薬
       4-4-2 全身投与薬
        - 抗ヒスタミン薬
        - 免疫抑制薬
        - 生物学的製剤
      4-5 紫外線治療

     5.病態に基づく新規治療薬と現在の開発状況

     6.なぜアトピー性皮膚炎は治りにくいのか?
      6-1 病態理解の落とし穴
      6-2 皮膚炎症・病勢把握の落とし穴
      6-3 薬物治療戦略の落とし穴
      6-4 アドヒアランスの落とし穴
      6-5 慢性疾患治療の落とし穴
       6-5-1 ライフサイクルとアトピー性皮膚炎の経過
       6-5-2 疾病の経過修正を意識した治療介入

     7.症状および治療効果の評価指標
      7-1 自覚症状
      7-2 他覚症状
      7-3 QOL
      7-4 Long-term control

     8.アトピー性皮膚炎治療のアンメットニーズ
      8-1 戦略的な薬物治療の重要性
      8-2 既存薬でここまで治る
      8-3 既存薬、改善の余地
      8-4 既存薬で治らない病型・症状

     【質疑応答・名刺交換】

講師

  • 地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター
    皮膚科
    主任部長
    片岡 葉子 氏

    【専門】皮膚科
    【学会活動等】
    ・ 日本皮膚科学会(専門医)(代議員) 
    ・ 日本アレルギー学会(専門医・指導医)(代議員) 
    ・ 日本心身医学会(専門医)
    ・ 日本皮膚免疫アレルギー学会(理事)
    ・ 日本皮膚科心身医学会(理事)
    ・ アトピー性皮膚炎治療研究会(事務局長)

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