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アルツハイマー病の基礎、メカニズムと AD治療薬開発の今後の動向 ~アミロイドβ仮説は崩壊したのか?~

【情報機構】

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開催日 2019年7月25日 開始:12:30 | 終了:16:30 | 開場:12:00
会場 [東京・御茶ノ水]中央大学駿河台記念館5階570号室
東京都北区神田駿河台3-11-5[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 日本医科大学千葉北総病院 山﨑 峰雄 氏
定員 30名
主催 株式会社 情報機構
受講備考 1名41,040円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,240円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引

以下、申込要領をご了承のうえお申込み下さい。

<申込要領>
※受講料のお支払いは、原則として開催日までにお願いいたします。
  当日会場でのお支払いも可能です(請求書に同封の振込連絡書にてその旨ご連絡下さい)。

※申込後、ご都合により講習会に出席できなくなりました場合は、代理の方がご出席ください 。
 止むを得ず欠席の場合、弊社事務局迄ご連絡下さい(受付時間9:00-17:00)。
 以下の規定に基づき、料金を申し受けます。
 開催日から逆算(土日・祝祭日を除く)して、
  講座5日前以前での欠席のご連絡:受講料は頂戴いたしません
  講座3日前~4日前での欠席のご連絡:受講料の70%
  講座当日~2日前での欠席のご連絡:受講料の100%
  セミナー開始後のご連絡なき場合の欠席:受講料の100%

※最小催行人数に満たない場合等、事情により中止になる場合がございます。
   講座の中止・延期に伴う、会場までの宿泊費・交通費等(キャンセル料含)の補償は
   致しかねますのでご了承ください。

詳細は https://johokiko.co.jp/seminar_medical/AA190742.php
関連資料

概要

■講座のポイント
アルツハイマー型認知症の治療薬の開発には数多くのメガファーマが参加しましたが、ここ数年で有望視されてきた抗体薬、セクレターゼ阻害薬が次々と失敗しており、根本的な見直し作業が必要だと考えられています。既存4種類の抗認知症薬は本邦では広く用いられていますが、その効果には多くの臨床家が不満を持っており、アンメット・メディカル・ニーズは大きい分野です。
今回は、今までのアミロイドβ仮説に基づいた基礎的なお話しをさせて頂き、従来からアミロイドβ仮説だけでは説明出来ないと考えられてきた事象などにも触れ、今後何に注目して行けば良いかを考えるきっかけになればと考えております。
認知症治療薬は、社会的要請の強い、大きな領域であり、製薬会社は今後も取り組んでいかなければならない課題だと思います。本講座では、抗認知症薬の問題点を明らかにし、アミロイドβ以外のバイオマーカーなどにも触れたいと考えております。

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・「認知症疾患診療ガイドライン2018」(医学書院)

■講演中のキーワード
アルツハイマー病、認知症、アミロイド、タウ、疾患修飾薬、抗体薬、バイオマーカー

こんな方におすすめ

  • ・製薬会社、アルツハイマー型認知症治療薬開発をめざす研究員
    ・製薬会社、認知症治療薬販売に携わるMR など

プログラム

  1. 1.アルツハイマー型認知症の診断(臨床症状以外)
     1-1.画像診断の重要性
       1-1-1.MRI/SPECTによる認知症の画像診断
       1-1-2.アミロイドPET、タウPET
     1-2.髄液、血清アミロイドβ42
     1-3.早期診断の必要性

    2.アルツハイマー型認知症の臨床
     2-1.臨床症状と診断基準
       2-1-1.アルツハイマー病の臨床症状
       2-1-2.アルツハイマー病の診断基準
       2-1-3.MCIの診断基準
       2-1-4.その他の認知症性疾患の診断基準
         ・前頭側頭型認知症(FTD)
         ・レビー小体型認知症(DLB)
         ・脳血管性認知症
     2-2.評価スケール
       2-2-1.従来から用いられてきた簡便なスケール 
       2-2-2.抗体薬治験で新しく用いられたスケール
       
    3.アルツハイマー型認知症の治療法
     3-1.現在の薬物治療
       3-1-1.コリンエステラーゼ阻害薬、NMDA受容体阻害薬
       3-1-2.BPSD治療薬
     3-2.疾患修飾薬(AD治療薬の国内外開発の経緯と現状)
       3-2-1.アミロイドに対する免疫療法
       3-2-2.アミロイドに対するセクレターゼ阻害薬
       3-2-3.タウ蛋白に対する免疫療法

    4.今後に向けての新しい動き
     4-1.アミロイドβ以外の新規バイオマーカーの開発
     4-2.アミロイドβ仮説を考慮しない新規治療法の試み

    <終了後、質疑応答>

受講されることで得られる効果

  • ・アルツハイマー病(認知症)の基礎を理解出来る
    ・疾患修飾薬開発時に問題となる、非アルツハイマー型認知症を、特にアルツハイマー型認知症との比較で理解できる
    ・アミロイドβ仮説の問題点を理解し、他のアプローチにも目を向けることができる

講師

  • 日本医科大学千葉北総病院
    脳神経内科
    教授
    山﨑 峰雄 氏

    ■経歴
    1987年3月 日本医科大学医学部卒業
    1987年6月 日本医科大学第2内科入局
    1989年4月 東京都多摩老人医療センター神経内科 医員
    1991年5月 東京大学脳研究施設神経内科 客員研究員
    1993年1月 東京都神経科学総合研究所神経病理研究部門 流動研究員
    1995年5月 日本医科大学付属第一病院内科 助手
    1997年2月 柏水会初石病院神経内科 医員
    2000年4月 日本医科大学附属病院第2内科 助手
    2005年4月 日本医科大学第2内科 講師
    2010年4月 日本医科大学内科学(神経・腎臓・膠原病リウマチ内科学) 准教授
    2013年4月 日本医科大学大学院医学研究科 神経内科学分野 准教授
    2014年3月 日本医科大学千葉北総病院 神経・脳血管内科部長
    2018年10月 日本医科大学内科学(神経内科学) 教授

    ■専門および得意な分野・研究
    臨床神経学、神経病理学
    認知症の診断(バイオマーカーの研究)、非アルツハイマー型認知症の神経病理(早期診断)

    ■本テーマ関連学協会での活動
    日本神経学会 (専門医、指導医、代議員)
    日本認知症学会(専門医、指導医、評議員、専門医試験検討小委員会委員)
    日本脳卒中学会 (専門医、評議員)
    日本神経病理学会 (評議員)
    日本脳循環代謝学会(評議員)
    日本神経治療学会(評議員)
    日本内科学会 (認定医、指導医)

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