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試験室におけるデータインテグリティ対応とデータ管理・運用

今押さえるべき基礎から当局指摘事項の対応例まで、現場の今を知る演者が丁寧に解説!

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開催日 2019年8月23日 開始:10:30 | 終了:16:30
会場 江東区産業会館 第1会議室
東京都江東区東陽4-5-18[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 大日本住友製薬(株) 信頼性保証本部 信頼性保証統括部 電子情報管理担当 主席部員 蜂谷 達雄 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考 ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。

■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
関連資料

概要

 各規制当局からの関連ガイダンスも最終版が発出されるようになり、その必要性がかなり認識されるようになってきたデータインテグリティ。
 試験室における対応としては、具体的にはどのように行えばよいのか。
 本セミナーでは、データインテグリティ対応の初心者~中級者に向けて、主な規制当局の当該ガイダンスの最新動向からデータインテグリティの対応要件のポイントを押さえた上で、試験室におけるデータ管理・運用の面において必要な対応例を紹介する。
 また、実際の規制当局の指摘事例を通して、試験室における対応ポイントについて、現場の今を知る演者が丁寧に説明する。

プログラム

  1.  1.そもそもデータインテグリティとは何か?
      1-1 なぜ今「データインテグリティ」なのか?
      1-2 「不正」VS「不備」
      1-3 領域別のデータインテグリティに対する考え方

     2.各規制当局の「データインテグリティ」に対する最新動向
      2-1 MHRAガイダンスの概要
      2-2 FDAガイダンスの概要
      2-3 PIC/Sガイダンスの概要
      2-4 その他の規制当局のガイダンス
      2-5 GMP省令改正に伴い求められるデータインテグリティ

     3.データインテグリティ対応の主なポイント
      3-1 ALCOA原則
      3-2 生データ
      3-3 メタデータ
      3-4 オリジナルデータ・真正コピー
      3-5 ダイナミック(動的)データ・スタティック(静的)データ
      3-6 監査証跡
      3-7 データガバナンス

     4.監査証跡レビューの実対応ポイント
      4-1 レビューの目的・意味・位置づけ
      4-2 実施者
      4-3 レビューすべき内容

     5. データインテグリティ要件に準拠した電子データの運用管理
      5-1 システム設計(アクセス管理・運用、監査証跡、バックアップ、時刻管理)
      5-2 生成(オリジナルデータ、ダイナミックデータ(動的データ)/スタティックデータ(静的データ))
      5-3 処理・保存・運用管理(再処理/再測定、クロマト分析、一貫性のある管理、データレビュー) 
      5-4 システム更新(保存期間、データ移行)

     6.データインテグリティ要件に準拠した紙データの運用管理
      6-1 手書き記録生成時のポイント(同時性の確保、修正方法等)
      6-2 簡易機器(天秤、pH計等)印字データ
      6-3 データ・記録のレビュー
      6-4 データ・記録の保管管理
      6-5 ハイブリッド運用の功罪

     7.データインテグリティ関連の当局指摘事例
      7-1 当局指摘事例の典型例の解説
      7-2 試験室における査察対応

     8.現場で気になる「あれこれ」の対応ポイント
      8-1 データガバナンスの具体的対応例
      8-2 アクセス管理(セキュリティ管理、権限の割り当て)
      8-3 研究領域でのデータインテグリティ
      8-4 CMC(治験薬GMP)領域でのデータインテグリティ
      8-5 工程管理試験データの取扱い・データインテグリティ
      8-6 申請資料の信頼性基準とデータインテグリティ
      8-7 クラウドコンピューティングのデータインテグリティ
      8-8 業務プロセス委託時のデータインテグリティ
      8-9 スプレッドシートのデータインテグリティ
      8-10 クロマトグラムにおけるデータインテグリティの注意点
     等、気になる対応ポイントを解説

     【質疑応答・名刺交換】

受講されることで得られる効果

  • ・ データインテグリティとは何か
    ・ データインテグリティの最新規制動向と各ガイダンスの主なポイント
    ・ 試験室におけるデータインテグリティ対応要件のポイント
    ・ データインテグリティ要件を踏まえた紙および電子データの運用・管理ポイント
    ・ 規制当局指摘事項から見えるデータインテグリティ対応のポイント

講師

  • 大日本住友製薬(株) 信頼性保証本部 信頼性保証統括部 電子情報管理担当 主席部員
    蜂谷 達雄 氏

    【学位】
    MBA(経営学修士)/工学修士
    【専門】
    電子的規制の各対応(ER/ES、CSV、データインテグリティ)、CMC領域の品質保証・品質管理、経営学(MBA)
    【略歴】
    入社以来、CMC領域の品質部門に所属し、治験薬の規格及び試験方法、物化性等の分析研究・検討に従事しつつ、開発品の承認申請資料作成、さらに品質保証対応にも携わる。品質関連業務の傍ら、ER/ES・CSV対応の全社対応のメンバーとして、主にCMC領域のER/ES・CSV対応を主導する。
     2011年、全社ER/ES・CSV対応体制確立のための専門対応部門に設置当初より所属し、全社体制・手順等の確立、グローバル対応体制構築に従事。
     当該部門解体後、全社新規体制のもと、主にCMC/GMP領域でのER/ES・CSV対応に従事。現在に至る。
    【関連学会・業界活動】
    ISPE GAMP Japan Forum:運営事務局メンバー並びに分科会サブリーダー

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