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医薬ライセンス業務の基礎と実践

-基礎と基本原則を知らずに生じる致命的失敗、事例研究と失敗回避策-

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開催日 2019年8月28日 開始:10:30 | 終了:16:30 | 開場:10:00
会場 商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 第2会議室
東京都江東区亀戸2-19-1[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 (有)医薬ライセンス研究所 岩並 澄夫 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考 ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。

■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
関連資料

概要

医薬品・技術のライセンス(事業開発;BD&L)において、繰り返される致命的失敗の多くは、基礎を知り、業務推進のための基本原則を再習得し、実際の事例(個別事象)に当てはめ、検討・実行することにより容易に回避できることが多いものである。今回は、基礎知識習得又は復習と共に、提携プロセスの各ポイントにおける基本原則とその具体的適用方法を解説し、重篤な結末に至る失敗事例の幾つかにつき分析・検討・応用し、併せてその回避策についても学習する。

こんな方におすすめ

  • バイオベンチャー、大学関係者(薬学・理学・農学部教官、医薬関連事業開発担当者等)、製薬関連国内外企業の事業開発担当者及び研究者(経験初心者~10年or 凝り性の方)及び医薬事業開発を学びたい方、若しくは、順次極めたい方

プログラム

  1.  1.始めに:最近の報道記事より(産学連携に見る驚くべき事例、ほか)

     2.医薬事業開発の基礎知識
      1)医薬品業界でいう事業開発(BD&L)とは?
      2)事業開発関連契約の種類とライセンス契約迄のプロセスの概要
      3)事業開発業務推進の基本(基本1~基本5)
       ①何度言っても言い足りない、提携の基本の基本
       ・提携の目的と公平性を正しく把握・理解する
       ・交渉時に必要な基本原則を学ぶ(獲得物と対価のバランス他)

       ②医薬品・技術提携交渉に成功の秘訣はあるか?
       ・医薬事業の特殊性を知り、対応する
       ・提携の標準プロセスと推進の心構え
       ・簡潔性と論理の一貫性を保つ
       ・失敗事例の熟知度が提携交渉のデキに影響する

     3.提携の各プロセスにおける注意事項、成功・失敗事例の研究と具体的対策事例
      1)探索・評価段階から初期的交渉開始に到る(CDA, MTA, DD = Due Diligence)
      2)交渉初期段階後期評価から契約交渉前・中期に移行(Term Sheet, LOI, MOU, OA)
      3)本格交渉段階(LA, RCA, FFSA= Fee For Service Agreement)
      ・交渉手法と契約書条項作成の巧拙とは?
      ・種々の失敗事例とは?貴重な他山の石! 知らない?考えない?懲りない?事例集

      ①致命的な事態に陥るケースとその対策(下記は一部事例)
       i)提携の基本を知らないための失敗例
       ・この支払いは何に対する対価か?貢献と対価は釣り合っているか?
       ii)相手方のまさかの倒産で後悔しないためには?
       ・Licensorの倒産:改正特許法、Section 365(n)とは?
       ・Licenseeの倒産:妥当な条件設定とは?
       iii)契約期間に関する条項(損をしない契約期間の決め方)
       ・大学/TLOの無知に付き合う失敗例(契約期間、医薬品の特殊性)
       iv)満了・終了・解約時の規定は如何にすべきか?
       ・満了・終了・解約は、係争の宝庫:経験・知識・準備有れば殆どは回避できる

      ②重大な事態に陥るケースとその対策(下記は一部事例)
       v)経済条件に関する失敗例(Milestone条項の抜け道を塞ぐ方法)
       vi)Bio-Ventureであるが故の失敗例(承継、公表、解約時のサブライセンス)
       vii)特許に関係する失敗例(特許共有の意味とは?)
       viii)当然の権利主張とは?(誠実実施、Grant-Back、査察、報告義務?)

     4.終わりに

     ・特別Q&A:
    聴講申込者からの医薬ライセンスに関する具体的疑問点又は事案につき、事前の質問を受け付けます。幾つかの事前質問に付き会場で解説し回答します。お申し込みの際にご記入いただくか、お問い合わせフォームからご連絡ください。

     【質疑応答】

受講されることで得られる効果

  • 国内外の製薬企業等とある程度、又対等に交渉するための基礎と交渉における原則を学び、成功経験事例と失敗事例及び可能な対策例を学べます。

予備知識

予備知識の有無は問いません。基礎・基本・実践に付き解説します。なお、医薬ライセンス・研究提携(事業開発)の実務経験ある方は、それなりに新規な事例が身につきます。

講師

  • (有)医薬ライセンス研究所
    代表取締役 工学博士
    岩並 澄夫 氏

    【ご略歴・ご活躍】
    1.文部教官助手(九州大学:生産科学研究所)
    2.山之内製薬(中央研究所):中枢薬®Emilace の筆頭発明者
    3.1) 山之内国際ライセンス部にてRoche, Ciba-Geigy, B.Ingelheim, Sandoz等多数社への技術・製品導出入紹介・交渉及び契約締結(実施責任者として)
      2) Novartis Pharma AGのための日本企業(旭化成ファーマ、エーザイ、田辺、小野、大日本住友製薬、富山化学、山之内製薬等)との導出入契約交渉の日本担当責任者として、交渉・契約締結等
    4.日本ライセンス協会LES会員(研修委員歴)、JST知的財産審査委員会委員歴、医薬ライセンシング協会 JPLA 会員
    【業務関連実績】
    専門:医薬品・技術国内外ライセンス、研究提携に関する事業開発戦略、提携交渉
    契約:国際及び国内ライセンス契約、医薬品供給契約、医薬品譲渡契約、研究提携契約等に付き契約書草案作成、交渉、締結
    実績:ライセンス契約及び研究提携契約、草案作製・交渉・締結(現職を含め,実施許諾契約,研究提携契約書締結400件以上)

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