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高額薬剤が医療費に与える影響

医療経済フォーラム・ジャパン主催 第十八回公開シンポジウム

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開催日 2019年10月10日 開始:14:00 | 終了:17:30 | 開場:13:30
会場 ホテルグランドパレス
東京都千代田区飯田橋1-1-1[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

2階「ダイヤモンドルーム」
講師 厚生労働省 鈴木 康裕
定員 400名
主催 メディカル・マネジメント・プランニング・グループ
受講備考
関連資料 申込書

概要

 2017 年度医療費の動向では、概算医療費は42.2 兆円となり前年度比2.3%増で過去最高を記録しました。診療種類別では、入院が2.6%増の17.0兆円(構成割合40.2%)、入院外が1.6%増の14.4 兆円(34.1%)、歯科が1.4%増の2.9 兆円(6.9%)に対し、調剤は2.9%増の7.7兆円(18.3%)となっています。調剤の伸び率に焦点を当てると、2015 年度は前年度比9.4%と大幅に増加しており、これはC 型肝炎治療薬の抗ウイルス剤「ソバルディ」と「ハーボニー」の上市によるものです。2016 年度は、がん免疫療法薬「オプジーボ」の登場によりさらに調剤費が上がると予想されたものの、2017 年2 月にオプジーボに限り特例で薬価が50%引き下げられたことや診療報酬改定の影響等で、調剤費の伸び率は前年度比マイナス4.8%となりましたが、こういった傾向は一時的なものに過ぎません。
 最近では、2019 年5 月に白血病治療薬「キムリア」の保険適用がなされ、さらに脊髄性筋萎縮症治療薬「ゾルゲンスマ」も厚生労働省の承認の見通しが立つなど、今後も超高額薬の保険適用が予想され、医療費の増加を抑えつつ、医療の高度化や新薬開発を円滑にするための制度設計が喫緊の課題となっています。また、医療費の増加抑制の観点から医薬品の廃棄ロスの現状を見ると、特に高額な抗がん剤のバイアル製剤の廃棄額だけで738 億円にのぼるとする推計が出されており、その対策も重要といえます。
 今回は、「高額薬剤が医療費に与える影響」をテーマに厚生労働省医務技監の鈴木康裕先生より基調講演を頂いたのち、シンポジウムでは、斯界の有識者により、増大する薬剤費が経済に与える影響を議論するとともに、流通・服薬管理・新薬をキーワードに徹底討論を行います。

プログラム

  1. 基調講演 14:05~15:05
    厚生労働省 医務技監 鈴木 康裕 先生
    シンポジウム 15:15~17:30
    座長:国立社会保障・人口問題研究所所長、当フォーラム会員 遠藤 久夫 先生、国立研究開発法人 国立がん研究センター 理事長 中釜 斉 先生、日本製薬工業協会 会長 中山 讓治 先生

講師

  • 厚生労働省
    医務技監
    鈴木 康裕

    1984年 慶應義塾大学医学部 卒業
    1984年 厚生労働省 入省
    1998年 世界保健機関派遣(局長)
    2005年 医政局研究開発振興課長
    2009年 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局次長
    2010年 保険局医療課長
    2012年 防衛省衛生監
    2014年 厚生労働省大臣官房技術総括審議官
    2015年 (併)グローバルヘルス戦略官
    2016年 厚生労働省保険局長
    2017年 厚生労働省 医務技監

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