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新薬開発におけるヒトiPS細胞由来神経細胞実用への期待、現状、そして未来

【情報機構】

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開催日 2019年11月18日 開始:13:30 | 終了:16:30 | 開場:13:00
会場 板橋区立企業活性化センター2階第1研修室
東京都板橋区舟渡1丁目13番10号 アイ・タワー2F板橋区立企業活性化センター[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 国立医薬品食品衛生研究所 佐藤薫
定員 30名
主催 株式会社 情報機構
受講備考 1名33,000円 + 税、(資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき23,000円 + 税
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引
*消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。

以下、申込要領をご了承のうえお申込み下さい。

<申込要領>
※受講料のお支払いは、原則として開催日までにお願いいたします。
  当日会場でのお支払いも可能です(請求書に同封の振込連絡書にてその旨ご連絡下さい)。

※申込後、ご都合により講習会に出席できなくなりました場合は、代理の方がご出席ください 。
 止むを得ず欠席の場合、弊社事務局迄ご連絡下さい(受付時間9:00-17:00)。
 以下の規定に基づき、料金を申し受けます。
 開催日から逆算(土日・祝祭日を除く)して、
  講座5日前以前での欠席のご連絡:受講料は頂戴いたしません
  講座3日前~4日前での欠席のご連絡:受講料の70%
  講座当日~2日前での欠席のご連絡:受講料の100%
  セミナー開始後のご連絡なき場合の欠席:受講料の100%

※最小催行人数に満たない場合等、事情により中止になる場合がございます。
   講座の中止・延期に伴う、会場までの宿泊費・交通費等(キャンセル料含)の補償は
   致しかねますのでご了承ください。

詳細は https://www.johokiko.co.jp/seminar_medical/AA1911A5.php
関連資料

概要

動物実験で有望とされた新薬が、ヒトにおいて臨床的有意差を得るのは容易ではない。さらに、新薬開発において、神経系の副作用が臨床試験以降の開発後期にようやく明らかとなることも少なくない。これらの臨床試験の潜在的リスクを低減し開発コストの莫大な損失を避けるために非臨床試験のヒト予測性向上が望まれる。そんな中、ヒト ES 細胞やヒト iPS 細胞等からの神経細胞分化が成功し、ヒト神経細胞を初期非臨床段階で使用できる可能性が高まってきた。
これまで中枢神経系領域はアカデミアの壁が高くそびえ、新薬開発過程における非臨床評価系のブラッシュアップが取り残されてきた。実際に、中枢神経系研究では高次機能(記憶、学習、認知など)発現メカニズムや病態メカニズムなど、日進月歩で新しい知見が得られている。しかし、超高齢化が進む現在、いかに健康寿命をのばすかが最重要課題となり、日本の基幹産業である製薬産業において、成長の伸びしろが残る中枢神経系の標的化が復活しつつある。
本セミナーでは、ヒト iPS 細胞由来神経細胞(hiPSC-neuron)を用いて非臨床試験のヒト予測性向上を実現し、日本から世界に発信するための、レギュラトリーサイエンスと基礎研究の融合的な取り組みについて、その背景を交えながら概説する。

プログラム

  1. 新薬開発課程における神経系(特に中枢神経系)の非臨床評価の現状と課題
     1.1 新薬開発に必要な中枢神経系の生理学・薬理学の基本
     1.2 神経系の創薬プロセスと特殊性
     1.3 新薬開発における非臨床評価の課題
  2. ヒト iPS 細胞由来神経細胞(hiPSC-neuron)はどこまで使えるようになったのか。
     2.1 hiPSC-neuron 登場の背景
     2.2 hiPSC-neuron 分化プロトコルの変遷とトレンド
     2.3 hiPSC-neuron の機能再現性
     2.4 hiPSC-neuron から得られる多様なデータからどのような情報を取り出すか
  3. レギュラトリーサイエンスにおける hiPSC-neuron の位置づけ
     3.1 神経系のレギュラトリーサイエンス
     3.2 レギュラトリーサイエンスにおける hiPSC-neuron
     3.3 神経系評価をめぐる国内・国外の潮流
  4. hiPSC-neuron の将来展望
     4.1 on dish ヒト中枢神経系の潜在力
     4.2 疾患 hiPSC-neuron の有用性
     4.3 多分野横断的コラボレーションによる新たな可能性
  5. ヒト iPS 細胞(hiPSC)技術と幹細胞関連技術トレンド
     5.1 hiPSC-neuron 技術を生かした新たなアプローチ
     5.2 hiPSC-neuron にならび期待されるヒト幹細胞リソース
  6. 総括と discussion

受講されることで得られる効果

  • ・新薬開発課程における神経系(特に中枢神経系)の非臨床評価の現状と課題
  • ・ヒト iPS 細胞由来神経細胞(hiPSC-neuron)はどこまで使えるようになったのか
  • ・レギュラトリーサイエンスにおける hiPSC-neuron の位置づけ
  • ・hiPSC-neuron の将来展望
  • ・ヒト iPS 細胞(hiPSC)技術と関連の幹細胞技術トレンド

講師

  • 国立医薬品食品衛生研究所
    薬理部
    第一室長 博士(薬学)
    佐藤薫

    平成 10 年 4 月 厚生省入省 国立医薬品食品衛生研究所 薬理部 厚生技官
    平成 13 年 4 月 国立医薬品食品衛生研究所 薬理部 厚生労働主任研究官
    平成 16 年 10 月 米国コロンビア大学 神経病理部 James=E=Goldman 研究室客員研究員
    平成 17 年 10 月 国立医薬品食品衛生研究所 薬理部で研究再開、現在に至る
    平成 19 年 10 月 国立医薬品食品衛生研究所薬理部 第一室長 
    現在に至る
    平成 27 年~ 東京慈恵会医科大学訪問研究員
    令和元年~ 東京大学薬学部薬学系研究科非常勤講師

    所属学会
    安全性薬理研究会、バイオイメージング学会、日本薬理学会(代議員、広報委員)、日本薬学会、日本神経化学会(学術評議員)、日本神経科学学会、Society for Neuroscience(米国), Safety Pharmacology Society(米国)(New Interest Group ‘Human iPSC-derived Neurons and In Vitro Evaluations for CNS safety pharmacology’ coordinator)、ILSI Health and Environmental Sciences institute (HESI) NeuTox committee member

    審議会
    薬事・食品衛生審議会 
    化粧品・医薬部外品部会委員、医薬品等安全対策部会委員、安全対策調査会委員(医薬品等安全対策部会)、毒物劇物調査会委員、化学物質調査会委員

    医薬品医療機器総合機構(PMDA)
    JAN 専門協議会委員、新薬3部専門委員 

    日本医療研究開発機構(AMED)
    再生医療実用化研究事業評価委員

    ■専門・得意分野
    神経薬理学

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