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消化器内視鏡の基本と介助の実際 第2回

—チームで必ずシェアしたい知識と工夫—

このセミナーは受付終了しました。
セミナーに関するご質問はこちらからお問い合わせください。

対象 看護師
分野 臨床技術ICU臨床看護臨床技術その他
受講料 15,000円(税込)
開催日 2020年3月8日 開始:10:00 | 終了:16:00 | 開場:09:20
会場 KFC国際ファッションセンタービル
東京都墨田区横網一丁目6番1号KFC国際ファッションセンタービル[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 昭和大学藤が丘病院 山本 頼正
昭和大学藤が丘病院 黒木優一郎
昭和大学藤が丘病院 五味 邦代
昭和大学藤が丘病院 高野 祐一
昭和大学藤が丘病院 藤森 弘樹
昭和大学藤が丘病院 小池 理恵
定員 150名
主催 医学教育研究所
受講備考 ご同僚・ご友人をお誘いあわせのうえお申込ください。お得なグループ割引価格が適用になります。
ただし、代表者様による一括払込みが適用条件になります。

3人以上のグループ受講
1名様 14,000円(お一人当り1,000円OFF)

5人以上のグループ受講
1名様 13,000円(お一人当り2,000円OFF)

10人以上のグループ受講
1名様 12,000円(お一人当り3,000円OFF)
関連資料

概要

本邦での死亡原因の第1位は癌であり,2016年の統計では癌死亡数の第2位が大腸癌,第3位が胃癌で,この2つで全体の癌死亡数の約3割を占めています.癌死亡の減少には早期の診断と治療が必要であり,胃癌に対しては2016年より内視鏡検診も開始され,病院やクリニックにおいて消化管癌の内視鏡検査・治療の重要性が益々増加しています. 消化器内視鏡は常に新しい検査法や機器が開発されており,また最近では確実な医療安全管理も求められています. 今回,内視鏡機器の基礎から検査・治療・看護介助の実際,医療安全管理まで内視鏡診療に携わるナースの方々が幅広く学べるセミナーを企画しました.

こんな方におすすめ

  • 消化器内視鏡室に勤務する3年目までのナース,および指導的立場のナース

プログラム

  1. 内視鏡検査・治療機器の基礎知識 (10:00〜10:50 藤森)
    ●電子スコープの構造(送気・送水や光の導き方)
    ●プロセッサーと光源装置の役割り(内視鏡画像ができるまで)
    ●炭酸ガス送気装置の使用意義
    ●高周波発生装置の原理と取り扱い
  2. 内視鏡検査・治療における看護の実際 (11:00〜11:50 小池)
    ●内視鏡前の問診(併存疾患,内服など)の注意点
    ●前処置の実際と注意点(上部:前日からの食事,プロナーゼ内服,咽頭麻酔,下部:前日からの食事,下剤内服)
    ●検査中のモニタリング
    ●上下部内視鏡検査における介助法
    ●検査終了後のリカバリー室での対応と帰宅後の注意指示
  3. 上部内視鏡検査・治療の実際 (12:50〜13:40 五味)
    ●抗血栓薬内服時の取り扱い(薬剤による休薬の要,不要,期間など)
    ●内視鏡検査,治療で使用する薬剤(鎮静剤,鎮痛剤,鎮痙剤,拮抗薬など)
    ●上部内視鏡検査と介助の実際(体位変化など)
    ●頻度の高い上部疾患(炎症性,腫瘍性など)と,それに対する処置(生検,ピロリ菌のRUT,培養,EMR,ESD)
    ●検査,治療における偶発症とその対処法
  4. 下部内視鏡検査・治療の実際 (13:50〜14:40 黒木)
    ●下部内視鏡検査の腸管洗浄液の種類と特徴
    ●下部内視鏡検査と介助の実際(特に腹部圧迫,体位変換なども含めて)
    ●頻度の高い大腸疾患(炎症性,腫瘍性など)と,それに対する処置(生検,スネアポリペクトミー(HOT,COLD),EMR,ESD)
    ●検査,治療における偶発症とその対処法
  5. 胆膵内視鏡検査・治療の実際 (14:50〜15:40 高野)
    ●胆膵内視鏡とはどのようなものか?
    ●胆膵内視鏡における合併症とその対策
    ●ERCPの基本事項(内視鏡的胆道ドレナージ、結石除去など)
    ●EUSの基本事項(EUS-FNAおよびEUS関連ドレナージ術など)
  6. 質疑応答 (15:40〜16:00)

受講されることで得られる効果

  • 消化器内視鏡に関する基本知識を体系的に学び直す.
  • 消化器内視鏡検査・治療の介助と看護の必須事項を理解する.
  • 消化器内視鏡室の医療安全の重要性について,あらためて確認する.

参加者の声(アンケートより) ※( )内は受講者のナース歴です.

●デバイスについて,解剖を含め症例も用いて下さったので,とても分かりやすかったです.(2年目)
●処置の動画が見れたのがよかったです.(5年目)
●プログラム内容にあった通り,自分の疑問の解消につながった.他施設でのやり方も知り,良い所は自分の施設でも行っていきたいと思った.人前で話すのは苦手なので,質問用紙を使って質問できてよかった.(7年目)
●スライドも見やすく,講師の講義も大腸カメラ中の腹部圧迫や患者への声かけなど,医師から看護師へ望むことがわかり,とてもよかった.(15年目)
●とても分かりやすく,退屈しない内容,もっと色々と学びたいと思いました.是非またセミナー開催して頂きたいです.(16年目)
●数々のセミナーの中でも,医師や技師,Ns,すべての立場で講義してくれる会は,なかったように思います.(17年目)
●下部内視鏡検査の介助をする機会が多いが,現在行っている介助方法が正確にできているのか,またもっと必要なことがないかなど,講義を聞いて勉強になりました.今後の介助に役立てていきたい.(19年目)
●講師の話が分かりやすく,介助する人にどうして欲しいかなど要望があり,とても参考になり仕事でも早速やってみようと思いました.また,他の病院の独特な工夫もたくさん知ることができ,自分の職場の内視鏡室でも他のメンバーに共有して,実際の検査にも生かしていきたいと思いました.(20年目)
●機器の構造が理解でき,取り扱いで気をつけるべき点がわかった.問診の重要性を改めて感じた.中止薬についても,どの基準でどの処方までできるのか明確になった.新人の頃に内視鏡に少し関わって,またこの年齢で関わることができ,新しく勉強することもたくさんありますが,内視鏡を安心,安全に受けていただくためにこのような講義をまた受け,新しいことを学びたいと思います.(20年目)
●分かりやすかった.日頃疑問に感じている所に答えてもらえて参考になりました.書籍には載っていない部分のアドバイスがうれしかったです.(21年目)
●何となくの理解で行っていたことが,今回きちんと理解することができて良かった.とてもわかりやすい説明でした.(24年目)
●内視鏡の“はじめの一歩”でした.内視鏡を始めたばかりの人には,とても良かったです.質問の答えも頂けて良かったです.(36年目)

理解度チェック あなたはこの問題に答えられますか?このセミナーを受講すると、自信を持って答えられるようになります!!

1)内視鏡検査中に送水ができなくなりました.どこをチェックしますか?
2)鎮痙剤(ブスコパン)を投与してはいけない患者さんは,どのような方ですか?
3)鎮静剤を使用して検査した患者さんが覚醒不良です.どう対処しますか?
4)緊急内視鏡で止血処置中にクリップが鉗子孔につまり,吸引不能となりました.どう対処しますか?
5)上部消化管出血の原因が食道静脈瘤で,EVLを指示されました.何を準備しますか?
6)下部内視鏡検査中に,コールドポリペクトミーを指示されました.何を準備しますか?
7)上部内視鏡検査を行う患者さんがワーファリンを内服しています.生検が可能かどうかを判断するために,何の検査で確認しますか?
8)内視鏡的乳頭切開術(EST)を施行したところ出血がみられました.止血のために,どのような処置具を用意しますか?

講師

  • 山本 頼正

    昭和大学藤が丘病院
    消化器内科
    内視鏡センター長(准教授)
    山本 頼正

     

  • 黒木優一郎

    昭和大学藤が丘病院
    消化器内科
    講師
    黒木優一郎

     

  • 五味 邦代

    昭和大学藤が丘病院
    消化器内科
    講師
    五味 邦代

     

  • 高野 祐一

    昭和大学藤が丘病院
    消化器内科
    講師
    高野 祐一

     

  • 藤森 弘樹

    昭和大学藤が丘病院
    内視鏡センター
    消化器内視鏡技師
    藤森 弘樹

     

  • 小池 理恵

    昭和大学藤が丘病院
    内視鏡センター
    看護師
    小池 理恵

     

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