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PIC/S対応 GMP工場建設におけるURS作成ポイントと記載例(演習付) 【大阪開催】

URSが招いたトラブル例と防止策を解説!

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開催日 2019年10月9日 開始:12:30 | 終了:16:30
会場 ドーンセンター 4F 大会議室1
大阪府大阪市中央区大手前1-3-49[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 GMPコンサルタント 上田 栄一郎
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考 ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
関連資料

概要

 近年、医薬品製造工場の建設は、エンジニアリング会社または、医薬エンジニアリング部門を持つゼネコンが、基本設計から試運転までを請け負うことが多くなって来ました。
この現象は、医薬品がグローバル化し、輸出先国のGMPへの対応が必須となり、医薬品メーカー単独での対応が困難となって来たのが原因です。また、自国のGMPを持たない国からもPIC/S対応を求められるようになり、グローバル化の流れは留まるところを知りません。

このような状況の中、医薬品製造会社が新設工場の建設を行う場合、自前の工務部門または、生産技術部門が仕様書を作成し、エンジ会社またはゼネコンに発注することになります。受注したエンジ会社またはゼネコンは、ユーザー作成の仕様書に従い、設計、建設することになるのですが、ここで問題となるのはURSの品質です。URSはユーザーまたは建設を請け負う会社のどちらが作成しても良いのですが、その品質が、設計、建設、GMP適合等、各局面に影響を与え、ひいてはコストアップ、工程遅延の原因となります。

 医薬品製造施設建設プロジェクトにおいては、ユーザー要求仕様書(URS)を適切に作成することが最も重要です。バリデーションのみならずプロジェクト全体管理の観点からも重要であり、本セミナーでは、プロジェクトにおける各フェーズとURSの関係や、URSの骨格等を紹介し、URS作成の目的に対する理解を深めるとともに、ユーザーおよびエンジニアリング会社双方にWIN-WINなURSの作成方法について解説するものです。

プログラム


  1.  1.URSとは
      1.1 URSの目的
      1.2 URSの骨格
      1.3 建設プロジェクトにおけるURSの位置づけ
      1.4 URとは
      1.5 URとURSとの差異

     2.プロジェクト上のトラブル事例
      2.1 ユーザーサイドから見たURS
        ~必要な機能、条件を列記するだけに終わっていないか~
      2.2 建設請負者から見たURS
        ~記述不足のURSを勝手な解釈により、見積金額や工程を決定していないか~
      2.3 URSが招いたトラブル例
       - 自動化の範囲を未規定→URSに不明確な記載
       - 攪拌機のスケールアップ要否をURSに未記載→検討による費用アップ、納期遅延
       - 乾燥が時間内に完了しない→乾燥条件をURSに提示不足
      2.4 トラブル防止策
       ~上記トラブル例についての防止策を具体的に解説する他、一般例にも言及する~

     3.バリデーション体系の展開
      3.1 URSとバリデーションの関係
        ~URSからIQ、OQ、PQへの展開が必須であり、それに耐える内容が必要~
      3.2 リスクおよびインパクトアセスとバリデーション
        URSは欠陥を最小化するため、リスクアセス等の評価、分析が不可欠であり、
        ユーザー要求が適切かを検証することが、最も重要なバリデーションとなる。
        本セミナーでは、URSがバリデーションに及ぼす影響を平易に解説する。

     4.URS作成方法
      4.1 作成に必要なリスクアセスメント
      4.2 プロジェクトフェーズとURSの関係
      4.3 法的要件の確認
      4.4 URSに記載するべき内容
      4.5 URSの記載不備例

     5.URS作成に必要なリスクアセスメント手法
      5.1 FMEA
      5.2 HAZOP

     6.URS作成演習

     【質疑応答・応答】

受講されることで得られる効果

  • 〇 プロジェクト管理全般に関する知見
    〇 URS作成上の留意点
    〇 URSとバリデーションとの関係
    〇 URSと計画、設計等の各建設フェーズへの影響
    〇 リスクアセスメントに関する知見
    〇 最新GMPに関する知見

講師

  • GMPコンサルタント
    上田 栄一郎

    《専門》
    GMP、プロジェクトマネージメント、基本設計、設備設計、設備保全

    《略歴》
    1973年3月 国立奈良工業高等専門学校 機械工学部 卒業
    1973年4月 旭化成(株) 入社
    1973年4月 旭化成エンジニアリング(株) 入社
         社内の医薬品工場の計画、設備設計および建設に従事。
         その後、社外の医薬品製造工場建設を多数手掛ける。
         基本設計から実際の建設におけるプロジェクトマネージメント、
         バリデーションの計画、実施をプロジェクト責任者として行う。
         CGMP対応工場の実績多数。
    2017年8月 旭化成エンジニアリング(株) 退社
    2017年9月 GMPコンサルタント主宰


    注射製剤、抗生剤、経口剤、原薬、医薬品添加物などの医薬品関連製品のほか、血液透析、
    ウィルスフィルターなどの医療機器製品などを幅広く製造する旭化成グループの中で育まれた技術、経験をベースに、旭化成グループ以外の医薬品製造メーカーの新規工場建設に多数携わって来ました。基本設計から詳細設計、建設工事、試運転まで一貫して実施し、建設後の保全まで、まさに医薬品工場の一生を、サポート出来る稀有な知見、経験を有しております。これらの集大成を提供することにより、生きた技術、実践的な技術を本セミナーで取得が、可能となります。

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