概要

2018年度の同時改定では、リハビリの医療介護連携や活動と参加のリハビリがさらに推進されました。これを受け、2020年度診療報酬改定では、リハビリのアウトカムがさらに求められるようになります。そのためには、より効率的かつ効果的なリハビリ提供体制を構築し、各病棟での在宅復帰、ADL向上のためのチーム医療体制が必要となります。また、経営面では、診療報酬でのリハビリ期間短縮に伴い、介護部門でのリハビリ提供も重要性を増しており、今後、介護部門のリハビリを戦略的に拡大していく医療機関も増えていくことが予測されます。これらを踏まえ、高品質かつ高収益のリハビリ部門を作るために部長、科長、主任等のリーダーは何をすべきかについて解説し、今後の対策について検討していきます。

【プログラム】
Ⅰ．2020年診療報酬改定を踏まえて、リハビリ部門の方向性と最新トピックス
　　・これからは、診療圏の人口動態マーケットに合わせたリハビリ提供体制を再構築する
　　・2025年地域包括ケアシステムにおけるリハビリ部門の強化ポイント
　　・2040年療法士過剰供給時代におけるリハビリ部門強化のポイントと働き方改革
　　・2025年以降の地域共生社会は、家族から個人と地域の時代へ突入
Ⅱ．2020年度診療報酬改定を踏まえたリハビリ部門の改定対策
　　・2020年度診療報酬改定のリハビリ関連の議論と改定対策
　　・急性期病院の早期介入のためのプロトコール化と早期ADL支援の効果
　　・回復期リハビリ病棟のアウトカム評価はベッドコントロール対策と通所・訪問リハ連携強化
　　・地域包括ケア病棟のでの集団リハやPOCリハを導入し、サブアキュート入院を増加させる
　 　・診療報酬で求められている「ADL向上」と「介護リハ移行」へ注力する体制を構築
　　・医療―介護連携強化のための病棟における業務改善の具体策
Ⅲ．2020年度診療報酬改定を受けて、介護部門での対策
　　・通所リハビリは、病棟機能と患者属性でサービス提供時間を決める
　 　・これからの通所リハビリは、個別リハではなく、集団リハとマネジメントを主力にする
　 　・訪問リハビリ事業化の成功、失敗の分岐点は、病棟連携と活動参加
　　・老健の在宅復帰率とベッド稼働率を同時に上げるためのリハビリ部門の役割とは
Ⅳ．2020年度診療報酬改定・2021年度介護報酬改定に完全対応する
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リハビリ部門のリーダーシップ実践
　　 ・近年、経営者が求めているリハ部門管理者への期待は「リーダーシップ」「人材育成」
　　・地域包括ケア、地域共生社会時代に求められるリハビリ部門のリーダーシップスタイル
　 　・多職種連携、多事業所連携を高めるためのリハビリ管理者の役割と行動
　　・これからの教育は、個人から組織で育てる体制へ　教育対策と人事考課制度の重要性
　　・失敗しない目標管理制度の設計と運用方法のポイント
Ⅴ．ワークショップ
　「 2020年診療報酬改定に完全対応し、病院・施設の機能強化と業績に貢献する取り組み」
　　 ―　成果を築く部長・科長・主任のリーダーシップの実践に向けて　―

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