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重症心身障害の上気道通過障害による呼吸障害へのアプローチ~東京会場~

【実技あり!】上気道通過障害について、医療だけではない発達的視点からのアプローチ法を学びます

このセミナーは受付終了しました。

対象 理学療法士作業療法士言語聴覚士その他
分野 リハビリテーション
受講料 12,800円(税込)
開催日 2020年7月5日 開始:10:00 | 終了:16:00 | 開場:09:30
会場 平和と労働センター・全労連会館 2階 ホール
東京都文京区湯島2-4-4[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師   金子 断行 先生
定員 50名
主催 株式会社gene
受講備考 ※当日会場にてお支払い下さい。
※開催日を含め7日前の朝8:00以降からのキャンセルについては、キャンセル料(受講料全額)が発生いたします。
関連資料

概要

【ねらい】
重症心身障害児・者の呼吸障害は、上気道通過障害・胸郭呼吸運動障害・中枢性・未成熟性が要因となる。しかし、呼吸障害のアプローチは胸郭呼吸運動障害(呼吸介助)に焦点しやすく、呼吸障害の要因を分析し対応せねばならない。重症心身障害児・者では上気道通過性呼吸障害が非常に多く、この障害は胸郭呼吸運動障害を悪化させるにも関わらず、この対応には医療的処置が優先され理学療法アプローチが膾炙されているとはいえない。演者は20年以前より上気道通過障害の対応を強調してきた。
本セミナーでは、呼吸障害のうち、とくに上気道通過障害で悩むお子様達の為、その評価や治療を講義と実技を通じ、参加の皆様と深く考えていきたい。

【講義内容】
上気道通過障害は、鼻腔周囲筋群のアライメントや過緊張/低緊張による上咽頭(鼻咽頭)狭窄、下顎後退・舌根沈下等による中咽頭狭窄等が主となる。とくに夜間睡眠時の舌根沈下による無呼吸のお子様は多く、BiPAPや鼻咽頭エアウエイ等が処方される。これらの症状はいきなり生じるのではなく、顎関節の幼少期からの未発達や口鼻呼吸の未分離などの未発達未成熟な要素も大きい。本来予防医学観点からは症状を生じさせない治療が必要であり、それが重症心身障害児・者の下顎や鼻咽腔、頸部の発達促進であり、これらが呼吸機能を発達させる。
発達的視点からのアプローチが肝要であることを強調し、これを講義で学習したい。

残念にも生じてしまった上気道通過性呼吸障害に対して、新たな鼻腔周囲筋群へのアプローチ、顎関節のアプローチ(外側翼突筋、咬筋、側頭筋等への介入)、これらと密接に関連する頭頚部のコントロールの治療も併せて学習したい。

以上のような、上気道通過性呼吸障害の治療はとても緻密であるため、時間をかけて実技も紹介し、参加者の皆様と共有したい。

プログラム

  1. 前半(午前)
    1、上咽頭(鼻咽頭)狭窄の要因、発達と治療
    2、上咽頭(鼻咽頭)狭窄のアプローチの実技
    後半(午後)
    1、中咽頭狭窄の要因、発達と治療
    2、中咽頭(鼻咽頭)狭窄のアプローチ、頭頚部コントロールの実技

    ※プログラムは追加・変更になる場合があります。

    【必要物品】
    実技あり:動きやすい服装(Tシャツ・ジャージ等の衣服)

講師

  •  
    金子 断行 先生

    株式会社目黒総合リハビリサービス代表取締役
    日本重症心身障害学会編集委員
    山形県立保健医療大学非常勤講師
    ボバース小児インストラクター 理学療法士

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