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第15回認知症ケア研修会in福山(合同開催)第18回日本通所ケア研究大会【1日目】

2025年・2040年の中枢を担うデイ・介護事業所となるために

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開催日 2020年3月13日 開始:10:30 | 終了:16:00 | 開場:10:00
会場 広島県民文化センターふくやま
広島県福山市東桜町1-21[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

まなびの館ローズコム
講師 京都橘大学 近藤 敏
認知症介護研究・研修仙台センター 矢吹 知之
株式会社QOLサービス 妹尾 弘幸
有限会社シャイニング 住友 幸子
介護環境改善アドバイザー 山下 総司
社会保険労務士法人THINK ACT  志賀 弘幸
定員 300名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 ※[プレセミナー]5,000円
※本研修は「第18回日本通所ケア研究大会(合同開催)第15回認知症ケア研修会福山)のプログラムの一部です
関連資料

概要

昨年度の診療報酬・介護報酬の同時改定では、「1時間区分の導入」「長時間デイケアと短時間デイケアの差別化」「短時間デイケアと短時間デイサービスの差別化」「共生型サービスの創設」「要介護者への効果加算の導入」「医療・介護の連携促進」など、通所系サービスにとっては大きな影響がありました。
現在、次期介護報酬改定に向けて、介護給付費分科会の調査でその効果測定が行われています。
そして、これから、団塊の世代が要介護認定率の高い後期高齢者となっていく中で、中重度者中心の介護保険の効率的運用が強化されていきます。

議論となっているのが、要介護1・2の訪問介護・通所介護は総合事業への移行(2019年10月12日の日経新聞では、要介護1~5まで自治体の希望によっては移行可能)などです。
一方、昨年通知された「若年性認知症の方を中心とした介護サービス事業所における 地域での社会参加活動の実施について(2018年7月)」「介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせて提供する場合の取り扱いを明確化する通知(2018年9月)」によりガイドラインが明確化されたことで、より多様なサービス創出の可能性が広がっています。
2021年改定だけに目を向けるのではなく、将来の社会を想定し自法人の運営をどのように進めていくのか、各事業をどう展開していくのかを考え、舵取りが重要です。
新しい言語化されていない地域のニーズを探り当て、ブルーオーシャンを切り開き、地域に必要とされ2040年・2050年にも生き残る法人・事業所となりましょう。

また介護保険法は、自立支援を目的としています。
現場で日々介護サービスに向き合う皆さまは、もう一度「自立支援」を見直してください。
人は加齢により身体機能が低下し、できることは減っていきます。
自立支援はそれに逆らおうと、単に筋力を上げたり、できるADLを増やしたり、要介護度を改善することが目的ではなく、本人が持っている能力をより多く(理想的には最大限)引き出して、本人の生活・人生をより豊かに、より充実したものにすることです。
その時その時に最大限の機能・能力を引き出すことは大切ですが、目的は生活の質・人生の質を高めることだと理解した上で取り組まなければなりません。
自立支援を考える際には、どの視点で介護を提供・展開するかを考え、その時々で提供方法は変わります。
さまざまな視点を活用し、組み合わせてより高いQOLの獲得を目指していくことが大切だと考えます。

私どもが提供する「日本通所ケア研究大会(合同開催)認知症ケア研修会in福山」では、この3日間だけでは伝えきれない、伝えたいことがまだまだたくさんあることを実感し自分たちが知らないことが膨大にあることを考えた時「介護の奥深さ」「介護の専門性」の高さを感じました。
ぜひ、皆さまにはご参加いただき、この3日間で他事業所、他施設の参加者様、講師の先生方とつながり、3日間を有意義に活用してください。

こんな方におすすめ

  • ・認知症ケアに携わる方
    ・介護、医療、福祉分野に従事される方
    ・2021年介護報酬改定の最新情報を手に入れたい方

プログラム

  1. ■10:30~12:00
    【市民公開講座】
    オレンジの輪を広げよう!認知症高齢者にやさしい地域づくりの一環として

    【認知症ケアセミナー1】
    認知症の方への個別機能訓練・リハについて
    妹尾 弘幸 氏(総合介護施設ありがとう総施設長/理学療法士)
  2. ■13:15~14:15
    【認知症ケア特別講演1】
    認知症予防と認知症のリハビリテーション
    近藤 敏 氏(京都橘大学 特任教授/作業療法士)

    【認知症ケアセミナー2】
    認知症の人の行動と環境から考える
    住友 幸子 氏(有限会社シャイニング 代表取締役)

    【セミナー】
    人材定着→人材確保!とにかくスタッフを確保したい!効果の出る具体例
    志賀 弘幸 氏(社会保険労務士法人THINK ACT 代表社員)
  3. ■13:30~16:00
    【大会プレセミナー】
    これからのデイ運営
    妹尾 弘幸 氏(総合介護施設ありがとう総施設長/理学療法士)
  4. ■14:30~16:00
    【認知症ケア特別講演2】
    地域づくりに向けた「共生社会」の取り組みの在り方
    矢吹 知之 氏(認知症介護研究・研修仙台センター 研修部長)

    【認知症ケアセミナー3】
    認知症の方への自立支援の環境づくりから考える
    山下 総司 氏(介護環境アドバイザー)

    【セミナー】
    効果的な職員教育、現状維持を望む職員へのアプローチの方法
    志賀 弘幸 氏(社会保険労務士法人THINK ACT 代表社員)

受講されることで得られる効果

  • 介護業界の最新の知識と技術を身につけることができる

【備考】

【大会公式ホームページ】
https://www.tsuusho.com/meeting/

【その他】
※本研修は「日本認知症ケア学会単位認定講座(認知症ケア専門士単位:3単位)
※発表者は4単位
※本研修は「第18回日本通所ケア研究大会(合同開催)第15回認知症ケア研修会福山」の大会プログラムの一部です

講師

  • 近藤 敏

    京都橘大学
    特任教授/作業療法士
    近藤 敏

    宮崎県出身。
    ・博士(保健学)
    ・県立広島大学名誉教授

    【略歴】
    ・昭和47年 九州リハビリテーション大学校卒業 作業療法士の免許取得
    ・昭和47年 同大学卒業後、長崎労災病院リハビリテーション診療科勤務
    ・昭和52年 九州リハビリテーション大学校 作業療法学科講師
    ・平成7年 広島県立保健福祉短期大学 作業療法学科 助教授
    ・平成12年 広島県立保健福祉大学(現県立広島大学) 保健福祉学部教授
    ・平成25年5月 長年の作業療法士の経験を生かし自立支援型のデイサービスを北九州市小倉南区に開設。
    ・平成27年 広島都市学園大学 健康科学部 教授
    ・平成30年 京都橘大学 健康科学部 教授

    【研究】
    ・「高齢者の転倒・認知症予防」
    ・「ヘルス・プロモーション」
    ・「高齢者の転倒・認知症予防」
    ・「脳卒中患者の長期通院」
    ・「セルフ・エフィカシー」
    ・「作業と健康の関係」

    【趣味・特技】
    ・歴史
    ・映画
    ・観劇
    ・野球観戦
    ・格言

  • 矢吹 知之

    認知症介護研究・研修仙台センター
    研修部長
    矢吹 知之

    長野県安曇野市出身。

    【学歴】
    ・東北福祉大学大学院 社会福祉研究科 修了 修士(社会福祉学)
    ・東北大学大学院教育情報学教育部 博士課程 修了 博士(教育情報学)

    【職歴】
    ・青森大学社会学部社会福祉学科 専任講師 (1998~2000まで)
    ・東北福祉大学総合福祉学部 専任講師を経て准教授(現職)
    ・認知症介護研究・研修仙台センター 主任研修研究員を経て研修部長(現職)

    【研究分野】
    ・社会福祉学
    ・認知症介護(主に家族支援,在宅の高齢者虐待防止等)

    【資格】
    ・社会福祉士
    ・専門心理士(日本老年精神医学会認定)

    【最近の著書(主なもの)】
    「認知症の人の家族支援-介護者支援に携わる人へ-」(編著)ワールドプランニング2015
    「認知症カフェ読本~知りたいことがわかるQ&Aと実践事例~」中央法規出版2016
    「認知症介護実践リーダー研修テキスト」ワールドプランニング 2017
    『地域を変える認知症カフェ企画・運営マニュアル」中央法規 2018

    【その他】
    2015年よりアルツハイマーカフェ創始者であるベレミーセン氏の助言のもと「土曜の音楽カフェ♪」を東北福祉大学ステーションキャンパスにて開催。同じ場所で開催される認知症の本人による本人のための相談窓口「おれんじドア」の実行委員。日本認知症ケア学会理事、仙台市認知症ケアパス作成委員等

  • 妹尾 弘幸

    株式会社QOLサービス
    代表取締役
    妹尾 弘幸

    東京都出身。
    川崎リハビリテーション学院卒業後、救急病院、県立病院などで理学療法士として勤務する傍ら、介護福祉士養成学校などの非常勤講師を務める。1998年に理学療法士として病院勤務と共に有限会社QOLサービス(現、株式会社QOLサービス)を設立。2004年に介護部門、多機能地域ケアホームありがとうを開設。 現在は、株式会社QOLサービス代表取締役として「月刊デイ」などを発行する傍ら、教育部門では各種養成講座や全国規模の研修会を開催している。 介護部門のありがとうグループは、グループホーム、看護小規模多機能居宅介護、デイサービス10事業所、短期入所介護、居宅介護支援事業所、サービス付高齢者住宅3棟、訪問介護看護事業所、事業所内保育などを運営している。介護給付費分科会、介護保険サービスに関する関係団体懇談会などを傍聴し、いち早く事業展開の舵を切っている。

    【運営事業所一覧】
    ・リビングオブザイヤー2017最優秀賞受賞!キャンセル待ち 100名のグループホーム
    ・開設3ヶ月で満室。以後、キャンセル待ちのサ高住(看取りも実施)
    ・日本初、「24時間年中無休共生デイ + 訪問・通所一体型事業所 + グループホーム」開設
    ・日本初、「在宅復帰ミドルステイ&大規模共生型デイ(高齢者身障・身障者・障がい児)」
    ・民家改修型地域ケアステーション + デイ開設
    ・日本初、「年中無休 + 昼間&夜間デイ + 曜日別専門 ミラクルデイ」開設
    ・日本初、ビューティデイ開設
    ・日本初、「リハビリ特化型サ高住・リハビリショート・保育一体型施設」開設
    ・日本初、「脳疾患特化型介護保険デイ + 自費デイ」開設
    ・日本初、「共生ホーム + 看多機サテライト型共生型小規模多機能」開設
    ・日本初、多機能総合リハビリ・ケアセンター(国交省補助事業対象決定)

  • 住友 幸子

    有限会社シャイニング
    代表取締役
    住友 幸子

    北海道出身。

    看護師として長年、医療現場に勤め、病棟専任ケアマネジャーを兼務。当時、地方で暮らしていた実母が認知症を発症し、同居の運びとなったことから在宅介護を体験する。その介護負担の大きさと、心の葛藤に直面して、本人と家族が心豊かにこれからの人生を過ごすために、あるべき暮らし方を考え、2002年、有限会社シャイニングを創設し、グループホーム、デイサービス(共用型デイも含む)を開設。現在、総合施設長として奮闘しています。また、2006年より札幌市認知症介護指導者として、認知症ケアに関する人材育成に努めると共に、認知症の人と家族の会の活動支援、SOSネットワーク捜策訓練の開催等々、地域に認知症の理解を伝え地域に根差す活動に取り組んでいます。NPO法人認知症フレンドシップクラブ札幌南事務局としても活動中。

  • 山下 総司

    介護環境改善アドバイザー
    山下 総司

    奈良県出身。一般企業に勤務後、介護現場(デイサービス、障がい者施設、介護老人保健施設、在宅ヘルパー等)などで9年間勤務し、パート職員から管理者までを経験。「選択と自由」のある施設づくりをテーマにデイサービス管理者時代に自施設で実践。その取り組みは全国からの見学者を通して広がり、介護現場業務の傍ら「選択と自由の ある施設づくり」をテーマに依頼がある事業所へ伺い、現場に入りながら研修、指導などを行う。平成23年12月に大阪和泉市のデイサービスセンターを退職後、施設環境アドバイザーとして全国各地の介護施設・事業所などで実践を行う。現在は、滋賀県米原市の社会福祉法人ひだまりにて理事としても活動を通じて地域づくりに携わる。そして通所・入所に関わらず実際の介護現場に入りの介護・環境アドバイスの実践を行っている。「介護は職員、利用者、経営者、地域が一丸となって構築するもの」という考えのもと全国各地で希望が生まれる施設づくり、地域づくりを実践している。

  • 志賀 弘幸

    社会保険労務士法人THINK ACT
    代表社員
    志賀 弘幸

    愛知県出身。
    関西大学卒業後、メーカー、大学職員、コンサルティング会社勤務などを経て、独立。社会保険労務士、社会福祉士の資格を生かし、福祉介護業界に特化した人材育成、人事考課制度(キャリアパス制度)、労務管理を顧問先で実践。キャリアパス研修の指導講師として全国各地を飛び回っている。福祉介護現場での課題は共通性が高いのが特徴。多くの事業所での相談実績は10年間で1000件以上。現在、高齢者住宅新聞社にて「待ったなし! 定着率を高める人財育成」を連載中。

    【強み】
    社会保険労務士、社会福祉士として福祉現場の労働環境整備や福祉経営労務管理の提案と福祉現場に特化したコンサルによって培った豊富な事例

    【働き方改革のポイント】
    働き方改革は「休み方改革」とも言われます。有給休暇取得の義務化や週休3日制の導入など「ワークライフバランス」を意識した職場環境を形成できるかがポイントになります。利用者の需要と職員の働き方のバランスは大きな経営判断になります。CSか? ESか?働き方改革を如何にうまく活用するかは、今後の人材確保策にもつながると考えています。

    【「働き方改革」「特定処遇改善加算」など中小企業がすべき工夫のポイント】
    新処遇改善加算【特定処遇改善加算】の算定のポイントに「勤続10年」や「長く働き続けられる職場」という表現があります。これは働き方改革においても重要な課題であり、定年延長や高齢者雇用などこれからの時代の変化に対応した働き方とも関連しています。定着率を如何に高く維持するかは、これから益々深刻化する人手不足時代において「人材確保」の一番の策ともいえるのではないでしょうか。

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