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「不器用さ」に焦点をあてた発達性協調運動障害への支援~動作にぎこちなさがある児への、巧緻性や道具操作を高める具体的な関わり~大阪会場~

子どもたちの世界と社会をつなぐ作業療法を目指して

このセミナーは受付終了しました。

対象 理学療法士作業療法士言語聴覚士その他
分野 リハビリテーション
受講料 13,500円(税込)
開催日 2020年7月5日 開始:10:00 | 終了:16:00 | 開場:09:30
会場 大阪科学技術センター 4階 401号室
大阪府大阪市西区靱本町1丁目8-4[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師   鴨下 賢一 先生
定員 60名
主催 株式会社gene
受講備考 ※受講料には使用物品(Qリング)代が含まれております。
※当日会場にてお支払い下さい。
※開催日を含め7日前からのキャンセルについては、キャンセル料(受講料全額)が発生いたします。
関連資料

概要

【ねらい】
近年、不器用さを主訴とする「発達性協調運動症」が注目され、
注意欠陥多動症や自閉症スペクトラムとの合併率の高いことも報告されてきています。
不器用さは、単に身体や手先道具の操作がうまくできないだけでなく、
その結果、対人関係や学習、さらには自尊感情の発達に影響します。
本セミナーでは、不器用さの原因やその具体的な対応策を、生活場面やライフステージに沿って学ぶことをねらいとしています。

【講義概要】
姿勢を持続して保持できないと座位姿勢をうまくとれず、崩れることで上肢機能や認知機能の発達にも影響します。
たとえば、食事の時に道具がうまく使えずに食べこぼしが増えたり、書字動作の際にうまく書けなくなったりします。

身体を自由に動かせないことで、かけっこやおにごっこ、
縄跳びやジャングルジムなどの粗大な運動遊びにうまく参加できないことがあり、幼児期からの対人関係発達にも影響すると考えられます。

また、ハサミや箸などの道具の操作がうまくできないことで、
生活動作、書字や本を読む力の学習に影響を及ぼします。単に身体や道具をうまく使えないだけでなく、
様々な発達に影響し、自尊感情の発達にも影響していきます。

これら不器用さの原因には、たとえば筋力、様々な感覚の処理、行為(運動企画)、両側動作、空間認知など、様々な要因が考えられます。

アプローチの方法としては、感覚統合療法や運動療法、
課題指向型アプローチなど様々ありますが、日常生活の中で取り組めることが沢山あります。

更衣動作では体性感覚が多く入力され、身体図式や空間認知が育ちます。
また、使用する道具の工夫によって不器用さに対応したり、発達を促すことができます。
たとえば、滑り止めマットの活用などが挙げられます。しかし、世の中には子どもの発達を阻害しかねない注意すべき道具もあります。
このような情報を持ちながら、不器用さのある子どもたちとその家族や支援者に関わることが大切です。

本セミナーでは、不器用さの原因やその具体的な対応策を、生活場面やライフステージに沿って学んでいきます。

プログラム

  1. 前半
    1 子どもの育つ環境について
    2 関わりの基本
    3 事例を通したADL支援
    4 書字に対する支援

    後半
    5 評価
    6 アプローチ
    7 道具の工夫
    8 道具の工夫(実習)

    ※プログラムは追加・変更になる場合がございます。

    【必要物品】
    〇はさみ
    〇洗濯ばさみ
    〇スプーン(普段ご使用されているカレースプーンなど)

    【本セミナーについて】
    グループワークを含みますので予めご了承の上、ご参加下さい。

講師

  •  
    鴨下 賢一 先生

    株式会社 児童発達支援協会
    リハビリ発達支援ルーム かもん 代表取締役
    発達が気になる子への支援を考える会 まるえふ 代表
    日本発達系作業療法学会 副会長
    専門作業療法士(福祉用具・特別支援教育・摂食嚥下)

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