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オンラインセミナー生活リハビリ講座2020 人間学的認知症介護論【全6回】【全6回コース】

「認知症ケア専門士」の資格をお持ちの方へ! 更新に必要な単位を18単位取得できます!

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開催日 2020年10月1日 開始:00:00 | 終了:00:00 | 開場:00:00
会場 オンラインセミナー
東京都スマホ・タブレット・PCで、 観たい時、いつでもどこでも 気軽に視聴できます!配信期間中何度でも視聴可!配信期間【第1講10/1〜10/31】【第2講11/1〜11/30】【第3講12/1〜12/31】【第4講2021年2/1〜2/28】【第5講3/5〜4/4】【第6講4/5〜5/4】[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

会場参加セミナーは札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡で開催しています!
詳細は案内チラシをご覧ください。
講師 生活とリハビリ研究所 三好春樹
定員 100名
主催 くるんば
受講備考 一般社団法人「考える杖」の会員の方は27,000円
関連資料

概要

35年続く生活リハビリ講座が今年からオンライン受講が可能に!
医学の限界、倫理主義の息苦しさ、技術主義の皮相さを超える、人間学を根拠とした新しい認知症介護論。

こんな方におすすめ

  • 新人職員からベテラン職員まで、介護に関わる全ての方大歓迎!
    「認知症ケア専門士」の資格をお持ちの方へ! 更新に必要な単位を3単位取得できます!

プログラム

  1. 【第1講】人間学的認知症ケアを始めよう 配信期間【10/1〜10/31】

    ■ 「いい介護」とは何か
    特養職員時代の体験から、病院で「ここまで」と言われて入所した老人達が元気になっていく“秘密”がどこにあったのか、それを探ることから始めます。虐待防止のためのグループ演習も行います。
    ■ 医療と介護の違い
    医療も介護も科学的で専門的なものを目指せ、と教えられてる。確かに病気という特別な状態の身体に関わる医療には必要でしょう。でも介護にはそれよりも大切なことがある。それをお伝えします。
    ■ 人間学を根拠とした認知症ケア
    「治す」ことを前提とした医学的認知症論から離れて、原因にばかり目を向けるのではなく、いま目の前で起こっていることを現象学的に捉えてみる。そこから豊かな介護の方法論が見えてきます。
    ■ 認知症老人の内的世界へ
    「治す」ことにこだわらない介護は、一人ひとりの認知症老人の内面を共有します。時間感覚はどう変化しているのか。空間感覚は? そこに入り込むと、いまよりずっと介護が楽しくなります。

    【第2講】認知症の人間学的分類と対応法 配信期間【11/1〜11/30】

    ■ 新しい認知症の3分類
    脳で診断する医療の分類法に対して、「老化に伴う人間的変化」の仕方で認知症を3つに分類します。それぞれに対して、どうか関わるべきか、また関わるべきではないかを提案します。
    ■ 新しい3分類の人間学的根拠
    「死の受容過程論」を説いたキューブラー・ロス、さらにそれを「生の受容過程」へと普遍化した吉本隆明を引用し、3分類の人間学的な根拠を示します。
    ■ 分類別ケース紹介と演習
    特養ホームと在宅で出会ってきた認知症老人の事例から、3分類のタイプ別の判定と、介護方針をグループで演習します。
    【ケース1】「ロシアに行く」と言い張って出ていくNさんへの対応
            「ロシア」とは何か、その内的世界に踏み込みます。
    【ケース2】世界を拒否し、独語をつぶやくIさんへの対応
    【ケース3】デイサービスのスタッフに杖を振り上げるSさんへの対応
    各ケースへの対応を通して、より豊かな介護法を手に入れます。

    【第3講】「問題行動」の分析と対応法 配信期間【12/1〜12/31】

    ■ なぜ「BPSD」ではないのか
    「問題行動」のBPSDへの言い換えには問題があります。“of Dementia”では、原因はすべて認知症=脳にあるとされるからです。しかし、認知症の原因のほんとんどは、実は“脳”ではありません。
    ■ 原因を「人生」の中に求める
    老人の生活歴を知りましょう。そうすると老人の見せる不安や混乱が、過去の体験にあると思えることがあります。でも人生は変えられない? 実はそんなことはないんです。
    ■ 原因を「生活」の中に求める
    「問題行動」の最大の原因は、実は日常生活の中にあります。私がいた特養では、夜間の不穏・徘徊の原因の実に60%近くを○○が占めていました。認知症ケア最大のポイントに迫ります。
    ■ 原因を「関係」の中に求める
    目には見えない人間関係を捉える。現在のケアマネジメントに最も欠けている点です。盗られ妄想・嫉妬妄想に薬を出す前に、「関係障害」への関わりを提唱。異食・弄便についても言及します。

    【第4講】HDS-Rの活用法と認知症ケアの原則  配信期間【2021年2/1〜2/28】

    ■ 「長谷川式」を介護に活かす
    世界的に知られたテストですが、介護に有効に活用されているとは言い難い。2人の認知症のケースへのグループ演習を通して、いい介護のための「長谷川式」の活用法を学びます。
    ■ 認知症ケアの七原則
    【原則①】環境を変えるな、【原則②】人間関係を変えるな。残念ながら現在の制度はこれに反するものばかりです。現場の私たちがそれにどう工夫していけばいいのかをお伝えします。
    ■ 最も大切な原則
    施設入所は、環境も人間関係も変えざるを得ません。そんな時は【原則③】○○○○を変えるな、を守ってください。これまで変えられては、老人を認知症に追い込んでしまいます。
    ■ それでもあきらめない! 最後の原則
    【原則①】も【原則②】も、さらに致命的な【原則③】まで変えられて認知症に追い込まれた方でも、私たちが発想を変えることでちゃんと落ち着ついてもらえる。そのための【原則④〜⑦】を紹介します。

    【第5講】生活づくりの認知症ケア  配信期間【2021年3/5〜4/4】

    ■ 口から食べる、おいしく食べる
    認知症ケア、介護職の最大の強みは、一人ひとりの生活を手づくりできることです。口からおいしく食べることは、認知症老人の無意識が落ち着くための最大の要因です。
    ■ 排泄ケアを認知症ケアの基本に
    「快・不快の原則」を行動原理とする認知症老人には、便秘という「不快」をなくすことが大切。下剤や浣腸といった「不快」ではなく、自然排便という「快」をつくるためのアプローチを学びます。
    ■ 生理学的排泄ケア
    介護現場でもあまり知られていない、便秘の分類と生活的な介護法を、生理学を通して学びます。排泄のメカニズムを知ることで、自然排便を保障する、積極的な方法論を手に入れます。
    ■ 日本人のための入浴ケア
    これまでの生活習慣を守るというのなら、必要なのは機械浴ではなく家庭浴のはずです。特浴ゼロを実現した特養の紹介を通して、日本人にとって理想的な浴槽のカタチとその入り方を学びます。

    【第6講】関係づくりの認知症ケア  配信期間【2021年4/5〜5/4】

    ■ 「関係障害」という視点
    一方的で乏しい関係が継続すること、それを「関係障害」と呼びます。身体と精神の障害も、この「関係障害」を経由して、本当の障害に至ります。では、その治癒は? 
    ■ 「関係障害」治癒の第一歩
    「関係障害」を治す第一歩は、私たち介護職の無意識や感じ方を少しだけ変えることからはじまります。「問題老人」の見方を変えるためのグループ演習を通して、「関係障害」の正体に迫ります。
    ■ 目に見えない関係を評価する
    「家族的関係」と「社会的関係」だけではなく、もう一つの大切な関係という3つの軸で関係的世界を評価します。見えないものを可視化することで、ケアの幅を拡げていきます。
    ■ さあ! 関係づくりをはじめよう!
    「生活づくり」と並ぶ介護職最大の武器が、この「関係づくり」です。いま「個別ケア」から「関係の中の個別ケア」への転換が求められています。さあ! 関係づくりをはじめよう!

お申し込みの流れ

① メデュケーションでの お申込み(配信開始希望日要記入、希望日から3ヶ月間視聴可)
   ↓
② 確認後、メールにて、「請求書」「利用規約など(プライバシーポリシー)」「ログイン手順説明書」「ログインURL」「ID」「パスワード」送付
 ↓
③ 入金確認
   ↓
⑤ 視聴
*入金確認が取れるまではログインできません。
*配信希望日までは視聴できません。

【補足】
・複数端末(スマホ・タブレット・PC)での同時ログイン(視聴)はできません。
・通信料金がかかりますのでWi-Fi環境での視聴をおすすめします。
・PC、スマホ、タブレットでの視聴を想定しています。大画面(スクリーンに照射)や4Kや高画質な機器などの環境では画質の保証はできません。
・振込手数料はご負担ください。
・現在のところクレジット決済は行っておりません。
・返金は動画配信の中止を除き、基本的に行っていません。
 (お客様のご都合によるキャンセルにつきましては、返金手数料含めた20%をご負担いただきます。)
・領収証が必要な場合はご連絡ください(領収証名をお知らせください)
 (領収日付は振込日とさせていただきます)
・「考える杖会員」とは、三好春樹氏が代表理事となる「一般社団法人考える杖」の会員です。
・視聴の際の問合せは、ログイン画面の「ヘルプ」からお問い合わせできます。

受講証明書

*特定事業所加算、処遇改善加算などのためのフォローアップ研修での参加の方には、受講証明書をお渡しします。

講師

  • 三好春樹

    生活とリハビリ研究所
    三好春樹

    理学療法士/生活とリハビリ研究所代表/一般社団法人考える杖代表理事
    1950年広島生まれ。血液型はA型。「オムツ外し学会」や「チューブ外し学会」を立ちあげ、介護・看護・リハビリの枠を超えて日本全国で「生活リハビリ講座」を開催し、介護に当たる人たちに人間性を重視した老人介護のあり方を伝えている。 広島修道高等学校中退。1974年から、特別養護老人ホームで生活指導員として勤務後、文部省大学入学資格検定を経て、九州リハビリテーション大学校で学び、理学療法士として老人介護の現場で老人のリハビリテーションに従事する。1985年、「生活リハビリ講座」を開始。「生活とリハビリ研究所」と銘打ち、講座も札幌から沖縄までと拡大。聴講者や仲間もリハビリから介護、看護師、医師までに広がっていく。介護福祉の世界の新しい潮流を切り開いた第一人者。主な著書『実用介護事典 改訂新版』『完全図解新しい介護全面改訂版』(講談社)、『関係障害論』『認知症介護』『野生の介護』(雲母書房)など多数。

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