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講義編
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■初公開の『野球バッティング身体操作論』がオンライン限定でスタート 「バッティングは水モノ」です。 野球経験者の方なら必ず耳にしたことのある言葉だと思います。 水物とはつまり「当てにならないもの」という意味です。 バッティングは、プロというトップクラスの世界でもヒットが出る確率が30%を越えれば一流と言われます。 このことは、それぐらい不確実な要素が多いということを意味しており、裏を返せば確定させられるものがとても少ないということです。 なぜならバッティングはホームベース上をあらゆるタイミングや軌道で通過するボールを、バットという細い棒で一定の箇所にミートさせるという、同じ場面が現れないという特徴を持った運動だからです。 同じコースでも、タイミングや軌道が違う。 同じ球種でも、コースやタイミングが違う。 全く同じボールは2度と来ません。 だからこそ、最低限確定させるべきものつまり「結果を残す全ての打者が使っている共通の動き」を身につける重要性が高いと考えます。 ■バッティングに影響を与える因子は多い このバッティング身体操作セミナーでは、バッティングのパフォーマンスそのものに焦点を当てます。 つまりスイングだけでなく、自分の持つスイングを発揮できるかどうかに影響を与える、タイミングや目の使い方も含みます。 いくらものすごいスイングができても成功できないのがバッティングの大きな特徴です。 世界一速いスイングができても、一定のゾーンでバットの芯に当たらなければ、ヒットすら打てません。 ピッチャーは様々な手法を駆使してバッターのタイミングを崩し、本来のスイングを封じにきます。 このバッティング身体操作(講義編・トレーニング編)では、決してバットスイングを向上させることだけが目的ではなく、バッティングのパフォーマンスそのものを向上させることを目的とした内容です。 バッティングでのスイングにおいては、いくつかの伝統的なセオリーがあります。 上から叩け、脇を締めろ、などです。 しかし身体の構造とスイング構造から考えると、このような単一的な力の構造ではなく、バッティングのスイングは大きく分けて3つの力で構成されます。*加えて遠心力なども関与 バッティングのスイングはこの3つの力の発揮度合いの変化によって軌道を変化させます。 上から叩くのも脇を締めるのも、全て3つの力のバランスによって生じる「感覚」です。 感覚だから、振る人、振り方によって異なります。 このことは指導においても、スイングの分析においても、そして選手自身がバッティングパフォーマンスを上げていくためにも非常に重要な意味を持ちます。 バッティング身体操作では、講義とトレーニングの両面からバッティングパフォーマンスを上げるために不可欠な視点を紹介します。 ■バッティングの基本1:上から叩け 野球界では長らく「バッティングは上から叩くのが基本」とされてきました。 最近はアッパー系のスイングも推奨されるなど他の方向性も提示されるようにもなってきました。 上から叩くべきか、いわゆるアッパーに振るべきか。 そもそも、映像を観ても同じバッターがダウンもアッパーもいろいろ使いこなしていることに僕自身は「こう振るべき」という指導の矛盾を感じてきました。 「いろんな振り方ができないと打てないんじゃないか」という問題です。 投げられた多種多様なボールを打つ側のバッターだからです。 バッターが結果を残そうとするならば、必ずボールに合わせてスイングを変えられなければなりません。 なので「こう振るべき」とすることで、どれかひとつだけの力に意識を向けてしまうと打てなくなる選手もたくさんいます。 バッティング身体操作の講義編では、ではどのようにするべきなのかという点について解説します。 ■バッティングの基本2:脇を締めろ バッティングのもうひとつの基本とされている「脇を締めろ」。 前脇、後ろ脇、場合によっては両脇が対象になります。 脇を締める目的は何でしょうか? 野球経験者である僕自身は、脇を意図的に締めるととても打ちにくかったという経験があります。 一方で、脇を締めたら打ちにくいのに、うまく打てた時は、脇が締まっている。 矛盾があるように感じるかもしれませんが、そもそもの前提条件を疑わなくてはなりません。 「脇の締め方」と「締めるタイミング」、そして意図的に締めるのか結果として締まるのか。 実は脇の締め方ひとつとっても少なくとも2種類あります。 バッティングの時に脇を締める必要があるのは間違いないのですが、その締め方と締めるタイミング、意図的にか結果的なのかの部分が問題です。 これを間違えると、脇を締めることでパフォーマンスは下がります。 このバッティング身体操作講義編・トレーニング編ではこのような問題についての中野崇の考えおよび分析を解説し、指導やパフォーマンスアップに使えるまで落とし込んでいただけます。 ■中野崇の野球バッティングの身体操作論 1)講義編 人体の構造・バッティングの構造の両面から紐解いたロジックを解説します。 どのような方向性で選手のバッティングパフォーマンを向上させていくのかについても詳しくお話しします。 内容> バッティングは間接的対人の受動型 バッティングの運動構造|バッティングを構成する3つの力の解説 2種類の”脇のしめ方” 上から叩け 肩甲骨のハンドル運動 遠心力 後ろ脚を閉めてはならないフェーズ 割れの構造 *変更することがあります 2)トレーニング編 ワークアウト形式でバッティング身体操作トレーニングを実施します。 今回は特に肩甲骨の動きを中心としてパフォーマンスを上げるために不可欠なバッティング用の身体操作トレーニングをご紹介します。 主にプロ選手に指導しているものですが、少年野球選手から導入していただきたいトレーニングばかりです。 *どちらか一方の受講も可能ですが、トレーニング編の説明では講義編での理解を前提とする部分も多く含まれるため、両セミナーの受講を推奨いたします。 こんな方におすすめ> 脇を締めろという指導を受けるが、締めると打ちにくい →脇の締め方には2種類あり、それを間違えると逆に打てなくなる。 バッティング練習や素振りで腰が痛くなる →腰回りの使い方に問題あり。それでは割れができにくい。 とにかくスイングを速くしたい →速くする方法はもちろん、速くするときの注意点(打率を落とさない)も解説します。
JARTA 中野崇
【JARTA設立者プロフィール】 中野 崇(なかの たかし) 理学療法士 プロ野球、プロサッカー、五輪メダリストなど20種目以上のトップアスリートのトレーニングを指導。「日本人には日本人に適したトレーニングがある」として、物理学を根底としたトレーニング理論を提唱。 2015年、日本ブラインドサッカー史上初となる代表チームのフィジカルコーチに就任。ドイツで開催されたNation’s Cup Leipzig 2016の優勝など多数の実績を残している。 2017年3月には、イタリアのトレーナー協会であるAPF(Accademia Preparatori Fisici)で、日本人として初めてSOCIO ONORATO(名誉会員)に登録された。 JARTAの主なクライアント: 女子サッカー|永里優季・横山久美・鮫島彩など多数 プロ野球|野上亮磨・高橋光成(埼玉西武ライオンズ)など多数、在京2球団トレーナーサポート プロサーファー|大村奈央・橋本恋 パラリンピック走り高跳び|鈴木徹 プロフットサル|吉田輝(元日本代表)・皆本晃(日本代表) 競艇|深谷知博 その他、世界柔道2015金メダリスト、J1リーガーなど多数
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