Meducation

医療・介護・福祉を中心としたセミナー・研修などのイベント情報が見つかるポータルサイト

認知症の方への機能訓練 ‐身体機能訓練の工夫 ・集団トレーニングの方法 ・何をすれば良いのか?‐

リハビリ効果につながりやすいプログラムの立案と実施

このセミナーは受付終了しました。
セミナーに関するご質問はこちらからお問い合わせください。

開催日 2020年12月8日 開始:20:00 | 終了:21:30 | 開場:19:45
会場 オンライン開催
広島県福山市春日町浦上1205株式会社QOLサービス[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 株式会社Re学 川畑 智氏
定員 30名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 税・印刷資料・資料送付代込み
関連資料

概要

認知症の方の身体機能と認知機能を整理し、楽しく取り組み、リハビリ効果につながりやすいプログラムの立案と実施を行います。「導入場面」から「提供場面」まで、一つずつ分かりやすく解説します。

こんな方におすすめ

  • 医療、介護分野で認知症ケア、生活期リハビリテーションに携わられている看護師、介護職、リハ職

プログラム

  1. 【当日の講演ポイント】
    ・認知症の方の「病期」から運動能力を整理する
    ・動作分析「ミル」からプログラムを立案する
    ・取り組みやすい運動と、取り組みにくい運動
    ・「運動拒否」「リハ拒否」を防ぐアプローチ術
    ・「感情支援運動」「視覚支援運動」「聴覚支援運動」 ほか

    【認知症の方へのアプローチの工夫で必要な視点】
    認知症の方の病気(エビデンス)の理解が得意な保健・医療・福祉の専門職と人生(ナラティブ)を把握している本人・家族・地域住民が1つのチームとして連携しながら多角的視点で評価し、みんなが納得できる答えを導き出すことが大切だと考えています。

    【アプローチの変化によって、ご利用者の状態が変化した事例】
    施設の中では無気力・無関心の様子が見える方々と農園療法に取り組み、BPSDが改善し本人が日常の役割を得て生き生きと暮らすようになったケースや無気力・無関心の様子が見える方の人生史を紐解くことで、脳活性化プログラムに積極的に参加し、認知機能の維持・改善に繋がったケース、地域住民との交流を深めることで精神活動が増加し、生活にメリハリが生まれたケースなど毎日が発見の連続です。

    【参加のポイント】
    本人の残存能力に目を向け「できる・わかる」にアプローチをすることで、安堵をもたらし安心に繋げることができるようになります。瞬間的な判断、継続的な情報収集を基に不安の解消と自信の回復に繋げるリハビリケアを共に学びましょう。

    【メッセージ】
    認知症の方が安心して生活できる環境は、認知症でなくても安心して生活できる環境です。自分のため、家族のため、地域のために認知症の疾患理解と本人理解を深め、質の高いサービスを提供していきましょう。

    <詳細はこちらからご覧ください>
    https://tsuusho.com/conference/workshop/index.html#kawabata

受講されることで得られる効果

  • 翌日から取り組める現場実践に即した内容なのですぐに実践できる

【その他】

本オンラインセミナーは「第18回日本通所ケア研究大会(合同開催)第15回認知症ケア研修会in福山」のプログラムの一部です。

<大会公式ホームページ>
https://tsuusho.com/conference/

講師

  • 川畑 智氏

    株式会社Re学
    代表取締役/理学療法士
    川畑 智氏

    ・理学療法士
    ・認知症ケア専門士
    ・一般社団法人日本パズル協会 特別顧問)

    宮崎県出身。2002年に理学療法士の免許を取得後、国保水俣市立湯之児病院リハビリテーションにて勤務。2006年に芦北町社会福祉協議会にて勤務。同年11月、日本初の「高齢者のためのアミューズメントパーク」をコンセプトとした公的な介護予防施設『あそびRe(り)パーク』を、責任者として開設。認知症による脳機能の低下をさまざまな遊びの中でリハビリするこの施設は、日本国内のみならず世界中から注目を浴びた。ここでの医療的な機能評価の実施により、遊びながら行うリハビリテーション活動(あそびりテーション)による脳機能の改善が認められる結果を得る。その実績により、2009年に熊本県認知症予防モデル事業プログラムを開発。その後、2011年に医療法人博光会「みゆきの里」認知症対策室室長、みゆきの里連携プログラム企画開発マネージャー、経営企画部を経て2015年8月に株式会社Re学(りがく)を設立。熊本県を拠点に、病院・施設における認知症予防や認知症ケアの実践に取り組むと共に、国内外における地域福祉政策に携わりながら、年間200回を超える講演活動を行い、普及啓発および研究活動を行っている。

    【主な表彰】
    ・2004年11月:第10回熊本県国保地域医療学会 最優秀賞受賞
    ・2005年3月:ドイツ徒手医学ベーシックコース 認定取得
    ・2006年6月:第45回全国国保地域医療学会 優秀賞受賞
    ・2010年5月:熊本県理学療法士協会賞 りんどう賞受賞
    ・2014年3月:全国キャラバン・メイト連絡協議会 全国優良活動賞受賞 ほか多数

    【「参加」の視点を取り入れたレク・アクティビティの展開で気をつけていること】
    はじめに、ADLの様子から機能低下や生活障害を見抜くこと。次に、医学的根拠に基づいたリハ的レクプログラミングし、十分な説明を行い、楽しく行うこと。最後にアプローチ前後の効果をしっかりと検証すること。この3つを大切にしています。

    【機能訓練やレク・アクティビティを行う際のご利用者のモチベーションを高める方法】
    モチベーションを高めるためには、まずは環境設定です。集団が持つ力を上手に引き出すためのコミュニケーション技術が求められます。次に、目的や方法を「分かり易く伝える」ことを大切にしています。アプローチ中は「7回褒める!」ことを心掛け、小さな変化に3配り(目配り・気配り・心配り)しています。

    【今回の分科会における参加ポイント】
    解剖学や運動学、心理学といった医学的根拠に基づいた身体機能向上と認知機能向上、口腔機能向上に関するリハ的レクを楽しく学ぶことができます。 「時間つぶしのレク」や、根拠や効果が薄い「何となくレク」と決別し、質の高い実践のノウハウを共に学びましょう。

    【メッセージ】
    レクと日常生活が結びつかない、効果的なレクを提供している自信がない、現在提供しているレクは、ルーチンプログラムでマンネリ化している。 そんな悩みを一挙解決するための研修です。医学的根拠に基づいたリハ的レクを一緒に学びましょう。

レコメンドセミナー

もっと見る