元コミュニティホーム長者の森 取締役/焼津市市議会議員
石原 孝之氏
静岡県出身。介護現場経験11年目で介護福祉士・介護支援専門員などの資格を持つ。焼津市キャラバンメイト会長・焼津市認知症対策連絡会委員を務める。コミュニティホーム長者の森は平成17年4月1日開設し、【介護部門】デイサービス長者の森、グループホーム長者の森、ショートステイ長者の森、ケアプラン長者の森を運営。【保育部門】保育所もりのくまさんを運営。【介護保険外事業】カフェコラレ、オープンスペース森のこかげ、森de朝市を展開している。これらはすべて同一建物内にあり、魚の町静岡県焼津市で0歳~100歳の“ふじのくに型共生施設”として運営し、厚生労働省が選ぶ「宅幼老所の取り組み事例」にも選定され、実践している「3本の矢政策」は全国各地から多数の見学者がきている。一般向け介護セミナー、介護現場からみる認知症ケアの視点、看取るという選択肢、良い施設の選び方、時代が求める介護福祉士像、リーダーのあるべき姿、人材育成など講演経験も多数あり。また、介護の魅力を伝えるための誌面媒体「メディサポ静岡」で編集長も務めている。
■執筆
「介護保険外サービスの始め方」(介護の経営と運営Vol.35)
「混合介護」(日総研)など書籍寄稿多数
■その他役職
・焼津市キャラバンメイト会長
・焼津市認知症対策連絡会委員
【介護保険外サービス開始時の苦労】
普通のカフェと違い地域のシニア世代が運営するというコンセプトを決め、お年寄りだけでなく幅広い世代が遊びに来れるカフェを作りたい。地域の介護施設でまだ誰もやったことのない事業だけに我々がイメージしているものはあったが、ボランティアさんとの波長を合わせて同じベクトルを合わせていくこと。何度も何度も練習や視察に行き、皆さんに説明をして理解を求めました。
【地域に向けての様々なサービスの提供にあたって工夫していること】
介護施設がこうあるべきという従来の概念を取っ払い、若者や子どもも来やすい空間づくりを意識しました。イベントを多く行い飽きさせない仕組みを創り、森de朝市を行うことで、カフェコラレをもっとたくさんの人に知ってもらえるようになりました。その他にも集客の仕掛けが盛りだくさんです。
【今回の講演の中で一番の参加しどころ】
キーワードは『組み合わせ』と『協力者』です。
【メッセージ】
主力事業である介護保険事業を加速させる保険外サービスです。あの手この手で積み重ねたノウハウを詰め込んでいます。