概要

　2021年介護報酬改定では、LIFE（科学的介護情報システム）の運用も始まり、リハビリのアウトカムがさらに求められ、そのためにはより効率的かつ効果的なリハビリ提供体制を構築し、各病棟での在宅復帰、ADL向上のためのチーム医療体制が必要となります。また、経営面では、診療報酬でのリハビリ期間短縮に伴い、介護部門でのリハビリ提供も重要性を増しており、今後、介護部門のリハビリを戦略的に拡大していく医療機関も増えていくことが予測されます。
　本セミナーでは、2021年介護報酬改定に完全対応し、2022年診療報酬改定に向けて、高品質かつ高収益のリハビリ部門を作るために、部長、科長、主任等のリーダーは何をすべきかについて解説し、今後の対策を検討していきます。ご参加をお待ちしています。

＜プログラム＞
Ⅰ． 2025年まであと4年！リハビリ業界を取り巻く環境変化とその対策
　　・2021年介護報酬改定のLIFE導入でリハビリのプロセスは大きく変わる
　　・診療圏の人口動態マーケットに合わせた医療・介護のリハビリ提供体制を再構築する
　　・2040年療法士過剰供給時代におけるリハビリ部門強化のポイントと働き方改革
　　・2025年以降の地域共生社会は、家族から個人と地域の時代へ突入

Ⅱ．2021年介護報酬改定への完全対応とLIFE（CHASE・VISIT）の運用
　　・「科学的介護の実現」と、自立支援のアウトカムと「LIFE」の本格運用
　　・通所・訪問リハビリの役割は、生活期リハからワンポイントリリーフへ変わる
　　・短時間通所リハビリのメリット、デメリットとは
　　・通所介護における活動と参加の機能訓練強化とLIFE導入の検討
　　・老健におけるリハビリ強化（3職種・訪問リハ）のリハビリ部門の今後の対応

Ⅲ．2022年診療報酬改定に向けた準備と対策
　　・急性期病院の早期介入のためのプロトコール化と早期介入によるADL支援の効果
　　・回復期リハビリ病棟のアウトカム評価はベッドコントロール対策と通所・訪問リハ連携強化
　　・地域包括ケア病棟での集団リハやPOCリハを導入し、サブアキュート入院を増加させる
　　・診療報酬で求められている「ADL向上」と「介護リハ移行」へ注力する体制を構築
　　・医療―介護連携強化のための病棟における業務改善の具体策

Ⅳ．2025年に向けて正念場となる今後のリハビリ部門のリーダーシップ実践
　　・近年、経営者が求めているリハ部門管理者への期待は「リーダーシップ」「人材育成」
　　・地域包括ケア、地域共生社会時代に求められるリハビリ部門のリーダーシップスタイル
　　・多職種連携、多事業所連携を高めるためのリハビリ管理者の役割と行動
　　・これからの教育は、個人から組織で育てる体制へ、教育対策と人事考課制度の重要性
　　・失敗しない目標管理制度の設計と運用方法のポイント

Ⅴ．ワークショップ
　　「 診療報酬、介護報酬改定を味方につけて病院・施設の機能強化と業績に貢献する取り組み」
　　 ―　業績と人材育成で成果を築く部長・科長・主任のリーダーシップの実践に向けて　―

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