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膝折れ、反張膝の改善のために|姿勢戦略の評価、治療

 

このセミナーは受付終了しました。

開催日 2021年10月16日 開始:20:00 | 終了:21:30 | 開場:20:00
会場 オンラインセミナーのためご自宅で受講できます。
兵庫県伊丹市南町※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 パナソニックエイジフリーケアセンター京都椥辻・訪問看護ステーション 八木 大樹 先生
定員 40名
主催 エポック
受講備考
関連資料

概要

歩行中の破行でも遭遇することの多い、

膝折れ・反張膝の改善のために必要な姿勢戦略に関して、

姿勢分析を中心にその観察・分析方法と実際の改善方法までお伝えします。



歩行動作で膝折れがなぜ起こるのか?
どこを治療すべきなのか
どんな姿勢が問題になるのか?


これらの悩みを持っているあなたにおすすめのセミナーです。



●●●なぜ破行の改善に姿勢分析が重要なのか?●●●

破行、特に膝折れや反張膝は、そのアプローチとして下肢筋力低下に対する筋力強化を目的としたトレーニングをすることが多いですが、

実際には、筋力がある程度あるのにも関わらず、膝折れする人もいれば、

下肢の筋力が低下していても膝折れや反張膝がなく歩いている人もいます。



膝折れや反張膝に限ったことではありませんが、

跛行の改善には必ずしも下肢の筋力が不足していることだけが

原因ではないことは臨床上、よく経験することと思います。



もちろん、筋力はどちらも歩行にはとても重要な要素であると思います。

しかし、先ほどの例などのように、

必ずしも筋力が歩行を決定する絶対的な要因ではないとも思われます。



歩行中の膝折れや反張膝を考える場合、床反力を考える必要があります。



●●●膝折れの原因を理解するためには床反力を考えよう●●●

床反力とは、簡単に説明すると足底と床の接地部分から生じている反力のことで、

床にかかる重力と同じ力が中枢に向かって伸びている力の矢印のことを言います。

この矢印が重力と拮抗しているから、我々は地面に安定して立つことができているのです。



膝折れを考える際にこの床反力を考えることが重要になります。



なぜなら歩行中には床反力ベクトルが膝関節の前方を通るか、後方を通るかによって

膝関節に屈曲もしくは伸展のモーメントが加わるようになるため、床反力を無視することは出来ないからです。



床反力は床の接地面から身体重心に向かって伸びてきます。

つまり床反力を把握するためには、身体重心がどこにあって、どのように動いているかを予測しておくことが重要です。



ですが、歩行中などの動いている患者様や利用者様の重心の位置や重心がどこに動きやすくなっているのかを動作の中から見つけるのは、かなり難しいと思います。



そのため、動作の前に静止立位での姿勢を分析することで、

患者様や利用者様がどのような姿勢の戦略をとっているかを分析し

仮説を立てておくことは、破行を改善させていく際にはとても重要な要素であると考えています。



実際重要な姿勢分析ですが、膝が屈曲してるのか、

股関節が伸展しているなど関節の動きのみに着目してしまう方が多いですが、

関節の動きのみに注目してしまう、いわゆる姿勢観察ではなく「なぜ膝が曲がる必要があるのか?」という「なぜ?」について考えていくことが、

姿勢分析では重要だと思っています。



このセミナーを受けると何がわかるのか?

・姿勢分析から動作中に起こりやすい関節の動きがわかるので、動作分析の前のリスク管理や動作を観察するときに重要な見るべき点を絞り込むことができる。



・破行の改善方法だけではなく、姿勢戦略を応用した環境調整の方法がわかるため福祉用具の選定をより論理的に説明することができる。





今回お伝えする姿勢分析は、主に骨盤の傾きや位置から姿勢を9つのパターンに分類しながら、

それぞれの姿勢戦略がどのような状態になっているかの予測を立てていきます。

姿勢を見るときのコツや簡単な見かたもお伝えするので、

姿勢分析に苦手意識がある方でもすぐに実践することができると思います。



今回のセミナーでは、健常者の姿勢分析を中心にお伝えします。

健常者の姿勢の分析ができないと、疾患のある患者様や利用者様の姿勢分析はできないと考えているからです。



実際に姿勢分析の事例も交えながら、解説も行うので、

姿勢分析の手順などもわかりやすいかと思います。



セミナー内容

・膝折れ・反張膝が起こるメカニズム

・膝折れ・反張膝を改善させるために必要なこと

・骨盤から見る姿勢観察と姿勢の考え方

・骨盤の傾きごとの運動特性

・骨盤の傾きの修正方法

・姿勢分析の事例紹介

講師

  • パナソニックエイジフリーケアセンター京都椥辻・訪問看護ステーション
    八木 大樹 先生

    理学療法士

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