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【ユニリハ】 車椅子フィッティングセミナー 前編×後編~固定化した姿勢を作らない車椅子適合~

シーティングという姿勢調整だけでなく、車椅子の寸法調整も加えた生活姿勢保持

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開催日 2022年6月3日 開始:10:00 | 終了:16:30 | 開場:09:40
会場 多摩平の森ふれあい館
東京都日野市多摩平2-9[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 日本ユニバーサル リハビリテーション協会 青木 將剛(あおき まさたか)
定員 5名
主催 日本ユニバーサル リハビリテーション協会
受講備考 前編:車椅子構造 ~車椅子の設計、採寸技術~、後編:車椅子構造と姿勢保持  ~シーティングと車椅子住環境整備~となります。
前編参加のみ:7,000円(採寸用キットセットプレゼント)
後編参加のみ:8,000円(クッション材料含む)
前編後編共参加:15,000円
関連資料

概要

フィッティング(適合)の定義は、その車椅子を利用する人を中心として、用具を身体的、環境的、目的的、社会的に適合化するプロセス。
要するに・・・シーティング+車椅子採寸技術+車椅子住環境整備(メンテナンス)です。
シーティングという姿勢調整だけでなく、車椅子の寸法調整も加えた生活姿勢保持といった意味合いがあります。

生活環境を考えるフィッティング(適合)は、車椅子の設計からスタートします。まずその人に合う椅子を設計し、その人が実際に腰に触れるシートサポートすなわちシーティングを構築していく順番です。
『車椅子設計採寸技術→車椅子シーティング→車椅子住環境整備→社会参加や自己実現へ』


プログラム

  1. 第1章 フィッティングとは
    第2章 フィッティング技術論 総論
    1.車椅子の採寸技術
    2. シーティング
    3.車椅子住環境整備
    第3章 フィッティング 技術論 各論
    1.車椅子の採寸技術(選定含む)
    •車椅子の測り方
    •車椅子の名称
    •車椅子各部の寸法と角度
    •車椅子適合のポイント
    •車椅子の高さとクッションの関係性
    2.シーティング
    •ずれのメカニズムと重心位置
    •座位の定義と意義
    •姿勢の評価
    •円背のある人の座位姿勢の特徴と対応
    •仙骨座りの特徴と対応
    •横方向への崩れの対応
    •廃用症候群等重度な方への対応
    3.移乗
    •移乗の違いと車椅子の留意点

    4.QFDによる整理

    第4章 車椅子住環境整備

    1.車椅子住環境とは
    2.車椅子リスクマネジメント
    3.破損しやすい箇所とその原因
    4.ねじのゆるみとメンテナンス
    5.消耗品のチェックと交換
    第5章 実技編
    骨盤の修正と立ち直り反応の誘発
    プッシャー症候群の改善方法
    張り調整の仕方
    車椅子の採寸キットを使って実際に採寸技術を学びます。
    タオル、段ボールだけを使ってフィッティングを行う技術を習得します。

フィッティングとは・・・

①対象者や利用者は一人で生きているわけではありません。たくさんの環境に所属し役割をもった存在です。その存在が車椅子に乗っても同じように生活できる状態にすることがフィッティングの大きな目的です。

②そのために身体の寸法を採寸します。

③さらに様々なデータを取るために身体計測も行います。(ここで、円背や姿勢不良があれば周知します)

④聴取した興味や楽しみ、生活環境と測定結果や検査結果を合わせて、シーティングや車椅子を適合します。そして常にそれが正しいかをフィードバックしたり再評価を繰り返します。

⑤そして、基の環境に帰っていきます。しかし、その環境でも常に車椅子が身体・環境にフィットしているか、苦痛がないか社会参加や自己実現できているかを確認していきます。

講師

  • 青木 將剛(あおき まさたか)

    日本ユニバーサル リハビリテーション協会
    青木 將剛(あおき まさたか)

    作業療法士
    一般社団法人 日本作業療法士協会 審査員
    一般社団法人 日本リハビリテーション工学協会 代議員
    日本ユニバーサル リハビリテーション協会 学会指定学術責任者
    第1級建築・機械CAD利用技術者
    welHANDS medical 代表

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