Meducation

医療・介護・福祉を中心としたセミナー・研修などのイベント情報が見つかるポータルサイト

ケアレク研修大会2024  【大阪会場】

お悩み解決!なぜ介護現場のスタッフはレクに困るのか!?

このセミナーは受付終了しました。
セミナーに関するご質問はこちらからお問い合わせください。

開催日 2024年9月13日 開始:18:30 | 終了:20:00
2024年9月14日 開始:09:45 | 終了:16:30
会場 新大阪丸ビル新館
大阪府大阪市東淀川区東中島1-18-27[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

JR新大阪駅 東口より徒歩約2分
講師 高齢期リハケア研究会  寺井 達也 氏
株式会社奏恵詩 末藤 浩平 氏
和が家カンパニーズ株式会社  直井 誠氏
NPO法人日本介護福祉教育研修機構 野田 和美 氏
株式会社QOLサービス 小川 真弘  氏
定員 40名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 ※2日間参加で参加費10,000円
 ・1日目のみのご参加の場合 参加費3,000円
 ・2日目のみのご参加の場合 参加費7,000円
関連資料

概要

介護現場でレクリエーションのイメージとして、「レク=集団ゲーム」「レク=集団で楽しまないといけない」「レク=プログラムの一環」を想像される方が多いのではないでしょうか。
本来、介護場面におけるレクリエーション(以下、ケアレク)とは、介護を必要とする人が一人の人間として、その人らしい楽しく充実した豊かな生活や人生を再創造(リ・クリエイト)するための基本的な考え方であり、単に集団ゲームやイベント行事、ぬり絵や脳トレの支援だけをしていればよいというものではありません。
その人一人ひとりの自発的・創造的な様々な余暇の活動であり、趣味活動やスポーツ、芸術、学習、テレビ鑑賞、昼寝などさまざまな活動を含みます。
私たちは、「食事」「入浴」「排泄」「移動」のためにだけに生きているのではありません。
上記のADL(日常生活動作)は生活をする上での目的を達成するための手段です。
私たちはその先の趣味活動や楽しみ活動のために生きています。
もちろん介護は生活を支援するサービスなのでADLの介助も大切です。
それ以上に私たち生活期を支える介護職の醍醐味は、目の前のご利用者の「楽しみ活動」や「生きがい」を支援・創造できることだと思います。

本研修では、介護場面における日常生活のさまざまな活動にレクの視点からアクセントをつけることで、介護現場で行っているプログラムがご利用者一人ひとりの生活に意味ある目的的な活動となる支援方法を実際に参加体験いただきます。
レク(楽しみ活動)を日常化すると共に、日常の様々な活動のレク化(楽しみ活動化)の創出を体験価値として持ち帰っていただくことで、スキルアップと翌日からの現場サービスの質向上につなげていただきます。

こんな悩みを抱えている方はぜひご参加ください
・コロナが始まって以来、提供しているレクがパターン化してしまっている
・何のためにこのレクをしているんだろうと思うことがある
・人が足りない!その場しのぎ・・・スタッフだけが盛り上げようと頑張っている
・他の施設ではどんなことをやっているのだろうか・・・

プログラム

  1. <1日目>9月13日(金) 18:30~20:00 講師:小川 真弘氏(株式会社QOLサービス 教育事業部/介護福祉士/介護支援専門員)

    もうレクに悩まない!振り回されない!ケアレクに必要な視点
    【内容】
    介護もレクも「生活を豊かにする」という同じ目的を持った対人サービスであり、レク・アクティビティはケアの一部です。ただ単に楽しんでもらうだけではなく、ケアとしてのレク知識・技術を身につけることで、日常生活のさまざまな場面や活動にレクの視点で味付けをすることができるのではないでしょうか。本講座では日常生活動作を支援するだけでなく、より重要な活動である「人生の楽しみ活動」が創出でき、生きがいづくりやQOL向上の支援につながる発想の転換をさまざまな手段を使ってお伝えいたします。
    ・なぜ介護現場でレクを提供するのか
    ・マンネリが起こっているのは誰?
    ・表現のバリエーション
    ・全国各地のさまざまな活動
    ・強みを生かす
    ・今までに企画や運営で関わってきた過去の研修・セミナー・学会で得た知識を参加者の方に還元
    ・Q&A形式でたくさんの手段を持ち帰る ほか


  2. <2日目> 9月14日(土)  ※予定している講師・内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

    【分科会1】9:45~11:15 講師:寺井 達也氏(高齢期リハケア研究会 代表/作業療法士)
     要介護者向け個別機能訓練につながる生活機能向上レク  
     ・ケア・レクの基礎
     ・作業療法士が提案する視点を変えたケア・レク~さぁ視点を変えよう!~
     ・生活リハビリから視るレクリエーションの位置づけ
     ・高齢者心理のとらえかたを学ぼう
     ・高齢者の意欲
     ・ケア、レクの目的は?
     ・マンパワーが少なくてもレクはできる

    【分科会2】 9:45~11:15 講師:野田 和美氏(NPO法人日本介護福祉教育研修機構 認定講師/理学療法士)
     フロアで人手が足りない時に集団で効率的に取り組め効果を出せるレク・アクティビティ
     ・レクやアクティビティに取り組む前に必要なこと
     ・パーソナルシートを使ってご利用者を知り、情報を整理する
     ・グルーピングとリスクマネジメント
     ・身体機能だけでなく相性、役割分担を考えたグルーピング
     ・事故のリスク、他者トラブルのリスクを低減し承認しあえるグルーピング
     ・効果を出すための工夫(効果の可視化と数値化できるレク・アクティビティ)
     ・机上・座位、個人・集団、下肢・上肢…組み合わせを変えたレク・アクティビティ
     ・組み合わせやパターンを考えてレク・アクティビティをクリエイト!ほか

    【分科会3】11:30~13:00 講師:寺井 達也氏(高齢期リハケア研究会 代表/作業療法士)
     要支援者向け生活機能向上につながるケアレク
     ・作業療法士が考えた新しい視点のケア・レク
     ・生活の中のレクリエーションを分析してみよう
     ・ケア、レクを生活へ、その具体的テクニック
     ・レクリエーションのシミュレーション
     ・地域とつながる活動、参加アプローチの一例をやってみよう!ほか

    【分科会4】11:30~13:00 講師:野田 和美氏(NPO法人日本介護福祉教育研修機構 認定講師/理学療法士)
     楽しく取り組める!歩行・バランスに必要な機能を向上させるレク
     ・リスクばかりを恐れるな!転倒リスクを伴うバランス訓練をレクに盛り込むためには
     ・バランススケールを用いた傾向と対策
     ・歩行能力ごとのレク・アクティビティの提供
     ・「独歩」「杖」「歩行器」使用など歩行能力によってステップアップ
     ・歩行に必要な要素と効果を高めるポイント
     ・歩行のどの部分が苦手なのかを見極め、レク・アクティビティに盛り込む
     ・安全に配慮した環境設定
     ・レク・アクティビティ中に転倒、ヒヤリハットしないための環境の工夫ほか

    【分科会5】14:00~15:30 講師:直井 誠氏(和が家カンパニーズ株式会社 代表/介護福祉士/介護支援専門員)
     認知症の方が継続して取り組むことができるレク・アクティビティ
     ・和が家グループでの認知症の方向けの生活リハビリについて
     ・和が家グループの認知症ケアと地域づくりの考え方
     ・生活リハビリと社会参加をする上での考え方と実践について
     ・具体的な生活リハビリや社会参加事例を画像と動画で解説
     ・料理、畑、掃除、日誌、バザー、学校や地域との協働作業、お店、ボランティア 等々
     ・どうやったら自社施設で導入できるかを考える

    【分科会6】14:00~15:30 講師:末藤 浩平氏(株式会社奏恵詩 代表/管理栄養士)
     口腔機能改善・栄養改善につながるレク
     ・口腔機能向上と栄養改善の重要性
     ・口腔と全身の健康状態との関連性
     ・口腔機能低下と栄養不良のリスクと影響
     ・高齢者における適切な口腔ケアと栄養摂取の意義・必要性
     ・レクリエーション活動が栄養改善と口腔機能向上に与える効果
     ・実践的なアプローチの提案と現場への展開とアイデア共有
     ・口腔、栄養に関する介護現場でのレクリエーション活動の展開方法
     ・参加者とのアイデア共有の時間など

    【参加者交流 しゃべり場】15:40~16:30 ※自由参加
     日頃の現場実践で経験していることや研修で学んだことを自分の言葉で人に発信することや人の言葉を収集することで、
     より理解が深まります。この「しゃべり場」では参加者と講師がしゃべり、情報交換することで、つながり、より翌日からの
     現場実践に取り組みやすくなります。


    ※ホームページにて詳細をご確認いただけます
    https://tsuusho.com/care_rec

講師

  • 寺井 達也 氏

    高齢期リハケア研究会 
    代表
    寺井 達也 氏

    ・高齢期リハケア研究会 代表 ・作業療法士
    ・生活リハビリプランナー ・AMPS認定評価者
    ・ケアストレスカウンセラー
    京都府出身。
    2006年に作業療法士免許を取得後、介護保険サービスのリハビリテーション業務に従事。通所介護事業所の管理者や訪問リハビリテーションの役職などを経験し、現在は「生活リハビリ」「生活期リハビリ」のフリー講師。大津市行政・企業主催の講座や個人セミナーを開催。また高齢者施設で音楽ボランティアも行っている。高齢者リハビリテーションの主な内容が「機能訓練」「歩行練習」であることに長年疑問に思う。作業療法理論や心理学を学んでいくうちに介護保険サービスに従事する職種問わず「作業療法」の知識が広まれば高齢者ケア・リハビリが充実すると確信する。2021年に直腸がんと診断され、身体障害4級(人工肛門)となる。療養休職中に生活リハビリの著書を二冊出版する。そのうちの「認知行動ケア―高齢者の心理・生活からケアをひもとく」は「作業療法」「介護」「心理学」をミックスした新しい視点の「生活リハビリ」の考え方、実践方法を掲載している。2023年5月に資格「生活リハビリプランナー」を創設(商標登録申請中)。2023年11月にがん局所再発。現在、化学療法を受けながらも「生活リハビリ」を広める活動をしている。

  • 末藤 浩平 氏

    株式会社奏恵詩
    カブシキガイシャカナエウタ
    代表
    末藤 浩平 氏

    ・株式会社奏恵詩 代表
    ・管理栄養士
    大阪府出身。
    大学卒業後、管理栄養士の資格を取得し2008年特別養護老人ホームでの施設管理栄養士として勤務。入居者を中心とした栄養管理を行いながら介護職員と共に利用者様への栄養アプローチを協働。併設のデイサービス利用者様との関わりや、地域包括支援センターからの依頼で地域の高齢者への健康教室、委託配食の配達フォローなどを経て在宅高齢者に関わる栄養管理についての想いが強くなり転職を決意。2013年株式会社はーと&はあとライフサポートへ入職し、デイサービスはーと&はあとの生活相談員兼管理栄養士という立場で在宅高齢者への栄養管理、相談業務を中心に従事。全国的にも珍しく介護職を中心としながらも看護師、管理栄養士、理学療法士、歯科衛生士等専門職を多く配置し、「口から食べることをあきらめない」をテーマに多職種が関わることにより感動体験の実現といきがいづくりの支援ができるデイサービスを目指し管理者を経て在宅配食部門も兼任のマネージャーとして約10年間従事。2024年4月に前職の経験を活かし株式会社奏恵詩を設立。介護職を中心とした配置のみでも職員・利用者様がともに学びを通して栄養、口腔、機能訓練の必要性と行動変容を促すことができるデイサービス設立準備中(2024年8月オープン予定)。

  • 直井 誠氏

    和が家カンパニーズ株式会社
    代表取締役
    直井 誠氏

    ・介護福祉士
    ・介護支援専門員
    埼玉県在住。
    現在、主に認知症を対象とした古民家デイ2か所、商業施設内で予防事業のショッピングリハビリデイ、くらしとシゴトバデイを運営し、代表、管理者、生活相談員として日々奮闘している。また、地域活動で認知症啓蒙活動を頻繁に行っており、昭和の古民家ならではの独自の実践を地域に、専門職に、講演、セミナー、オレンジカフェなどを通じて伝え、地域を巻き込んだ事業を推進している。「社会性・関係性の回復により、生きる活力を取り戻し、在宅生活をいつまでも続けられるようになること」がモットー。

  • 野田 和美 氏

    NPO法人日本介護福祉教育研修機構
    総合介護施設ありがとうリハビリ部門 総責任者
    野田 和美 氏

    ・理学療法士
    ・介護福祉士
    ・介護支援専門員
    ・認知症ケア専門士
    広島県出身。
    阪奈中央リハビリテーション専門学校卒業。卒業後、祐生会みどりヶ丘病院に理学療法士として入職。7年間の勤務の後、退職し株式会社QOLサービスに入社。多機能リハビリセンターありがとうに配属される。現在は、法人におけるリハビリ部門の総責任者としてマネジメント・臨床現場でのリハビリ職の2足のわらじでよりよい生活期リハビリテーションのあり方を模索している。職員教育・家族支援、地域支援活動としてケア・リハビリの知識と技術を職員・家族・地域に提供している。研修講師多数。

  • 小川 真弘  氏

    株式会社QOLサービス
    教育事業部
    小川 真弘  氏

    ・介護福祉士
    ・介護支援専門員
    ・社会福祉主事
    ・相談支援専門員
    岡山県出身。
    尾道大学を卒業後、兵庫県内のトータルホームメンテナンスの会社に就職。住宅改修(リフォーム)の顧客情報管理を行う中で、高齢者を食い物にする「悪徳リフォーム」の会社が蔓延る業界に嫌悪を感じ退職し地元に戻る。2005年12月に株式会社QOLサービスに入社。全国各地の介護・医療・福祉従事者の方向けに各種研修・学会などを企画。約19年の研修等で出会った全国各地で活躍する講師200名以上、介護・医療・福祉従事者延べ10万3,000人。企画する研修は机上の空論ではない現場実践に役立つと参加者からは好評を得ている。今回の研修では今まで一緒に仕事をさせていただいた講師陣から学んだ知財を参加者の方に余すところなくお伝えいたします。

レコメンドセミナー

もっと見る