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【PT・OT向け】情動と報酬系へのアプローチ|サイコサイバネテクス理論を応用した動作学習法

 

開催日 2026年1月8日 開始:20:00 | 終了:21:30 | 開場:20:00
会場 オンラインセミナーのためご自宅で受講できます。
兵庫県伊丹市南町[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 びわこリハビリテーション専門職大学 理学療法学科 教授 冨田 昌夫 先生
定員 20名
主催 エポック
受講備考
関連資料

概要

開催日程:2026年1月8日(木)20:00~21:30【オンライン開催】


講師:冨田 昌夫 先生
びわこリハビリテーション専門職大学 理学療法学科 教授
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※アーカイブ動画にて見逃し視聴が可能です。当日ご参加ができない場合もご安心ください。

本セミナーはオンライン講義、オフライン講義・実技をハイブリッドして企画しました。

そのため、本講義の内容は実技講習会で学ぶことができますが、まずはオンラインでご受講いただけるよう手配しております。

(本申込はオンラインセミナーのみの一括申込フォームです。実技講習会をご希望のかたは別途申し込みフォームからお申し込みください)

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「情動系へのアプローチ」といっても何をどうするのか学校では教わったことがないと思います。

そこでセミナーをパート1、パート2と大きく二つに分け、不安や自信の喪失という情動的な問題を抱えた患者さんに接触するためのセラピストの気づきや、リハビリ中の患者様に安心していただけるために我々がどのように動くべきなのか、その時のセラピスト自身の身体づくりがなぜ重要なのかを目的とした講習会を企画しました。

パート1:【PT・OTのための情動と報酬系へのアプローチに欠かせないセラピストの身体づくり】編

パート2:【PT・OTのための患者さんに対する情動と報酬系へのアプローチの実際】編

の2部構成としました。



パート1:【PT・OTのための情動と報酬系へのアプローチに欠かせないセラピストの身体づくり】編のオンライン講義は2回編成、

パート2:【PT・OTのための患者さんに対する情動と報酬系へのアプローチの実際】

編のオンライン講義は2回編成で構成しています。


●●●●サイコサイバネテクス理論を応用した学習法を理解する●●●●

私たちは健常なときに『大脳皮質が、やるべきことを指示し、その指示に基づいて行動する』

ことが当たり前になっています。

病気やケガ、損傷で身体にホメオスターシスの許容範囲を超える変化が生じると

それを修復して元の秩序に戻そうとする防衛反応が本能的、情動的に脳幹に引き起こされます。



例えば、『大変だ!自分の身体は動けなくなってしまった。倒れたり落ちたりしたら危険だ、動かずにじっとしていなければ!』

と感じると、身体は動かずに安定した状態を保ちたいという過剰な防衛反応で

無自覚、無意識に構えるようになります。



一方早く良くなりたいという社会的なニーズも強いです。

セラピストに「立ちますよ、頑張って!」と声掛けされると患者さんは認知的に理解して立とうとします。

健常なとき認知脳で学習し、頭に入っているやり方で立とうと身体に指示します。

ところが以前の身体と違っている今の身体では指示通りのことができません。

できないので混乱してしまいます。

にもかかわらず我々セラピストは矢継ぎ早に身体を前に傾けて、とか膝を伸ばしてとか指示をするようになります。

できると思ってやったことができないと

過剰な防衛反応を引き起こしている脳幹(情動脳)では

さらに危ない、大変!と情動的な反応を強めて動けなくなってしまいます。



これが動作をしようとすると『患者さんの緊張が高まるとか身体を固定するという現象』です。

このようなときに、認知脳が出しゃばらずに、

情動脳(脳幹)に任せてみようよ!というのが私の治療の原理です。

脳幹で動くということです。

こうした内容を本セミナーでは動画で患者様の治療場面を見ていただきながら学んでいただきます。



多くの患者さんは損傷や病気が治っても障害は持続して残ります。

障害を持って生きていく過程で2次的な障害が発生したり

痛みや苦痛が出現したりしないように自己管理できるようにすることが大切です。

自己管理の大切さは頭で理解できても実際に持続して実行することは極めて大変です。

できるだけ早期から実施し、退院するときには行う動作が習慣になっていることが大切です。た入院中に自己管理をきちんとできるようになることが治療に来る前に病室で実施して余分な力を抜いてからくるようにするなど効率の良い治療を可能にすることにもつながります。

やったことが容易に学習でき動作に反映できるようになるためには目的を持つことが重要です。今回はサイコサイバネテクス理論を応用した学習法を紹介します。

プログラム


  1. ●●●●オンラインセミナーのプログラム●●●●
    私たちは平面への適応から生後1年半から2年の時間をかけて空間への適応を実現し、環境に住み込んでいきます。

    個体発達におけるこの過程を検討し、平面への適応が損傷して、不安や自信の低下の結果ネガティブ思考に陥った患者さんをポジティブ思考に誘導することを考えます。



    治療を進める中で大きな問題になるのが治療時間の不足です。

    早期から自己管理を徹底し、退院したあと行ってほしい動作を入院中から行えるようにして退院時には習慣になっているようにすることが重要です。

    入院中は治療に来る前に病室でしっかり行ってから訓練室に来てもらえば効率の良い治療を可能にすることにもつながります。

    繰り返しになりますが、自己管理の大切さは頭で理解できても実際に持続して実行することは極めて大変です。

    できるだけ早期から実施し、退院するときには行う動作が習慣になっていることが大切です。

    やったことが容易に学習でき動作に反映できるようになるためには目的を持つことが重要です。

    今回はサイコサイバネテクス理論を応用した学習法を紹介します。

    自己管理
    動作学習の促進(サイコサイバネテクス理論の応用)
    改めてアフォーダンスの探索
    支持面になじむ
    見て触って実際に動作を行う(症状動作)
    動作の汎化とは(平衡反応だけでなく立ち直りが自在に使える)
    その他

講師

  • びわこリハビリテーション専門職大学 理学療法学科 教授
    冨田 昌夫 先生

     

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