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【東京】心不全患者のアセスメントと管理、ケアの実践

 

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対象 看護師
分野 臨床看護診療・診察技術終末期医療臨床技術その他
受講料 18,000円(税込)
開催日 2018年7月8日 開始:10:00 | 終了:16:30 | 開場:09:40
会場 ヒューリックカンファレンス
東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリックカンファレンス[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院 病院長・循環器内科教授 医学部循環器内科学Ⅱ 講座教授 井澤 英夫 先生
定員 50名
主催 株式会社医学出版
受講備考 ・1~2名様 18,000円/人 (お弁当・講義資料含・税込)
・3~5名様 17,000円/人
・6名様以上 16,000円/人
関連資料

概要

【概要】
 高齢化社会とともに心不全の患者さんは爆発的に増えています。最近は、急性期病院のみならず慢性期病院や在宅医療の現場でも心不全を合併している患者さんに接する機会は非常に多くなっています。心不全の知識や看護のポイント、急変時の対処方法はすべての看護師に求められているスキルだと思います。
 特に急増する高齢の患者さんでは生命予後改善を目的とした従来の治療からADL改善を目的とした治療へと考え方の修正が求められている中で、看護師に期待されるスキルも従来から大きく変わってきています。また、ポリファーマシーの問題や在宅での水分栄養管理等、多職種間や医療機関どうしの連携においても大きな役割を果たすことが期待されています。

 心不全は心臓の収縮機能が低下している患者さんに起こると従来は考えられていましたが、最近は心臓の収縮機能が低下していない患者さんにも高齢者を中心に心不全に陥ることがわかってきました。心不全の診断も血液検査でできる時代になっています。さらに治療薬も以前は心不全に禁忌だったベータ遮断薬が今では心不全の治療に欠かせない薬になっています。薬以外にもペースメーカーや補助心臓ポンプ等の機械による治療が最近10年間で急速に進歩しています。しかし、このように進歩した治療法も心不全の進行を抑えることはできますが心不全を根治することはできず、多くの患者さんが入退院を繰り返しながら亡くなっています。

 また、治療に加え運動を始めとする日頃の自己管理も心不全の進行を防ぐためには重要です。さらに家族も含めた精神的ケアも非常に重要です。最近では緩和ケアも大きな課題となっています。多職種からなる心不全チームとして情報共有しながら多くの課題を抱える心不全患者へチーム一丸となって対応することが求められています。

 本セミナーでは心不全の基礎から最新の知識までを習得し,フィジカルアセスメントのポイントや急変時のポイント、さらに再入院しないための自己管理のための指導内容について学びます。

【セミナーの目標】
・心不全の基本的な病態や治療が理解できる

・心不全症状を理解しフィジカルアセスメントが実践できる

・心不全患者の自己管理のための指導ができる

・救急、病棟、在宅、どこでも心不全の看護が自信を持ってできる


セミナー概要

    

セミナー概要2

【プログラム】
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
10:00-10:05 オリエンテーション

10:05-11:00
心不全の病態と治療方針の決め方 -心不全の基本を学ぼう-1

収縮不全と拡張不全の違い
前負荷と後負荷
心不全の診断に必要な検査

- 休憩10分 -

11:10-12:10
心不全の病態と治療方針の決め方 -心不全の基本を学ぼう-2

急性期治療と慢性期治療
心不全の治療薬の使い分け
β遮断薬は心不全に禁忌では?
CRTとかLVASとか、わかりますか?

- 昼食(60分)-

13:10-14:00
心不全の症状とフィジカルアセスメント、急変時のポイント
その胃もたれは胃潰瘍?それとも心不全?
フィジカルアセスメントのポイント
患者さんが急変した時こそ看護師としての実力が問われる

- 休憩10分 -

14:10-15:00
心不全なのに運動していいの? -心臓リハビリテーション-
運動療法の効果
心臓に有効な運動の方法
フレイルの患者さんを助ける

- 休憩10分 -

15:10-16:00
心不全を悪化させない自己管理と緩和ケア
生活指導の具体的内容
心不全チームと疾病管理
精神的ケアも重要です
緩和ケアの課題

- 休憩10分 -

16:10-16:30
今日のまとめと質疑応答
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

【講師からのメッセージ】
 心不全の患者さんは高齢の患者さんを中心に爆発的に増えています。ご高齢の心不全の患者さんは心不全だけではなくて複数の併存疾患を持っていることが多く、救急や循環器病棟だけではなくて、病院から在宅までのあらゆる医療現場で心不全の知識や対応は必要なスキルとして求められています。

 心不全は難しいと感じているかもしれませんが、病態を理解して行なっている治療の根拠がわかれば看護も充実したものになると思います。心不全の患者さんの再入院を防ぐためには患者さんの自己管理が重要で、心不全チーム内での看護師さんの果たす役割は今後ますます大きくなると感じています。

 目の前にいる一人でも多くの心不全患者さんを助けるために、明日からの実践に活かしていただけるような心不全の基礎から最新までをビジュアルとわかりやすい内容で、みなさんと楽しく勉強できればと願っています。

藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院 病院長・循環器内科教授 医学部循環器内科学Ⅱ 講座教授
井澤 英夫 先生







講師

  • 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院 病院長・循環器内科教授 医学部循環器内科学Ⅱ 講座教授
    井澤 英夫 先生

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