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ヘアケア商品開発のための毛髪ダメージの評価法 測定デモ付き

~デモで毛髪の「なめらかさ」、「パサつき感」、「うるおい」を評価し、解説いたします!~

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開催日 2019年4月24日 開始:12:00 | 終了:16:30
会場 江東区文化センター 4F 第2会議室
東京都江東区東陽4-11-3[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 花王株式会社  棚町 宏人 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考
関連資料

概要

《習得できる知識》
1.毛髪ダメージの実感ポイントと商品開発の実例
2.機器測定の留意点とデータのばらつきを抑えるコツ(サンプル選定、測定時の留意点など)
3.毛髪の基礎知識(構造、組成、物性およびダメージによる変化)
4.摩擦感テスターとサーモラボの測定方法と結果の読み取方(測定デモあり)
《趣旨》
毛髪特性は我々が普段生活している外的環境の物理的・化学的刺激に非常に敏感です。ヒトはこれら毛髪特性の変化を意識的、又は無意識のうちに感じ取り、毛髪ダメージとして実感します。本講演では、毛髪を触った時の触感としての毛髪の硬さ・柔らかさ、パサつき感の実感ポイントと、それに結びつく毛髪特性・毛髪構造について概説し、対応するケア技術について紹介します。また、毛髪解析、技術開発で必須となる機器測定の留意点(個体差が大きい生体試料に起因する測定結果のばらつきを抑えるコツ)についても測定デモを交えながら紹介します。

プログラム

  1. 【第1部】12:00~13:30
    毛髪ダメージの実感ポイントと商品開発への応用
    【プログラム】
    1.髪のパサつき感/うるおい感を支配する因子と評価法
    (1)パサつき感の実態
    (2)対応する毛髪構造、物性の特定
    (3)技術開発
    2.触感として実感する髪の硬さ・柔らかさ
    (1)実態観察と実感ポイントの把握
    (2)対応する毛髪構造、物性の特定
    (3)技術開発
     
    【第2部】13:40~15:10
    毛髪の機器測定・評価法の実際~ダメージの定量化と留意点~
    【プログラム】
     1.毛髪の機器測定
     (1)機器測定の前に考えておくこと(何のために測定するのか、どこまで測定するのか)
     (2)種々の毛髪物性測定方法とその特徴
     (3)測定方法選択のポイント(何を知りたいか、測定部位は、構造の大きさは)
     (4)測定結果のばらつきに及ぼす毛髪特性(部位差、ダメージ度など)とサンプル調製の留意点
     (5)結果の取り扱い(特異値の取り扱い、統計処理による考察など)
     2.ダメージ損傷測定の実例と商品開発への応用
     (1)太陽光ダメージ
      ①観察(目視、SEM)
      ②接触角
      ③TOF-SIMS
      ④引張強度
      ⑤摩擦
     (2)(ブリーチ+洗髪)ダメージ
      ①観察(目視、AFM)
      ②動的粘弾性
      ③DSC
      ④微小引張
      ⑤熱移動特性(qmax)、毛流れの可視化
     【質疑応答】

    【第3部】15:30~16:30
    評価機器の測定デモ
    講師:カトーテック株式会社 牧野 悟 氏
     KES-SE摩擦感テスター、FR07サーモラボで実演デモを致します。
     (1) 摩擦感テスターの測定デモ
     摩擦感テスターでは、摩擦係数、摩擦係数の変動のデータが得られます。これら特性値から手で触れた時の「なめらかさ」を客観的なデータで評価し定量化ができます。
     (2) サーモラボ(熱移動特性)の測定デモ
     サーモラボは毛髪の“熱移動速度”を数値化することで、毛髪の「パサつき感」「うるおい感」を評価します。
     “熱移動速度”の数値は、人が毛髪を指先で触れた時に感じる、温度低下と相関がとれます。温度低下が大きいとうるおって感じ、小さいとパサついて感じます。

講師

  • 花王株式会社
    品質保証部門 信頼性保証・技術渉外部
    室長
    棚町 宏人 氏

    《略歴》
    1.1989年長崎大学大学院工学研究科修士課程修了。               
      同年花王(株)入社。ヘアケア関連の仕事に従事(毛髪研究、技術開発、商品開発)
    2.1999年-2000年
      研究留学DWI(ドイツ羊毛研究所)
    3.2000年-2015年
      毛髪研究、基盤技術開発
    4.2016年-
      品質保証部門 信頼性保証業務

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