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原薬製造のためのプロセスバリデーション(PV)実施のポイント

・スケールアップ時の工程別の問題点と解決策とは?

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開催日 2019年4月26日 開始:12:30 | 終了:16:30
会場 江東区産業会館 第2会議室
東京都江東区東陽4-5-18[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 アンリ・コンサルティング 代表 森川 安理 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
 また、当日学生証をご持参ください。
関連資料

概要

合成原薬プロセスバリデーション(以下PV)の今昔を理解していただく。PVを実施するときに抑えておかなければいけない以下のポイントを解説する。

・プロセスデザインとその技術移転
・設備等の事前準備(適格性評価)
・PVで何を検討するのか?どうやってプロセスの妥当性を確認するのか?
・リスクアセスメントと管理パラメーター

プログラム

  1.  1 はじめに

     2 プロセスバリデーション(PV)とは
      2.1 原薬GMP及びバリデーションの歴史
       2.1.1 ICH Q7、Q9、Q11概論
      2.2 PV概論(古いPV、新しいPV)

     3 原薬PVのバリデーションマスタープラン(VMP)
      3.1 バリデーションマスタープランとは何か?
      3.2 VMPの盛り込む内容リスト
      3.3 VMPの書式例、および参考文献

     4 原薬PVの事前準備
      4.1 プロセスの基礎知識の技術移転(CQA)
       4.1.1 原薬の重要な品質特性とは?
       4.1.2 類縁物質
       4.1.3 金属不純物
       4.1.4 残留溶媒
       4.1.5 薬の重要な品質特性(CQA)
       4.1.6 リスクアセスメントによる重要工程パラメーターの決定
      4.2 設備に関する適格性確認(DQ, IQ, OQ, PQ)
      4.3 分析方法の適格性確認
       4.3.1 真度
       4.3.2 併行精度
       4.3.3 室内(室間)再現精度
       4.3.4 特異性
       4.3.5 直線性
       4.3.6 範囲
      4.4 ユーティリティー機器の適格性確認(精製水、クリーンルーム等)
      4.5 記録類の整備
       4.5.1 製造指図書
       4.5.2 ロット製造指図・記録書
       4.5.3 試験室管理記録

     5 PVをプロセス化学の面から考える。(仮想合成原薬を例に)
      5.1 仮想原薬のプロセスデザイン
       5.1.1 PVで何を検討せねばならないか
      5.2 仮想原薬の不純物の発生と除去、不純物プロファイル

     6 PVの工程管理パラメーターとサンプリング分析(PVで何を見るのか?)
      6.1 反応工程
      6.2 抽出精製工程
      6.3 異性化工程
      6.4 樹脂精製工程
      6.5 再結晶工程
      6.6 最終ろ過工程
      6.7 乾燥工程(ハード)
      6.8 乾燥工程(ソフト)

     7 文書
      7.1 PV計画書(プロトコール)
      7.2 PV報告書
      7.3 生データの管理 

     8 最近のPV
      8.1 FDAのPV Guidance 2011
      8.2 PPQとPVの違い
      8.3 継続的Verification
      8.4 3バッチバリデーション

受講されることで得られる効果

  • ・ PV事前準備のポイント
    ・ PVで一番抑えておかなければいけないスケールアップの問題点(工程別)
    ・ プロセスの妥当性をどのように確認するのか?

講師

  • アンリ・コンサルティング 代表
    森川 安理 氏

    《専門》
    有機化学、プロセス化学

    《略歴》
    1977年3月 東京大学大学院理学系研究科 有機化学専攻 卒業
    1977年4月 旭化成 入社
    2013 年2月 旭化成 退社
    2013年4月 個人事業主として技術コンサルタント業開始

    1977年旭化成入社後、スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に一貫して従事。この間薬学博士号取得。医薬原薬の工場長を10年経験。工場長として、米国、イタリア、豪州、韓国の当局の査察および、制癌剤を中心にする治験薬の受託生産を経験。旭化成を2013年2月末退職。2013年3月より現職。

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