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化学プロセスにおけるスケールアップとトラブル対応【大阪開催】

~各スケールアップ行程を基礎から学ぶ~

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開催日 2019年10月8日 開始:12:30 | 終了:16:30
会場 ドーンセンター 4F 中会議室1
大阪府大阪市中央区大手前1-3-49[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 アンリ・コンサルティング 代表 森川 安理 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考 ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
関連資料

概要

 私は、旭化成にて、スクリーニング物質合成、パイロット設備での試作品製造、を通して有機化学、プロセス化学を学び、原薬・化学品の実機製造の仕事を担当する中で、化学工学と品質保証を勉強しました。
 この講演では、化学品や原薬のスケールアップ製造に対して、プロセス化学、化学工学、製品製造、品質保証の立場でどのようにスケールアップを捉えるべきなのか?広い分野の知識と経験をどのように総合させてスケールアップを進めればよいかについて語りたいと思います。

プログラム

  1.  1 スケールアップファクターの理論 S/V(Surface/Volume)
      1.1 伝熱
       1.1.1 スケールアップするとなぜ伝熱に時間がかかるのか?
       1.1.2 伝熱の基礎化学工学
       1.1.3 単純加熱・冷却
       1.1.4 再結晶の冷却
       1.1.5 反応熱除去考察
      1.2 ろ過
       1.2.1 スケールアップでなぜろ過不良が発生するのか?
       1.2.2 ろ過の基礎化学工学
       1.2.3 加圧ろ過 1.2.4 遠心ろ過

     2 溶媒回収と溶媒の選択
      2.1 なぜ溶媒回収が必要か
      2.2 溶媒回収トラブル
      2.3 溶媒回収の基礎
      2.4 無水溶媒回収
      2.5 溶媒の選択について

     3 撹拌のスケールアップ
      3.1 撹拌のスケールアップはどう考えたらよいのか?
      3.2 理論:先端速度、体積当たりの電力、循環回数の意味
      3.3 反応、再結晶、などの撹拌を考える

     4 抽出のスケールアップ
      4.1 抽出工程でのトラブルは意外と多い
      4.2 分液不良
      4.3 抽出温度
      4.4 溶存酸素の影響(Pd(0)除去)

     5 ろ過と乾燥のスケールアップ
      5.1 ろ過器/乾燥機の組み合わせ

     6 プラントの安全性
      6.1 溶媒静電気発生
      6.2 化合物爆発性
      6.3 環境への負荷と規制

     7 スケールアップトラブルの例 紹介

    【質疑応答・名刺交換】

受講されることで得られる効果

  • 〇 簡単なスケールアップの化学工学理論(熱伝導、ろ過、撹拌、抽出)
    〇 溶媒回収を考慮した溶媒の選択方法
    〇 溶媒回収プロセス
    〇 プラントの安全性保持技術
    〇 スケールアップトラブル例

講師

  • アンリ・コンサルティング 代表
    森川 安理 氏

    《専門》
    有機化学、プロセス化学

    《略歴》
    1977年3月 東京大学大学院理学系研究科 有機化学専攻 卒業
    1977年4月 旭化成 入社
    2013 年2月 旭化成 退社
    2013年4月 個人事業主として技術コンサルタント業開始

    1977年旭化成入社後、スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に一貫して従事。この間薬学博士号取得。医薬原薬の工場長を10年経験。工場長として、米国、イタリア、豪州、韓国の当局の査察および、制癌剤を中心にする治験薬の受託生産を経験。旭化成を2013年2月末退職。2013年3月より現職。

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