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ぼけの人の居場所をつくる

認知症介護の希望は現場裁量にある

このセミナーは受付終了しました。

開催日 2023年10月13日 開始:10:30 | 終了:16:00 | 開場:09:45
会場 福岡県教育会館
福岡県福岡市東区馬出4-12-22[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 よりあい統括所長 村瀬孝生
定員 50名
主催 株式会社円窓社 なるほどケア塾
受講備考
関連資料

概要

老いやぼけを抱える人たちの世界は、真面目で滑稽な出来事であふれています。しかし、その面白さに気づく時間がとれないほど、介護現場は「業務」に追われています。いまこそ介護の仕事を「作業」から救い出し、現場裁量をふやす時ではないでしょうか。認知症介護に定評のある福岡・よりあいの実践に学ぶ「生き生きとした暮らしの場」のつくりかた。

プログラム

  1. プログラム(各85分)
    ❶業務に日課をもたない勇気
    介護計画や1日のプログラムに合わせようとすると、お年寄りの〈いま〉から目を逸らし、そこから不適切ケアが生まれる。いまこそ日課を手放して、スタッフ1人ひとりの「実感」からケアチームづくりを始めよう。
    ❷体の発するサインに耳をすます
    お年寄りの行動心理症状と呼ばれているものは、介護されることへの抗いである。お年寄りの体に沿い続けていると、介護する〈わたし〉とお年寄りの〈わたし〉の体が勝手にシンクロし、〈ふたりのわたし〉が生まれる。
    ❸認知症の人の看取りケア
    看取り期にある人の、身体が発する無言の訴えに耳をかたむければ、必要な支援が見えてくる。延命治療によらない自然な看取りは、おごそかで、ユーモアにあふれている。多死時代に求められる看介護職の役割は何か。

受講されることで得られる効果

  • 本講座では、「認知症ケア専門士」の方が資格更新に必要な単位が1日受講で3単位取得できます。
    (後援:一般社団法人 認知症ケア学会) 

講師

  • よりあい統括所長
    村瀬孝生

    1964年、福岡県生まれ。東北福祉大学を卒業後、特別養護老人ホームに生活指導員として勤務。1996年から「第2宅老所よりあい」所長、2015年4月より特別養護老人ホーム「よりあいの森」施設長を経て、現職。著書に『看取りケアの作法』(雲母書房)、近書に『シンクロと自由』(医学書院)、伊藤亜紗氏との往復書簡『ぼけと利他』(ミシマ社)ほか。

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