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痛みの脳内機構とニューロリハビリテーション~東京会場~

痛みを感じるとはどういうこと?! そのシステムを明らかにし、リハビリテーションに活かす方法とは?

このセミナーは受付終了しました。

対象 理学療法士作業療法士言語聴覚士その他
分野 リハビリテーション検査
受講料 12,500円(税込)
開催日 2019年6月2日 開始:10:00 | 終了:16:00 | 開場:09:30
会場 全国家電会館 5階 講堂(ホール)
東京都文京区湯島3丁目6番地1号全国家電会館[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師   森岡 周 先生
定員 100名
主催 株式会社gene
受講備考 ※当日会場にてお支払い下さい。
※開催日を含め7日前からのキャンセルについては、キャンセル料(受講料全額)が発生いたします。
関連資料

概要

【講義概要】
患肢の不使用が長引くと、感覚入力や運動出力が減少し、それに伴い対応する脳内の体部位再現領域が狭小化する。この狭小化の程度と痛みの強さは相関する。このように、慢性痛と脳の機能不全には関連がみられ、それに対するニューロリハビリテーションが積極的に開発されている。

痛みが慢性化すると末梢の原因よりも、脳の機能不全の様相が強くなる。これが痛みの認知的あるいは情動的側面である。例えば後頭頂葉が機能不全をきたすと、身体イメージ低下といったneglect-like syndromeを引き起こす。一方、島皮質、前帯状回、内側前頭前野は疼痛の情動的側面に関与する。現に、社会的痛み(心の痛み)を感じた場合にも活性化する。特に疼痛の主観的強度とこれら活動は強い相関を示す。こうした領域が過活動を起こすと、それを制御する背外側前頭前野の機能不全につながり、それに伴いうつ等の精神症状を引き起こし、それにより慢性化が継続するといった悪循環が考察されている。このように疼痛の認知的あるいは情動的側面は、慢性的な脳の機能不全として捉えられる。
したがって、これら脳機能を再組織化させて行くニューロリハビリテーションが必要であることは言うまでもない。

本講演では痛みおよび鎮痛の脳内機構を解説し、神経科学に基づいた痛みのニューロリハビリテーションの具体例を示して行く。

こんな方におすすめ

  • 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・その他医療従事者

講師

  •  
    森岡 周 先生

    畿央大学 健康科学部 理学療法学科 教授・理学療法士

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