Meducation

医療・介護・福祉を中心としたセミナー・研修などのイベント情報が見つかるポータルサイト

指摘事項を踏まえたデータインテグリティ実務対応法

~システム導入前の準備から、導入後の運用まで!~

このセミナーは受付終了しました。
セミナーに関するご質問はこちらからお問い合わせください。

開催日 2019年4月22日 開始:12:30 | 終了:16:30 | 開場:12:00
会場 新宿文化センター 4F 第1会議室
東京都新宿区新宿6-14-1[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 相馬 義徳 氏
定員 30名
主催 株式会社R&D支援センター
受講備考
関連資料

概要

医薬品製造において、原料の供給や製造の拠点など発展途上国も含めたグローバルサプライチェーンネットワークの形成が当たり前になった近年、当局査察においてGMPの基本であるデータインテグリティ(DI:データの完全性)に関する指摘が増加したため、DIのガイドラインが多くの規制当局から相次いで発出された。これらに対応する為にDI対応システムの導入を検討している製薬企業も多いと思うが、コンピュータシステムは所詮道具、使い方を誤れば、DI対応にはならない。
この点を踏まえ、システム導入に向けた準備から、導入後の運用までのポイントを解説する。

プログラム

  1.  1.はじめに ~DIに関する背景~
      1-1.関連ガイダンスとデータインテグリティ理解のポイント
      1-2.DIが注目されるようになった背景
      1-3.FDA 、EMAなどの公的機関の査察指摘事項の理解
      1-4. データインテグリティ対応例

     2.DI対応と浮き足立つ前に ~現状分析~
      2-1.生データおよび記録の定義
      2-2.SOPの再確認 ~最新のGMP要求に対応できているか~
      2-3.機器管理台帳の整備
      2-4. データインテグリティリスク評価

     3.DI対応システム導入にむけて
      3-1.生データの保全
      3-2.生データと記録とのトレーサビリティ
      3-3.SOP改訂と教育訓練
      3-4.システムに求められる必須機能
      3-5. バリデーションの負荷を軽減する為に
      3-6. システムで出来ること、出来ないこと

     4. システム導入後、運用のポイント
      4-1. アクセス権の管理
      4-2. 時刻同期
      4-3. バックアップ・リストアの定期的な訓練
      4-4. バックアップ、アーカイブメディアの管理
      4-5. DIカルチャーの醸成

     5. 当局からの指摘事例
      ・EU(欧州連合)の事例
      ・US FDA(米国食品医薬品局)の事例
      ・PMDA(日本)の事例

     【質疑応答・名刺交換】

受講されることで得られる効果

  • ・当局が求めるデータインテグリティの基本要件及び具体的な指摘事項が理解できる。
    ・データインテグリティに対応するための手順が理解できる。
    ・記録管理(紙ベース/電子ベース)の考慮点が理解できる。
    ・データ(生データ・データ)のバリエーションが理解できる。

講師

  • 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
    ソリューション事業本部
    相馬 義徳 氏

    ≪ご専門≫
    コンピュータ化システムバリデーション(CSV)
    データインテグリティ(DI)対応ソリューション導入コンサルティング
    ≪ご経歴≫
    1983年4月日本ロシュ株式会社(現、中外製薬株式会社)に入社。情報システム部門に所属し、R&D分野のシステム開発を担当。
    2002年の中外製薬との統合を機にコンピュータ化システムバリデーション(CSV)の担当となり、ERPシステム導入プロジェクトに参画しCSVを実施。
    2006年2月に品質保証部に異動となり、CSV担当として工場の監査やFDA査察対応に携わった。
    2010年10月情報システム部門に戻り、全社のCSVおよびインフラストラクチャのクォリフィケーションを担当。ロシュグループの一員としてグローバルなCSVポリシーに対応したQMSを構築し、後進の指導にあたった。
    2015年12月に中外製薬を退職し、2016年1月より現職。
    CSVコンサルティングを行なう傍ら、DIソリューション(ラボシステム)導入コンサルティングやDI対応コンサルティングを担当している。また、国際製薬技術協会(ISPE) 会員としてGAMP Japan COPに参加しており、2018年10月出版の翻訳本「GAMP Guide:Records and Data Integrity(記録とデータのインテグリティガイド)」の翻訳に携わった。

レコメンドセミナー

もっと見る