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【ユニリハ】作業と姿勢と人間工学 応用編 ~インテリアを学び車椅子を卒業する~

ポジショニング、シーティング、フィッティングのエビデンスは人間工学です。まずは、エビデンスを学びませんか。

このセミナーは受付終了しました。
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開催日 2019年5月28日 開始:18:40 | 終了:21:20 | 開場:18:30
会場 府中市または日野市 コンベンションホール
東京都参加人数に応じて調整し受付完了メールで詳細をご連絡します。[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 日本ユニバーサル リハビリテーション協会 人間工学研究部チーム
定員 5名
主催 日本ユニバーサル リハビリテーション協会
受講備考 ※当日受付にてお支払いください。
注:応用編は、基礎編の受講後にお願いします。

★重要★
基礎編、応用編受講者に限り、永久保存版『姿勢のプロトタイプⅠ~Ⅵ型CD-Rプレゼント』
関連資料

概要

本セミナーは姿勢制御技術のエビデンスである、人間工学という基礎を学び、治療への応用にまでボトムアップする事が目的となります。
■車椅子を卒業する
車椅子を卒業し、もう一度椅子に座る、もう一度机に向かって仕事をする、もう一度インテリアを使った生活をするというそんなごく当たり前な生活スタイルに帰っていただく。健常者と同じ生活環境へ戻すという役割として医療はその一端を担っているのではないでしょうか。
いつまでも車椅子に座る事を考えずに、原点や出発点である人間工学という基礎を振り返ることで、治療に応用し、再び馴染みのある道具やインテリアの利用を考える事が本セミナーの目標です。

こんな方におすすめ

  • ○人間工学って何?という基礎的な事を知りたい方
    ○座る技術やシーティングについて深く知りたい方
    ○人間工学は施設や病院内でも使えるという事実を知りたい方
    ○車椅子の正確な寸法測定が知りたい方
    ○人間工学を臨床現場に応用したいと考えている方。
    ○エルゴノミクスワークプレイスをリハビリの治療手段として使いたいと考えている方

プログラム

  1. ①インテリアへの応用
      天然と人工
      もめんと木
      木質空間の風合い
      木の評価法
      環境の時代と京都議定書
     ② 椅子と机への応用
      椅子の歴史
      正しい姿勢、良い姿勢とは
      机と椅子
      人間工学が車のシート、電車のシートを開発した
     ③寝具への応用
      硬い方が身体に良いんです
      枕の高さはこれが良い
      体圧分布と寝心地
     ④住宅機器への応用
      作業台と治療台
      カウンター
     ⑤ 身近なもので姿勢を保持していく技術論 現場で安く、業者と同等レベルのシーティングを行うノウハウを身につけよう
     ⑥ 車椅子を卒業するという発想。
     卒業して、通常の椅子に座る。健常と同じインテリアで生活する考えにシフトする。
     ⑦椅子やインテリアには規格があります。その姿勢データⅠ~Ⅵ型の分類をCD-Rにしてプレゼントすることで、明日からの臨床でインテリアを治療機器として利用する技術を持ち帰っていただきます。

受講されることで得られる効果

  • 人間工学は我々の生活に身近なものです。学校の廊下や教室の椅子の配置、電車の乗り降りや改札の環境、公園やベンチの配置などたくさんの分野に人間工学が深く関係しています。その事実を知ることで施設や病院内でも快適な生活空間を構築する技術が身に付きます。
    インテリアと椅子の関係性から車椅子の構造やシーティングを知ることが出来ます。
  • 身体、心理、認知科学等たくさんの分野の考え方が身に付きます。
    人間工学の介入環境やエビデンスは多岐に渡ります。身体、精神、環境、医学、建築、インテリア・・・その全てをまとめて臨床という医療の現場や介護の現場に活かしていく方法論を学ぶ事ができます。

『 作業と姿勢と人間工学 』何気なく使っている道具は、聴講後、治療機器に見えてくるかもしれません。

当協会は、リハビリテーション医学を中心に、エンジニアリング、人間工学、物理学を癒合させた治療アプローチを行う研究グループです。
その治療要素のひとつである人間工学とは、アメリカで生まれ、ものをヒトの生活様式に合わせてデザインする技術であり、その発祥は、戦後日本の小学児童が使う椅子と机の高さ平均を算出し整備するという、教育場面の姿勢制御がはじまりでした。更に昭和39年開通の新幹線シートの開発、昭和44年のジャンボジェット機シート開発、建築工学のインテリアで利用されるキッチン、椅子、テーブルの幅や高さ、通勤電車内の設計、工場内作業椅子、作業台の高さ等、幅広い分野で活用されてきました。
人間工学のこのような開発には、日本人成人男女の身長体重から、手や足の長さ、身体重心等の平均を徹底的に調査し、身体機能面のエビデンスを人間の精神や心理と行動特性に照らし合わせ、デザインされてきたものです。
我々が日々向き合っている症例は、生誕からものに触れ、遊び、作業を介し、あたりまえのように道具を活用しながら、今現在、福祉や医療の世界で生活しています。この方々に福祉や医療を提供したり、再び社会生活に帰るための介入を行うのであれば、世界共通言語である人間工学を我々医療従事者が知っておく事は重要な要素なのかもしれません。
そこで今回は、作業と社会活動に伴う姿勢制御をどのように捉え、ユニバーサルデザインを確立してきたのか、更に私たちが日々の日常で何気なく使っているインテリアや作業椅子、作業台に隠されたルーツ、原理を解き明かすことで、作業療法や作業療法士の臨床に生かしていく技術、方法論と心理精神活動に影響する事実をご紹介します。
『作業と姿勢と人間工学』何気なく使っている道具は、聴講後、治療機器に見えてくるかもしれません。 

講師

  • 人間工学研究部チーム

    日本ユニバーサル リハビリテーション協会
    人間工学研究部チーム

    チーム発表代表者
    青木將剛

    作業療法士
    工学設計士
    3次元系機械設計技術者
    第1級建築CAD設計利用技術者
    第2級機械CAD設計利用技術者
    Auto cadマイスター技術者

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