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腸内フローラの基礎から最新の研究まで ~特徴や働き、応用方法など幅広く~

【情報機構】

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開催日 2019年6月7日 開始:10:30 | 終了:16:30 | 開場:10:00
会場 [東京・大井町]きゅりあん4階第3グループ活動室
東京都品川区東大井5-18-1[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 東京農業大学 野本康二  氏
定員 30名
主催 株式会社 情報機構
受講備考 1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,640円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引

以下、申込要領をご了承のうえお申込み下さい。

<申込要領>
※受講料のお支払いは、原則として開催日までにお願いいたします。
  当日会場でのお支払いも可能です(請求書に同封の振込連絡書にてその旨ご連絡下さい)。

※申込後、ご都合により講習会に出席できなくなりました場合は、代理の方がご出席ください 。
 止むを得ず欠席の場合、弊社事務局迄ご連絡下さい(受付時間9:00-17:00)。
 以下の規定に基づき、料金を申し受けます。
 開催日から逆算(土日・祝祭日を除く)して、
  講座5日前以前での欠席のご連絡:受講料は頂戴いたしません
  講座3日前~4日前での欠席のご連絡:受講料の70%
  講座当日~2日前での欠席のご連絡:受講料の100%
  セミナー開始後のご連絡なき場合の欠席:受講料の100%

※最小催行人数に満たない場合等、事情により中止になる場合がございます。
   講座の中止・延期に伴う、会場までの宿泊費・交通費等(キャンセル料含)の補償は
   致しかねますのでご了承ください。

詳細はhttps://johokiko.co.jp/seminar_medical/AA190661.php
関連資料

概要

■講座のポイント
腸内フローラの構造と機能に関する最新の情報を概説する。さらに、腸内フローラの恒常性維持とその破たんが宿主の健康に与える影響や、特徴的な腸内フローラの破たんと疾患との関連などを各論的に説明し、腸内フローラ制御による疾患予防や軽減の可能性を考察する。さらに、プロバイオティクスの保健作用について説明するとともに、下記のようなプロバイオティクスの現状の問題点とその解決策について解説する。
1) 食品としての機能性のより確固たる証拠
2) 保健機能を的確に説明する作用メカニズム
3) 演者が携わった基礎および臨床研究から習得したポイント
4) 新規なプロバイオティクスの可能性と研究開発のポイント

■受講後、習得できること
・ 健康の維持増進における腸内フローラの潜在的な機能性に関する情報
・ 腸内常在菌が宿主である我々の健康に影響を及ぼす作用メカニズム
・ 様々な臨床領域における疾患への腸内フローラ異常の関与に関する情報
・ 食事を含めた腸内フローラ制御の方法とこれに基づく疾患の予防
・ プロバイオティクス製品開発のための戦略

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・ 国内外の臨床機関のガイドライン
・ 各国の食品の保健作用表示に関する規制

■講演中のキーワード
・ 腸内フローラ
・ 健康
・ 疾患予防
・ 作用メカニズム
・ プロバイオティクス

プログラム

  1. 腸内フローラの構造
     ・腸内フローラの基本構造:数、種類、住み分け、腸管の部位による差異など
  2. 腸内フローラの状態の解析方法
     ・培養法:好気培養、嫌気培養、選択培養
     ・分子生物学的方法:次世代シークエンサーを利用した解析、定量的PCR(RT-PCR法)、FISH法、など
  3. 腸内フローラの恒常性とその規定要因
     ・腸管免疫
     ・腸管上皮の統合性
     ・腸内環境:有機酸濃度、pH、腐敗産物濃度、胆汁酸
     ・様々な疾患(消化器、免疫、精神・神経系、生活習慣病など)における特徴的な腸内フローラの異常
  4. 栄養と腸内フローラ
     ・複合炭水化物:食物繊維
     ・プレバイオティクス(各種オリゴ糖)
     ・腸内環境:腸内代謝、有機酸、腐敗産物、胆汁酸、pH
  5. 腸内常在有用菌
     ・ビフィズス菌
     ・Faecalibacterium prausnitzii
     ・Akkermansia muciniphila
  6. 腸内常在の日和見有害菌
     ・大腸菌、Clostridium perfringens, C. difficile、ブドウ球菌など
  7. プロバイオティクス
     ・プロバイオティクスの定義
     ・プロバイオティクスの保健作用
     ・食品におけるプロバイオティクス利用の具体例
     ・プロバイオティクスの作用メカニズム:免疫調節の可能性
     ・プロバイオティクスの最近の基礎ならびに臨床研究の情報
  8. 臨床領域におけるプロ(シン)バイオティクスの利用
     ・消化器外科
     ・救命救急
     ・小児外科・新生児科
  9. 新規なプロバイオティクス開発のポイント
     ・内在性細菌
     ・便微生物移植
     ・腸内定着性
     ・生菌と死菌
     ・適正な菌数
     ・菌株特性
     ・的確なバイオマーカー

講師

  • 東京農業大学
    生命科学部 分子微生物学科
    教授
    野本康二  氏

    ■経歴
    昭和54年3月 東京農工大学農学部獣医学科卒業、獣医師
    (株)ヤクルト本社に入社、同・中央研究所入所
    平成26年9月 (株)ヤクルト本社を定年退職
    平成26年10月~ (株)ヤクルト本社中央研究所 常勤嘱託(特別研究員)
    平成29年3月 (株)ヤクルト本社を退社
    平成29年4月~ 東京農業大学生命科学部分子微生物学科 教授
    この間、
    昭和57~59年 九州大学生体防御医学研究所免疫部門(野本亀久雄教授)研究生
    昭和63~平成元年 科学技術庁放射線医学総合研究所薬理化学部(色田幹雄
    および平成5~6年 部長)研究生
    平成元年~4年 米国コロンビア大学癌センター、Dr. I.B.Weinstein研究室
    post doctoral fellow
    平成9~11年 国立国際医療センター研究所適正開発・移転研究部
    (竹田美文所長)研究生
    平成17年4月~ 順天堂大学大学院プロバイオティクス研究(ヤクルト)講座
    客員教授
    昭和62年9月 静岡薬科大学(現 静岡県立大学薬学部)より薬学博士号
    を拝受

    ■専門および得意な分野・研究
    ・ヒトおよび家畜の腸内フローラの構造ならびに機能の解析
    ・プロバイオティクス(シンバイオティクス)の基礎ならびに臨床的研究

    ■本テーマ関連学協会での活動
    日本腸内細菌学会、日本細菌学会、日本感染症学会、日本食品微生物学会、International Scientific Association of Probiotics and Prebiotics

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