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基礎から学ぶ 脳神経外科 第3回

臨床現場ですぐに役立つ!  症状から病態,治療,看護を考える

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対象 看護師
分野 臨床技術ICU臨床看護臨床技術その他
受講料 15,000円(税込)
開催日 2019年10月27日 開始:10:00 | 終了:16:00 | 開場:09:20
会場 損保会館
東京都千代田区神田淡路町2-9損保会館[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 筑波大学水戸地域医療教育センター 柴田 靖
定員 150名
主催 医学教育研究所
受講備考 ご同僚・ご友人をお誘いあわせのうえお申込ください。
お得なグループ割引価格が適用になります。
ただし、代表者様による一括払込みが適用条件になります。

3人以上のグループ受講
1名様 14,000円(お一人当り1,000円OFF)

5人以上のグループ受講
1名様 13,000円(お一人当り2,000円OFF)

10人以上のグループ受講
1名様 12,000円(お一人当り3,000円OFF)
関連資料

概要

脳神経は直接,視診,触診ができません.神経症状と病歴,各種検査所見から病態を考えて,診断,治療,看護を進めます.脳疾患は生命に関わる重症や一刻を争う緊急が多く,後遺症が残ることもあります.よって現場では優先順位を決めて,迅速に対応が必要です.患者さんのすぐそばにいる看護師が,的確に判断して,看護を行い,医師に適切に報告することが,患者さんの命を救うのです.この講義では基礎から実践まで,ベッドサイドですぐに役立つ実用的知識を伝授します.

プログラム

  1. 脳神経の解剖生理
    肉眼解剖から機能解剖まで〜神経の機能を考えながら位置関係を理解する〜
    -- まず,はじめに解剖生理をおさらいしよう!
    -- 脳のどこが障害されると、どこに・どのような症状が出るのだろう?
  2. 病態生理
    意識,高次脳機能,麻痺,失調,痙攣,頭痛 など
    -- 神経症状をどのようにアセスメントする?
    -- 注意すべき徴候とは?
    -- ナースはどうしたらいいの?
  3. 検査
    血液,髄液,CT, MRI, 血管造影,核医学,脳波,ECHOなど
    -- 脳神経の疾患を疑うとき,どのような検査が適当なの?
    -- その検査で何を見ているの? どこまで判るの?
  4. 脳出血,くも膜下出血
    その原因,診断,治療,看護
    -- 診断のポイントとは?
    -- 危険な徴候とは?
    -- ナースは何に注意する?
  5. 脳梗塞
    病態に応じた急性期と慢性期の診断,治療,予防
    -- 何時、何に注意して、何をすべきなのか?
  6. 頭部外傷
    硬膜外血腫,硬膜下血腫,脳挫傷,頭蓋骨骨折 など
    -- 手術の適応は?
    -- 術前、術後の管理は?
  7. 脳腫瘍
    髄膜腫,下垂体腫瘍,神経膠腫,脳転移 など
    -- どんな症状で、どのように診断して治療するの?
    -- 予後はどうなの?
  8. 質疑応答,理解度チェック

受講されることで得られる効果

  • 脳神経症状から病態を考察できる!
  • 各種疾患の症状,診断,検査,治療,看護が理解できる!

参加者の声 (カッコ内)はナース経験年数

●動画や画像も多く分かりやすかったです.具体的な血圧管理の数値や,なぜその値で維持する必要があるのかも理解を深められました.(6年目)
●病棟で日々使う知識,基本的な事が多く今の自分にはピッタリの内容でした.説明も分かりやすかったです.ありがとうございました.(3年目)
●知りたかったことを知れて,最初から最後まで楽しく学べました.先生の話し方も聞こえやすく,とても分かりやすかったです.(3年目)
●脳神経外科ope後の患者さんを受け持つことが多いので,CT・MRIの違いや見方,治療方法について理解できてよかったです.(3年目)
●質問コーナーもあり,プラスαでの勉強ができたと思いました.(4年目)
●病態から症状・看護について説明していただき,わかりやすかった.動画で手技を見ることができて,イメージしやすかった.(6年目)
●動画等はわかりやすく,また見る機会が少ないため良かったです.(10年目)

理解度チェック

1.右の瞳孔に光を入れると右は縮瞳したが,左はしなかった. 病変はどこか?
 A. 右視神経 B. 左視神経 C. 右動眼神経 D. 左動眼神経 E. 視交叉

2.通常は頭痛の原因とならないのはどれか.
 A. うつ病 B. 脳梗塞 C. 脳出血 D. 髄膜炎 E. 低髄圧

3.検査と禁忌の組み合わせはどれか.
 A. 脳CTと妊娠  B. 脳MRIとペースメーカー C. MRIと脳動脈瘤クリップ
 D. 造影CTと透析 E. 造影MRIと腎機能低下

4.ドレーンの管理で間違いはどれか.
 A. 脳槽ドレーンは陽圧開放  B. 硬膜下ドレーンは閉鎖
 C. 硬膜外ドレーンは陰圧  D. 腰椎ドレナージは閉鎖
 E. 脳室ドレナージは陽圧開放

5.髄液耳漏の看護として正しいのはどれか.
 A. 嘔気があれば無理に経口摂取させない
 B. 髄液が漏れないように綿球で外耳に栓をする
 C. 毎日入浴して清潔を保つ
 D. 漏れている側を上にして臥床させる
 E. なるべく座位,立位にする

講師

  • 柴田 靖

    筑波大学水戸地域医療教育センター
    脳神経外科
    教授
    柴田 靖

    昭和63年 筑波大学卒業,筑波大学などで研修
    平成12年 米国ハーバード大学留学
    平成16年 筑波大学脳神経外科講師
    平成21年 筑波大学水戸地域医療教育センター 脳神経外科 准教授
    平成27年から現在 筑波大学水戸地域医療教育センター 脳神経外科 教授

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