学校法人杏林学園 杏林大学医学部付属病院
摂食・嚥下障害看護認定看護師
中村 みゆき
私たちが日頃行っている“食べる”という行動はヒトが生きていくために欠かせない行動であり、日常の楽しみの一つです。しかし、病気や治療、加齢、発達上の理由等が原因で“食べられない”方がいます。
また、超高齢化社会において、“食べられない予備軍“となっている方も増えてきています。
摂食嚥下障害の方の周りには家族、医療者、地域でサポートする方々がいますが、身近にいる人達が摂食嚥下障害患者さんの日々の変化を感じ、関わることで食べるチャンスは増えます。看護師は「食べる喜び、その人らしく生きる」を支える一員です。ぜひ摂食嚥下ケアの知識や技術を磨いていきましょう。