Meducation

医療・介護・福祉を中心としたセミナー・研修などのイベント情報が見つかるポータルサイト

実践!認知症ケア研修会2026(東京会場)

「特定の人だけができる」からの卒業!「誰もができる」再現性のある認知症ケアへ!

開催日 2026年3月22日 開始:10:00 | 終了:17:15 | 開場:09:30
会場 リファレンス西新宿大京ビル貸会議室
東京都新宿区西新宿7-21-3[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

(JR新宿駅西口より徒歩8分)
講師 和が家カンパニーズ株式会社 直井 誠 氏
特別養護老人ホームなごみの里 香月 真 氏
株式会社QOLサービス 妹尾 弘幸 氏
株式会社UDワーク 前田 亮一
定員 80名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 [1講座]4,000円(税資料代込み)/[全3講座]10,000円(税・資料代込み)
関連資料

概要

\「特定の人だけができる」からの卒業!「誰もができる」再現性のある認知症ケアへ!/
「経験豊富なスタッフだけがうまくできる…」そんな認知症ケアの現場を目にしたことはございませんか?
本研修では、スタッフが再現性を持って実践できる関わり方をさまざまな角度から学び、チーム全体で質の高い認知症ケアを実現する力を育てます。日々のケアで誰もが同じ方向を向き、互いの知恵を活かせるチーム作りの具体策や利用者の生活機能や自立を引き出す実践的な方法、日常の関わりを通してご利用者の意欲を引き出し生活の質を高める具体的な実践を学びます。
さらに情報交換会では「困り事対応のリアル」をテーマに現場で直面する課題や悩みを共有し、解決のヒントや応用法を講師・参加者でシェアしていきます。経験や立場に関わらず、誰もが「できる」関わり方を手に入れることで、ご利用者の尊厳を守り、自立した日常生活を支えることができるのではないでしょうか。明日からの介護現場で違いを生む「実践力」をこの研修でぜひ手に入れてください。

こんな方におすすめ

  • 介護、医療、福祉分野に従事されている方

プログラム

  1. [タイムスケジュール]

    講座【1】10:00~11:45
    チームアプローチで高める認知症ケアの「質」
    ~スタッフの関わり方が間違っていませんか!?気づきからBPSDの改善へ~
    講師:直井 誠 氏(和が家グループ 代表)

    認知症ケアの現場では、「本人にとって適切な関わり方ができているか」「チームで同じ方向を向けているか」が、ケアの質とBPSDを起こさせないことに直結します。しかし実際には、スタッフのご利用者への関わり方にばらつきが出てしまい、結果として利用者の不安や混乱を生んでしまうケースをよく目にすることはありませんか。本講座では、認知症ケアを個人の能力に頼るのではなくチームアプローチとして、現場の誰もが再現できる「質の高い関わり方」を具体的な視点で学びます。利用者の小さな変化に気づく観察力、BPSDの背景にある“理由”を見立てる思考法、ケア方針をチームで共有し統一するプロセスまで、日々の支援にすぐ活かせる内容を体系的に整理してお伝えします。
    【内容】
    ・和が家グループの認知症ケアの素
    ・和が家流幸せコミュニティとは…これが「生活」
    ・認知症の症状が進行しているだけではないはず!逆に何を大切にしたら元気になるのか
    ・地域に認知症ケアがしっかりと出来る場を作ろう
    ・認知症ケアをするためのキーワード「安心」「信頼関係」「環境」「生活と役割」「昔昔昔」「育成」
    ・スタッフは快刺激を生み出そう
    ・見えない敵は自分の先入観!スタッフが全く認知症の人という事を抜きにしたら生き返った
    ・認知症ケアの具体的実践の紹介(握手、褒める、満面の笑みでの対話、感情を酌み交わす、個人因子に訴求ほか)

    講座【2】12:45~13:25
    入院・入所・生活不活発による認知機能の低下を防ぐ認知リハビリ・認知訓練
    講師:妹尾 弘幸氏(総合介護施設ありがとう 総施設長/理学療法士)

    高齢者の入院・入所・生活不活発は、身体機能だけでなく認知機能にも大きな影響を及ぼします。環境変化や活動量の低下によって、認知機能の低下やBPSDの誘発にもつながりかねません。本研修では、こうした認知機能低下を予防・改善するための「認知リハビリ」「認知訓練」を現場で再現可能な形で体系的に学びます。認知遂行機能を維持・改善するトレーニングや注意機能へのアプローチ・環境設定など専門職が明日から使える方法を分かりやすく紹介します。
    【内容】
    ・残存機能の改善・活用
    ・認知症ケアではとても重要な「感覚」
    ・認知機能リハ・訓練【1】疾患定義
    ・認知機能リハ・訓練【2】MMSE/長谷川式
    ・認知機能リハ・訓練【3】その他(感覚、記憶、自己認知、コミュニケーション能力、計画力・応用力など)ほか

    講座【3】13:35~15:00
    不安・混乱を起こさせない環境調整と関わり方~認知症利用者とのコミュニケーション技術の実践~
    講師:前田 亮一氏(株式会社UDワーク 代表取締役/作業療法士)

    認知症の利用者は、環境のわずかな変化や、職員の声かけ・対応の違いによって、不安や混乱が一気に高まりやすくなります。BPSDが出現する背景には、本人が感じる“理解できない状況”や“居心地の悪さ”が潜んでおり、それらは環境調整とコミュニケーションの工夫によって大きく予防・改善できます。本講座では、認知症利用者が安心して過ごせる空間づくりのポイントをコミュニケーションと環境から整理し、なぜそれが不安軽減につながるのかを根拠に基づいて解説します。また、日々の関わり方が、利用者の行動・心理にどのような影響を及ぼすかを具体的に学びます。「なぜ不安が強まるのか」「どうすれば落ち着いてもらえるのか」「職員ごとの対応差をどう整えるか」といった現場の悩みに直結する内容です。
    【内容】
    ・認知症ケアを「単なる対処療法」で終わらせない
    ・認知症の方の不安を解消し尊厳を守る「5つのステップ」
    ・【STEP1:尊敬とフレンドリー】
    例えば「言葉の通じない異国での生活」をイメージしましょう。技術の前に、その強い不安に寄り添い、安心感を与える「良き隣人」としての姿勢を明確にします。
    ・【STEP2:プロフェッショナルとしてのマインド】
    信頼がなければ、本当の悩みは語られません。「自分自身」と「環境」に対する利用者の不安を深く理解し、プロとして安心を提供できる信頼関係の土台を作ります。
    ・【STEP3:ハンディキャップへの配慮】
    精神論だけでなく、中核症状(記憶・見当識障害など)を補うための具体的な環境調整と情報保障技術を実践します。「できない」と思い、混乱して、自分を責めないような具体的な安心環境を整えます。
    ・【STEP4:人と人としての交流と挑戦】
    「あなたの言うことなら」という深い信頼(ラポール)を築く方法を学びます。対話を通じて認知症になっても大丈夫という安心感と、その人らしい挑戦を支えます。
    ・【STEP5:ロールモデルとしての輝き】
    安心できる生活基盤を作った上で、その方が、同じ苦しみを持つ仲間の役に立ちたいと願う力を支援します。支援される側から、周囲を勇気づける存在へ導く「応援者」としての関わり方を目指します。

    講座【4】15:10~16:30
    認知症ケア×リハビリテーション
    ~動き・暮らし・関わりがつながる認知症ケア~
    講師:香月 真氏(特別養護老人ホームなごみの里 リハビリ課 主任/Roren 主宰/作業療法士)

    認知症ケアにリハビリテーションの視点を掛け合わせることは、本人の“できる力”を守り、日常生活における「じりつ」を最大化するために不可欠です。しかし、身体機能・認知機能・生活意欲の変化を捉えるだけでは十分ではありません。「どのような生活を歩んできたのか」「どの価値観を大切にしてきたのか」といった生活歴を理解し、そこから生まれるストレングスを見出す視点がなければ、適切な関わりや誘導、そして社会参加へとつなげる支援は成立しません。
    本講座では、「動き」「暮らし」「関わり」を連動させるアセスメントの視点から、本人理解を深める方法を具体例とともに解説します。短期記憶障害や身体機能障害がある中での作業選択・活動実施上の注意点、活動量の引き出し方、意欲の喚起、そして不安や混乱の軽減につながるアプローチを、根拠と実践事例にもとづいて整理します。
    さらに、介護保険サービスの枠に留まらず、ご利用者が家庭や地域で再び役割を担い「活躍できる場」を取り戻すために、私たちの事業所が“ハブ”として果たすべき機能を考えます。既存プログラムに乗ることだけを目指すのではなく、その人らしいストレングスを再び社会へ接続していく視点。社会参加を後押しし、それを受け入れる家庭や地域を整える関わりのあり方。
    人生の最終章の暮らしをより豊かにするために、私たちが今できることとは何か。本講座を通して、価値観に沿った「その人らしい暮らし方」を支え、本人の可能性を再び社会へ開く支援の実践を学んでいただきます。
    【内容】
    ・ストレングスへの気づきやアセスメント
    ・短期記憶障害や身体機能障害の方へのアプローチ―作業選択・導入・実践・評価―
    ・動機付けと継続因子
    ・社会参加に向けた関り
    ・家庭や地域のアセスメントと調整
    ・実践事例紹介 など

    【みんなで情報交換】16:35~17:15
    [参加自由]
    「困りごと」対応のリアル
    認知症ケアの現場で日々感じる「困りごと」、どう解決していますか?この情報交換会では、職場のチームワークの悩み、BPSDへの対応、家族との支援方針のズレなど、現場で直面するリアルな課題について参加者同士、そして講師とも自由に話し合えます。研修の枠にとらわれず、経験や工夫をシェアしながら、「自分だけじゃなかった」「これうちでも実践出来そう」などホッとできる時間に。研修終了後も繋がりを持てるので、情報交換のネットワークを広げるチャンスです。肩の力を抜いて、気軽に参加して、学びとヒントを持ち帰りましょう。

    ■その他■
    本研修会は日本認知症ケア学会単位認定講座です(認知症ケア専門士単位:3単位)

講師

  • 直井 誠 氏

    和が家カンパニーズ株式会社
    代表取締役
    直井 誠 氏

    埼玉県在住。
    現在、主に認知症を対象とした古民家デイ2か所、商業施設内で予防事業のショッピングリハビリデイ、くらしとシゴトバデイを運営し、代表、管理者、生活相談員として日々奮闘している。また、地域活動で認知症啓蒙活動を頻繁に行っており、昭和の古民家ならではの独自の実践を地域に、専門職に、講演、セミナー、オレンジカフェなどを通じて伝え、地域を巻き込んだ事業を推進している。「社会性・関係性の回復により、生きる活力を取り戻し、在宅生活をいつまでも続けられるようになること」がモットー。

    【農家古民家ケア】
    →農家の家をリノベーションし、庭と畑に囲まれた農家的古民家デイ。生活×社会性×人間らしさを回復し、みんなで「仲間」づくりを行い、みんなの居場所を作っていきます。アルツハイマー型認知症や廃用症候群などの方にも適している環境です。

    【買い物&社会参加リハビリケア】
    →買物難民の高齢者、脳卒中や高次機能障害後の生活リハビリにも適してます。買物リハビリのみならず、認知機能の維持改善、引き籠り解消等目指します。買物の次のステップで外出&旅行リハもやってます。

    【地域をまるごと多世代共生ケア】
    →駄菓子屋や地域の茶の間がついた共生の居場所。地域のお仕事、食事の支度、大工仕事、庭仕事、自分らしく生きるシゴトとくらしをみんなで実践。その人らしさの発見と地域多世代交流を目指す場です。

  • 香月 真 氏

    特別養護老人ホームなごみの里
    リハビリ課 主任/作業療法士
    香月 真 氏

    ・Roren主宰
    ・福岡市保健福祉審議会臨時委員

    福岡出身。2004年よりデイサービスで作業療法士として勤務。福岡市外や福岡市中心部、周辺地域のデイに勤務し、リハビリテーションを行いながら地域性や家族関係など高齢者を取り巻く環境を肌で感じ、高齢者が持つ可能性と環境から受ける影響を目の当たりにする。2015年、都市部に住むデイサービス利用者の多くが、こども世代と同居する事で活動が制限されていること、それによって役割や生きがいの喪失を招き主体的な人生の目標が持てずにいる状況を改善する為に、それぞれが人生で培ったものをモノやコトづくりにして自宅とデイ以外の社会と繋げるRoren【老練】という活動を開始。現在は、在宅で出来たことを施設サービスでも実践出来るよう特別養護老人ホームのリハビリ部門に所属しながらも変わらずRorenの活動を続けている。以下Rorenの活動記録。

    [2015年]
    ・福岡市のアンティーク家具店で展示会を開催
    [2016年]
    ・福岡市のアンティーク家具店、北九州のギャラリーにて展示会を開催
    ・リハケア学会発表
    ・西日本新聞掲載
    [2017年]
    ・福岡県作業療法学会で展示、講義
    ・福岡市のアンティーク家具店での展示&作り手によるワークショップ開催
    ・北九州市のギャラリーで展示会開催
    ・西日本新聞掲載
    ・TV取材
    [2018年]
    ・福岡市のアンティーク家具店、北九州市のギャラリーで展示会開催
    ・TV取材
    [2019年]
    ・大分県日田市ギャラリーにて展示会開催
    ・無印良品での展示会開催
    ・ファッションショーへの出品協力
    ・福岡市カフェにて作り手によるワークショップ
    [2020年]
    ・朗読舞台への協力
    ・柳川市ギャラリーにて展示会開催
    ・作業療法 福岡特集記事
    [2021年]
    ・北九州市ギャラリーにて展示会開催
    ・北九州市 北九州未来創造芸術祭「ART for SDGs」対談
    ・福岡市認知症ライフサポートワーカー研修
    [2022年]
    ・福岡県作業療法学会対談
    ・太宰府市ギャラリーにて展示会開催
    ・北九州市ギャラリーにて展示会開催
    [2023年]
    ・福岡市のアンティーク家具店での展示会開催
    [2024年]
    ・朝日新聞掲載
    ・島根県浜田市議会視察
    [2025年]
    ・台湾視察
    ・鹿児島県錦江町視察
    ・西日本新聞掲載

  • 妹尾 弘幸 氏

    株式会社QOLサービス
    代表取締役
    妹尾 弘幸 氏

    日本通所ケア研究会 会長
    月刊デイ編集長
    総合介護施設ありがとう総施設長
    早稲田大学非常勤講師

    川崎リハビリテーション学院卒業後、救急病院、県立病院などで理学療法士として勤務する傍ら、介護福祉士養成学校などの非常勤講師を務める。1998年に理学療法士勤務の傍ら有限会社QOLサービス(現、株式会社QOLサービス)を設立。2004年に介護部門「多機能地域ケアホームありがとう」を開設。現在は株式会社QOLサービス代表取締役として「月刊デイ」「認知症ケア最前線」「デイの経営と運営」などの定期購読誌を発行する傍ら、介護現場での臨床実践・研究なども精力的に行っている。

  • 前田 亮一

    株式会社UDワーク
    代表取締役/作業療法士
    前田 亮一

    ・株式会社UDワーク 代表取締役
    ・作業療法士
    ・茨城県社会福祉協議会 はんどちゃん運動推進委員
    ・理化学研究所 データサイエンスチーム (客員研究員)

    茨城県出身。
    回復期リハビリテーション病院、在宅リハビリテーションに20年以上従事する。在宅リハ施設ではマネジャーとして運営管理を実施。関心テーマは「社会参加と活動」。利用者さんの暮らしの可能性を広げ、日々暮らしに熱中する活動を持つことの重要性を感じている。企業やお店、学校など地域連携も積極的に進めている。現在では、認知症当事者の社会活動参加や予防医療、オンラインなどデジタル活用など社会参加の可能性を広げる活動や事業を取り組む。

    【参加者へのメッセージ】
    自分の強みを活かし選ばれる専門職として、利用者の挑戦を応援する存在になりましょう。

レコメンドセミナー

もっと見る

  • サービス終了のお知らせ