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新しい 総合的認知症ケア研修会(東京会場)

「勘」や「想像」に頼らない認知症の方への支援とは

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開催日 2019年11月16日 開始:10:00 | 終了:17:00 | 開場:09:30
会場 読売理工医療福祉専門学校
東京都港区芝5-26-16[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 株式会社QOLサービス 妹尾 弘幸
総合介護施設ありがとう ありがとうグループホーム 天野 佳美
十日町介護グループ  田中 晶
和が家グループ 直井 誠
定員 100名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 (税・資料代込み)
関連資料

概要

認知症の人は私たちと何が違っていて、何が同じなのかを考えことはありますか?
違いは、認知症という疾患が「ある」か「ない」かの違いだけなのです。しかし、認知症ケアが難しいと感じてしまうのは、「言うことを聞いてくれない」「リハビリの指示が入らない」「認知症だからできない」という介護者側の視点による感じ方や介護者が困らない介護者側都合のアセスメント、利用者理解の不足が原因なのではないでしょうか。
この研修会では【「勘」や「想像」に頼らない認知症の方への支援とは】をテーマに、介護者側都合にならないための認知症ケアのアプローチについて【発想の脱却の視点】【環境設定の視点】【効果的なプログラムとケアの工夫の視点】【不適切ケアを防ぐ利用者理解の視点】の4視点から学んでいただきます。

こんな方におすすめ

  • 認知症介護に携わる介護、医療、福祉従事者

プログラム

  1. ■講座1:10:00~11:45
    認知症の人の想いをカタチに!認知症の人の社会参加活動を見える化!
    「認知症だからできない…」という発想の脱却と社会参加活動に対する考え方の整理
    講師:直井 誠氏(和が家グループ 代表)
    (内容)
    ・コンセプトは2025年の高齢化社会の地域をケアする集団づくり
    ・地域を守る「和が家」の認知症支援活動
    ・「地域を守る」をサービスに落とす
    ・認知症のタイプに合わせた関わり方と役割の創出
    (アルツハイマー型認知症:不安を取り除くケア、前頭側頭型認知症・高次脳機能障害:役割づくり など)
    ・和が家の取り組み
    (古民家デイ、ショッピングリハビリデイ、シゴトバデイを掛け合わせたトライアングルケア)

    ■講座2:12:00~13:15
    認知症ケアでの環境設定の視点
    リビングオブザイヤー最優秀賞受賞!入居待ち100名超えの「ありがとうグループホーム」の工夫を中心として
    講師:妹尾 弘幸 氏(株式会社QOLサービス 代表取締役/総合介護施設ありがとう 総施設長)
    (内容)
    ・自立支援の環境設定
    ・各種活動の自立を促進する環境の工夫例
    ・自立支援の環境設定の考え方
    ・ADL、IADLの自立支援の環境設定の工夫
    ・安全・安心な環境設定
    ・現場の環境、これはおかしい?具体例・安全・安心な環境設定の考え方
    ・転倒予防、リロケーションダメージ予防、その他リスク予防の環境設定
    ・認知症になっても安心できる環境づくり

    ■講座3:14:15~15:30
    新しい総合的認知症ケアの実践
    認知症の方に効果的なプログラムとケアの工夫
    天野 佳美 氏(多機能地域ケアホームありがとうグループホーム 介護福祉士)
    (内容)
    ・「社会参加」「交流」に向けて季節行事やイベントを楽しむ
    ・個々に合わせた豊かな時間づくりの工夫
    (木工作業、習字、畑づくり、園芸活動、縫い物、読書 など)
    ・日常生活場面における役割づくりの工夫
    (調理、洗濯物たたみ・干し、食器洗い・拭き、盛り付け、配膳・下膳、お茶くみ など)
    ・近隣の豊かな環境を生かした五感への刺激
    ・事業所での取り組みを最大限に生かす!在宅での生活を限界点まで高める家族支援の工夫
    ・実際に効果のあったご利用者の事例紹介 ほか

    ■第4講座:15:45~17:00
    認知症ケアの現場で不適切ケアを防ぐためのスタッフ教育
    不適切ケアを予防するコミュニケーションと利用者理解の観点
    講師:田中 晶 氏(十日町介護グループ 代表/ブログ「たなかいご」 管理者)
    (内容)
    ・導入 ~当たり前っていったいなんだろう~
    ・虐待の現状 ~なぜ虐待が起こってしまうのか~
    ・認知症について ~改めて学ぶ認知症ケア~
    ・振り返り ~自身の介護を見つめ直す!~
    ・実践 ~相手の気持ちをあげるコミュニケーション術~
    ・事例 ~「人」として関わること~ ほか

    【その他】
    本研修は、日本認知症ケ学会単位認定講座です(認知症ケア専門士:3単位)

講師

  • 妹尾 弘幸

    株式会社QOLサービス
    代表取締役
    妹尾 弘幸

    東京都出身。
    川崎リハビリテーション学院卒業後、救急病院、県立病院などで理学療法士として勤務する傍ら、介護福祉士養成学校などの非常勤講師を務める。1998年にPT勤務と共に有限会社QOLサービス(現、株式会社QOLサービス)を設立。2004年に介護部門、多機能地域ケアホームありがとうを開設。現在は、株式会社QOLサービス代表取締役として「月刊デイ」「デイの管理者&リーダー」「ケアレク」「リハージュ」などを発行する傍ら、教育部門では各種養成講座や全国規模の研修会を開催している。介護部門のありがとうグループは、グループホーム、訪問看護、訪問介護、看護小規模多機能、デイサービス、ショートステイ、居宅介護支援ステーション、サービス付高齢者住宅など福山市の東部地区で地域包括ケアの先駆けとして運営をしている。認知症の方の潜在能力を引き出すケアを広めるため、自施設のスタッフだけに留まらず、全国各地で認知症ケアのスペシャリストの養成に力を入れている。

  • 天野 佳美

    総合介護施設ありがとう ありがとうグループホーム
    介護福祉士
    天野 佳美

    広島県出身。
    平成24年に株式会社QOLサービスに入社し、グループホームに配属となる。平成27年より同法人内の地域密着型通所介護に異動となりリーダーとして勤務。平成30年4月に同法人内の認知症対応型通所介護の管理者が産休に入るため、管理者となる。令和元年8月より認知症対応型通所介護の管理者復帰に伴い、地域密着型通所介護の経験をグループホームに生かすためグループホームへリーダーとして復帰。ご利用者に寄り添いながら、その方の在宅生活の極限値までをモットーにご利用者の「できる力」を生かす取り組みを実践している。

    【資格】
    ・介護福祉士
    ・認知症介護実践者研修 修了
    ・認知症対応型サービス事業 管理者研修 修了
    ・DCM基礎コース 修了

  • 田中 晶

    十日町介護グループ
    代表
    田中 晶

    新潟県十日町市出身。
    ・TKG(十日町介護グループ)代表
    ・ブログ【たなかいご】管理者
    ・介護支援専門員

    20歳で介護業界に。障がいを抱え一旦は離脱するも、その体験を活かした独自の視点で復帰し、ブログ【たなかいご】とともに業界に変革を起こしている。介護啓発自主団体「TKG(十日町介護グループ)」を結成し、認知症ケアやフットケア、介護技術などのセミナーの開催や、地域の福祉イベントなどにも積極的に参加をしている。さまざまな角度から介護を語るブログは全国の介護士からたくさんの注目を集めている。

  • 直井 誠

    和が家グループ
    代表
    直井 誠

    埼玉県在住。
    現在、主に認知症を対象とした古民家デイ2か所、商業施設内で予防事業のショッピングリハビリデイ、くらしとシゴトバデイを運営し、代表、管理者、生活相談員として日々奮闘している。また、地域活動で認知症啓蒙活動を頻繁に行っており、昭和の古民家ならではの独自の実践を地域に、専門職に、講演、セミナー、オレンジカフェなどを通じて伝え、地域を巻き込んだ事業を推進している。「社会性・関係性の回復により、生きる活力を取り戻し、在宅生活をいつまでも続けられるようになること」がモットー。

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