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看護師等のための後悔しない実践的なACPと看取りケアに必要なことセミナー(東京会場)

ご利用者・患者の最期を支え病院・施設・在宅がつながる医療・介護連携モデルと明日から使える現場実践

開催日 2026年3月21日 開始:13:00 | 終了:17:30 | 開場:12:30
会場 リファレンス西新宿大京ビル貸会議室
東京都新宿区西新宿7-21-3[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

(JR新宿駅西口より徒歩8分)
講師 株式会社ONMUSUBI 眞鍋 哲子
株式会社イエノオト 重政 兼悟
定員 20名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 (税・資料代込み)
関連資料

概要

【Q】なぜ今、ACP・看取りケアが求められるのか!?
【A】制度改定の検討テーマとして「ACPや終末期支援の評価・推進」が議論されています!

超高齢社会の進展により、高齢者が「どこで、どのように最期を迎えるのか」は、もはや一部の専門職だけの問題ではなく、社会全体の課題となっています。病院では、急変時に救命を最優先とした判断がなされやすく、施設や在宅の現場でも、本人の意思が十分に確認されないまま救急搬送や延命医療が選択されてしまうケースが少なくありません。その結果、本人の価値観や希望とは異なる医療が提供され、家族や医療・介護従事者が強い心理的・倫理的葛藤を抱える状況が生じています。さらに、高齢者の救急搬送の増加は、医療現場のひっ迫を招き、本当に医療を必要とする人に必要な医療が届きにくくなるという構造的な問題にもつながっています。こうした状況を防ぐためには、病院・介護施設・在宅といった場を問わず、本人の意思や価値観を事前に共有し、いざというときに家族や医療・介護職が「迷わず判断できる」環境を整えることが不可欠です。その中核となるのが、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)と、現場で実践できる看取りケアです。
本研修は、看護師はもちろん、介護職、ケアマネジャーなど、人生の最終段階に関わるすべての専門職の方を対象に、現場で本当に役立つ視点と実践を共有する場として企画しました。「もし今、目の前の利用者・患者が急変したら、あなたは自信をもって判断できますか。」その問いに向き合いたい方は、ぜひ本研修にご参加ください。

こんな方におすすめ

  • ・病棟、施設、在宅療養支援看護師
    ・介護職、ケアマネジャーなど、人生の最終段階に関わるすべての専門職

プログラム

  1. 講座【1】13:00~14:45
    なぜ今、ACPと看取りなのか
    「人生最終段階」を支えるために、病院・在宅・施設が共有すべき制度理解とACP・看取りケアの実践
    講師:眞鍋 哲子 氏(株式会社ONMUSUBI 代表取締役/看護師)

    本講座では、人生最終段階の支援に欠かせない法・制度の理解を基盤に、病院・施設・在宅それぞれの役割を整理し、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)と看取りケアをどのように連動させていくかを体系的に学びます。急性期から在宅・施設への移行期における支援のポイント、高齢者救急の実態と医療との連携、施設内での看取り体制構築のプロセスまで、現場で直面する課題に即した実践知を提供します。ACPと看取りは「特別な場面」ではなく、日々の生活支援の延長線上にあるものです。本講座では、生活の連続性を途切れさせない支援の組み立て方を再確認するとともに、病院・介護施設・在宅が共通認識を持って取り組むための視点を共有します。明日からのケアに直結する知識と実践を整理したい方に最適な内容です。
    (予定している内容)
    [1]なぜ今、ACPと看取りなのか
    ・社会的入院から在宅・施設重視への転換
    ・高齢者救急の増加と「搬送する・しない」の判断問題
    ・施設が人生最終段階を支える時代へ
    [2]制度と法律の基本理解
    ・国がACP(人生会議)を推進する背景
    ・「終末期」から「人生最終段階」への考え方の変化
    ・施設・医療職に求められる説明責任と連携
    [3]ACPの実践ポイント
    ・ACPは一度決めるものではなく、繰り返し話し合うもの
    ・疾患別ACPの視点(老衰・がん・心不全)
    ・本人・家族・多職種で共有する意味
    [4]高齢者救急と施設の役割
    ・なぜ救急搬送が増えているのか
    ・施設内で判断するための軸
    ・「搬送しない選択」も支援の一つ
    [5]人生最終段階の医療とケア
    ・治す医療から、苦痛を和らげ生活を支える医療へ
    ・医療と介護の役割の違いと重なり
    ・チームで支える看取り
    [6]介護の強みと予防的ケア
    ・生活の中での気づきが命を守る
    ・誤嚥性肺炎予防
    ・重度化予防と日常ケアの重要性
    [7]施設内の医療を整える
    ・看護師・介護職・医師の連携
    ・看取り体制・判断フローの整備

    講座【2】14:55~16:40
    明日から使える看取り実践とACPの進め方
    時期別の関わり方、家族支援、連携するために必要な記録と情報共有、事例検討ほか
    講師:重政 兼悟 (株式会社イエノオト 代表取締役/看護師)

    在宅看護の現場では、看護師が本人と家族、そして医療・介護チームをつなぐ「要」としての役割を担っています。本講座では、講師自身の在宅看護の豊富な経験と具体的な事例をもとに、ACP(人生会議)をどのように現場で進めるか、また意思決定が難航する背景にある“家族・他職種が抱える怖さ”にどう向き合うかを深く掘り下げます。さらに、看取りの時期別の関わり方や家族支援、連携の質を左右する記録と情報共有のポイントを押さえながら、従来の価値観をアップデートし、「怖さを覚悟に変える」ための実践的アプローチを整理します。看護師としての役割は想像以上に広く、日々のケアの中でACPを推進できる場面は数多く存在します。本講座は、事例を通して在宅看護の可能性を再認識し、明日から使える実践を得られる内容です。現場での迷いを力に変えたい方に最適です。
    (予定している内容)
    [1]在宅看護との出会いと学び
    ・講師自身の経験から、在宅看護の重要性や現場でのやりがいを共有
    ・在宅でのケアが本人や家族の人生最終段階に与える影響を考える
    [2]事例で学ぶACPの実践
    ・多様なケーススタディを通して、ACP(人生会議)の進め方と意思共有の難しさを体感
    ・本人・家族・チーム間での価値観調整のポイントを整理
    [3]看護師の役割と多職種連携
    ・日々のケアにおける看護師の具体的な役割と可能性を実感
    ・ACPを円滑に進めるための実務的な工夫
    ・チーム全体の連携の要として、看護師が果たす責任と影響

    【トークセッション】16:45~17:30
    本音で語る人生最終段階ケア
    病院・在宅・施設が抱えるギャップを埋める実践討論
    登壇者:眞鍋 哲子 氏(株式会社ONMUSUBI 代表取締役/看護師)/重政 兼悟 (株式会社イエノオト 代表取締役/看護師)

    講師陣と直接対話しながら、現場で役立つACP・看取りケアの実践方法を学ぶトークセッションです。参加者からの事前質問や、実際の困難事例をもとに、講師が具体的な対応策や工夫を示します。単なる座学ではなく、「自分の現場でどう活かすか」を考える時間として、日々のケアにすぐに応用できるヒントが得られます。経験豊富な講師陣のリアルな声や判断のプロセスを聞くことで、現場での不安や迷いを整理し、自信を持ってACP・看取りケアに取り組む力を養えます。
    (予定している内容)
    ・事前質問への回答:参加者が日頃感じる課題や疑問を講師が解説
    ・困難事例への対応:実際の現場で直面する複雑なケースの対応ポイント
    ・現場への落とし込み:ACP・看取りケアを自施設・自宅で実践するための具体的手法
    ・講師陣による経験共有:成功例・失敗例を交えたリアルな知見

講師

  • 眞鍋 哲子

    株式会社ONMUSUBI
    代表取締役/看護師
    眞鍋 哲子

    ・介護支援専門員
    ・一社)日本重度化予防ケア推進協議会 アンバサダー
    ・産業医科大学産業保健学部看護学科 老年看護学非常勤講師
    ・ヘルスケア産業基盤高度化推進事業 チーフコーディネーター
    ・北九州緩和ケアネットワーク 副代表幹事 

    <経歴>
    ・医療機関(救急・外科・内科・精神科等)に10年勤務
    ・社会福祉法人本城会 特別養護老人ホーム 介護看護統括長
    ・社会福祉法人援助会 特別養護老人ホーム 主任看護師(計23年)
    2006年:介護保険制度改正時、施設看取り加算・経口維持加算の調査、意見提出、普及に携わる
    2012年:介護職員等による喀痰吸引等の法制化(4月施行)における、福岡県での指導第一人者
    2019年:全国高齢者施設看護師会にて講師業を開始
    2021年:新型コロナウイルス感染症対策として、北九州市で全国初となる介護版DMAT設立に携わる
    介護ロボット事業・介護ICT普及に向け、社会福祉法人援助会およびIT関連企業と連携
    2024年:看護と介護の想いを結ぶ会社「株式会社ONMUSUBI」を設立
    2025年7月~:福岡市社会福祉協議会・福岡福祉向上委員会と地域連携開始(五福の家事務所/福岡市南区若久)

    <職種>
    高齢者施設・病院・企業のコンサルティング業/介護医療人材育成/講師業/相談業務全般/執筆業/看護師/介護支援専門員

    <講演内容>
    病院ではない生活の中での看護、看取りケア・ACP、排泄、褥瘡スキンケア、認知症、摂食嚥下、栄養、口腔ケア、感染症予防、ノーリフト、重度化予防、地域の医療介護連携など幅広く対応。

    <執筆>
    『“病院ではない”施設看護の専門性 介護と連携・協働して行う予防的看護ケア【上・下巻】』/全国高齢者施設看護師会
    『利用者の「いつもと違う」を見逃さない! 介護職が押さえておきたい観察・対応のポイント』/中央法規「おはよう21」連載
    「看護師からはじめる つながる介護ケアリポ」(2025年 ワイズマン連載 ほか)
    ※現在、高齢者施設のコンサル業務改善、講師業、伴走型教育を中心に活動中。

    【メッセージ】
    ACPや看取りは、特別な人が行うものではなく、日々のケアの延長にある「生活を支える関わり」です。医療や介護の現場では、「この判断でよかったのか」と迷う場面が少なくありません。このセミナーでは、制度や理論を並べるのではなく、現場で迷ったときに立ち戻れる考え方と判断の軸をお伝えします。正解を押しつける時間ではありません。それぞれの立場での経験を、明日からのケアにつなげるための時間です。どうぞ、肩の力を抜いてご参加ください。

  • 重政 兼悟

    株式会社イエノオト
    代表取締役/看護師
    重政 兼悟

    ・NPO福山エリア救急コミュニティ 理事

    <経歴>
    1978年 兵庫県西脇市生まれ
    1996~2000年 大谷大学 文学部 仏教学科 卒業
    2000~2006年 株式会社ホギメディカル 入社(営業職)
    2007~2009年 岡山労災看護専門学校
    2009~2014年 おかやま労災病院 看護師(循環器内科、血液内科、呼吸器外科・内科を担当)
    2014~2024年 福山市民病院(救命救急センター、内科感染症病棟 主査、内科病棟 主査、整形外科病棟 主査)
    2016~2018年 新見公立大学大学院 看護研究学科 修士課程 修了
    2024年~ いずみ訪問看護ステーション 管理者
    2024年12月~ 株式会社イエノオト 設立
    2025年4月~ しげまさ訪問看護ステーション 開設

    <専門領域>
    ◆救急医療
    ・福山市民病院で急変前対応チーム「RRT」に所属
    ・病棟からの急変前兆候コールに出動し、初期対応を担う
    ・現在は、心肺蘇生法、急変対応、急変前対応シミュレーション研修のインストラクターを務める

    ◆育成
    ・福山市民病院の新人教育委員として「教える人を教える」主査(主任)を担当
    ・「失敗に着目しない振り返り方法」を用いた教育実践により、新人の成長支援に注力
    ・3年間で新人離職ゼロの実績

    ◆緩和医療
    ・看護師1年目よりがん看護に携わる
    ・救命救急センター勤務時にELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラムを受講し、救命救急領域での看取りにも取り組む
    ・母親の在宅看取りの経験を機に在宅看護へ関心を深め、2024年に高度急性期病院を退職し訪問看護の道へ

    「かかりつけ看護師がそばにいることで、『家で過ごしたい』という想いに応えられる」との信念のもと、在宅看護に熱意を注いでいる。

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