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クラインフォーゲルバッハの運動学|重力に適応しながら動く方法を考える

 

開催日 2024年10月15日 開始:20:00 | 終了:21:30 | 開場:20:00
会場 オンラインセミナーのためご自宅で受講できます。
兵庫県伊丹市南町※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 びわこリハビリテーション専門職大学 理学療法学科 教授 講師:冨田 昌夫 先生
定員 40名
主催 エポック
受講備考
関連資料

概要

2024年10月15日(第三火曜日)20:00~21:30【オンライン開催】

お問い合わせはこちらから▼
https://seminar.ep-och.com/products/seminar2145

リハビリテーションの現場で遭遇する一つの大きな課題は、

患者が運動能力的には動作が可能であるにも関わらず、その能力が実際の動作に反映されないことです。

また、積極的に自主トレーニングを行うポジティブな患者もいれば、

不安やネガティブな感情により活動量が低下し、リハビリテーションの進展が遅れる患者様もいます。

それはなぜか?

このセミナーでは脳血管疾患だけでなく、様々な患者様の情動や報酬系の働きを理解し、これらの問題点を解決するために必要なことを学びます。



●●●●なぜ患者様は不安を感じ動きたくなくなるのか?●●●●
残存した運動能力を潜在化させたり、ポジティブな患者、ネガティブな患者を生み出したりする要因の根底にあるのは、

患者自身の身体の変化に伴う「動作イメージと実際の動きの違い」です。

このギャップが生じると、患者は不安を感じ、動きたくないというネガティブな感情に苛まれてしまいます。

それによって、運動能力的には可能であっても、最適なパフォーマンスを発揮できなくなるのです。



この問題を解決するためには、単に動作を繰り返し練習することで成功体験を積ませるだけでは不十分です。

自分でやりたいと思ったことが自分でできたと認識し、

感動したり喜んだりして強化学習ができるように誘導することが極めて大切です。



●●●●小児発達学的に重力に抗して動く方法を学びませんか?●●●●
小児の発達は重力に適応するところから始まり、抗重力伸展活動や抗重力屈曲活動を獲得しながら行動範囲を広げます。

その発達は本人が意図して学習するものではなく、自己組織化によって系統発生的に学習します。

つまり自らの身体で動いて環境に適応しながら成長するのです。



私達は片麻痺患者や脊髄損傷・切断者がどのようなバランス能力を有しているのか、

どのように回復過程を取るべきなのかを考えていかなければいけません。



今回は体幹に上肢、下肢が加わると何が起こるか、というバランス能力について様々なタイプの切断者の機能から考えます。

片麻痺や切断患者のように質量分布の制御に生じる左右アンバランスをどう克服するか、バランス戦略の知見を学ぶことは片麻痺の治療に重要なヒントが隠されています。

プログラム

  1. ●●●●オンラインセミナーのプログラム●●●●
    運動の発達
    ジェネラルムーブメントから考える自発行動について
    原始感覚と識別感覚の補足
    体幹の機能と立ち直り反応
    左右アンバランスの質量分布に対してどのようにバランスを取るのか
    切断患者から考えるバランス戦略

講師

  • びわこリハビリテーション専門職大学 理学療法学科 教授
    講師:冨田 昌夫 先生

    略歴
    1968年 茨城大学工学部 電子工学科卒業

    1975年 国立療養所東京病院附属リハビリテー 

    ション学院 理学療法科 卒業

    神奈川リハビリテーション病院勤務

    1981年 スイス バレンツ病院 勤務

    1986年 神奈川リハビリテーション病院 勤務

    2003年 藤田保健衛生大学 衛生学部看護学科 教授

    2004年 同 衛生学部リハビリテーション学科 教授

    2008年 同 医療科学部リハビリテーション学科 教授  

    2008年 同 大学院保健学研究科 教授

    2012年 同 医療科学部リハビリテーション科、大学院保健学研究科 客員教授(2022年3月まで)

         (2018年10月、同大学は藤田医科大学に名称変更、医療科学部は保健衛生学部に名称変更)

    2012年 佛教大学 保健医療技術学部 客員教授(2017年3月まで)

    2017年 森ノ宮大学 客員教授(現在に至る)

    2020年 株式会社ALTURA顧問就任、教育アドバイザー(2022年6月まで)

    2022年 びわこリハビリテーション専門職大学 教授

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