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医療従事者のための臨床研究・統計学のすすめ|相関と回帰(因果関係)  

 

開催日 2024年8月27日 開始:20:00 | 終了:21:30 | 開場:20:00
会場 オンラインセミナーのためご自宅で受講できます。
兵庫県伊丹市南町※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 九州栄養福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 助教 / PT, PhD, JSPO-AT 鈴木 雄太 先生
定員 40名
主催 エポック
受講備考
関連資料

概要

お問い合わせはこちらから▼
https://seminar.ep-och.com/products/seminar2172


EBP(Evidence Based Practice:科学的根拠に基づく臨床)という言葉は

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士なら誰しも耳にしたことがあると思います。



リハビリテーションの分野におけるEBPを展開するためには、

エビデンスの構築のための臨床研究の積み重ねが重要です。



学校での卒業研究や依頼研究をしたことがない



という臨床家の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は多いと思います。

そのため統計学は学んだことが無いという方も少なくないはず。



“難しそう…”

“自分にはできない…”



そう感じる方も多いのではないでしょうか?



そうではありません。

押さえておくべきことを押さえておけばあなたも臨床研究はできます。



本セミナーは臨床研究をする上で必要な統計学の知識を学び

実際のセミナー中に臨床研究の進め方を実体験することができます。



●●●●臨床研究の進め方を学ぶと研究論文や統計を読むスキルも身につきます●●●●
実は、臨床での思考過程において研究的な視点は非常に重要なのです。



極端に言えば、臨床研究はしなくてもその視点や考え方は理解しておくことが質の高いセラピストの条件とも言えると考えます。



今回、臨床研究の初学者のために6日間に渡ってセミナーを開催することになりました。



・とにかく研究は苦手でやりたくない、けど勉強しないといけない
・臨床研究に興味はあるけど周りに相談できる先輩もいない
・臨床研究を始めてみたけど、やり方があってるのか不安だ


このような方は当セミナーを受講することで悩みを解決し臨床研究に楽しく取り組むことができるようになるでしょう。


●●●●統計学の知識で必要な回帰とは?●●●●


AとBに相関がある。

このような表現はよく耳にすると思います。

相関とはある2つの変数の関係の度合いです。

相関係数が高いほど強い相関があると言えます。



前回のセミナーでは相関についてセミナーを行いました。



今回は因果関係です。

因果とは原因と結果のことであり、2つの変数の原因と結果の関係を知りたい時に用いるのが回帰分析です。

原因となる変数の事を独立変数、結果となる変数の事を従属変数と呼びます。



これらを聞いたことがあるけど、いまいち何のことか分からないという方は本セミナーがおすすめです。

ぜひ、本セミナーで回帰分析を学んでみてください。



●●●●統計学の知識を利用してデータの関連性を調べよう●●●●
例えば生活習慣病の有無で心血管イベントになる可能性が高いかを調べたいとします。

原因となるであろう生活習慣病の有無が独立変数、結果となる心血管イベントの有無が従属変数になります。

このような疑問を臨床で持つことは多々あるため、回帰分析は学会発表や論文執筆において頻繁に利用されています。



本セミナーでは講師の鈴木先生が実際に経験した臨床研究を元に研究デザインの立案から統計解析、データの解釈までをお話頂きます。



臨床研究をしてみたいけど、何から手を付けてよいかわからない
統計解析が苦手で研究に手が出せない
臨床の疑問を研究テーマにすることができない


このようなお悩みをお持ちの方にはぜひ受講頂きたいセミナーとなっております。

本セミナーでは無料の統計解析ソフトを利用しての実演を行いたいと考えています。



●●●●統計解析として利用頻度の高い回帰分析を使いこなそう●●●●


ロジスティック回帰分析、単回帰分析という言葉をよく目にすると思います。

学会発表を聞いていてもよく聞く統計手法です。

我々は疾患と症状の因果関係やある症状と別の症状のどちらが原因でどちらが結果なのか気になることが多いと思います。



そのような臨床の疑問を解決するために用いられる統計解析手法が回帰分析です。

目的変数が量的変数であれば単回帰分析、カテゴリーデータであればロジスティック回帰分析を用います。

このように、データの種類によっても統計解析手法は異なりますし、正規分布しているかどうかによっても違ってきます。



よくわからないという方は、この機会に苦手意識を克服しませんか?


プログラム

  1. ●●●●エポックオンラインセミナーのプログラム●●●●
    回帰分析を用いた研究事例(コホート研究を中心に)
    単回帰分析と重回帰分析、ロジスティック回帰分析
    共変量とはなにか
    オッズ比とリスク比
    統計解析の実際と結果の解釈



    ●●●●鈴木先生から皆様に一言●●●●
    臨床研究の第一歩は日頃の臨床での疑問(クリニカルクエスチョン)です。

    日々患者さんに真剣に向き合っていれば必ず疑問が湧いてきます。

    文献を読んだり書籍を読み漁って疑問を解決していると思います。

    そのような疑問を臨床の疑問(リサーチクエスチョン)に置き換えれば、臨床研究につながります。

    本セミナーを通して一人でも多くの臨床家が研究に興味を持ち、研究的目線で臨床を見れるようになってもらえれば幸いです。



    ●●●●エポックセミナーの統計学オンラインプログラム●●●●
    本セミナーは6回シリーズとなっています。

    もちろん、単発での受講でも理解できるような構成となっております。

    しかし、セットでまとめて受講頂いた方が臨床研究や統計解析の理解度はより深まります。

    セット割引も適用されますのでお得に臨床研究や統計解析を学ぶことができます。



    1日目:2群比較と3群比較(ANOVA) ※詳細はこちら

    2群または3群比較の研究事例(横断研究を中心に)
    アウトカムの尺度と統計手法の選択(t検定、カイ2乗検定、一元配置分散分析と多重比較)
    t検定を繰り返してはいけない理由
    差の程度をみるポイント(p値と効果量、信頼区間)
    統計解析と実際と結果の解釈


    2日目:2元配置分散分析 ※詳細はこちら

    一元配置分散分析と二元配置分散分析の違い
    二元配置分散分析を用いた研究事例(介入研究を中心に)
    ランダム化比較試験とクロスオーバー比較試験
    主効果と交互作用
    統計解析の実際と結果の解釈


    3日目:相関と回帰(相関関係) ※詳細はこちら

    相関と回帰の違い
    対象者数と相関係数、p値の関係
    相関に影響を与える交絡因子
    Pearsonの相関分析とSpearmanの順位相関分析
    統計解析の実際と結果の解釈


    4日目:相関と回帰(因果関係) ※詳細はこちら

    回帰分析を用いた研究事例(コホート研究を中心に)
    単回帰分析と重回帰分析、ロジスティック回帰分析
    共変量とはなにか
    オッズ比とリスク比
    統計解析の実際と結果の解釈


    5日目:感度、特異度、カットオフ値 ※詳細はこちら

    感度と特異度の関係(整形外科テストを例に)
    ROC曲線とは
    研究事例の紹介(自宅退院を予測するカットオフ値の算出)
    統計解析の実際と結果の解釈


    6日目:ケーススタディ ※詳細はこちら

    エビデンスピラミッドにおける症例報告の位置付けと意義
    症例報告と症例集積(ケースシリーズ)研究
    症例報告の書き方と実際

講師

  • 九州栄養福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 助教 / PT, PhD, JSPO-AT
    理学療法士
    鈴木 雄太 先生

     

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